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【緊急!】消費者トラブル注意報 第3号(出会い系サイト)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002126 更新日:2020年8月1日更新

【緊急!】消費者トラブル注意報 第3号

芸能人や大金をくれる異性とメールのやりとりをしていませんか?

出会い系サイト等を通じて、芸能人や芸能人のマネージャーを名乗る人物、あるいは大金をくれるという異性とメールのやりとりをしていませんか?
メールを続けるために多額のお金を支払ったり、アドレス交換をするために多額のお金を請求されたことがありませんか?
出会い系サイトの支払額が高額になったのでメールを止めようとするとメールの相手から「支払った代金は負担する」「今度会ったときにお金を渡す」などメールを続けるよう言われていませんか?
上記の内容に心当たりがある方。「サクラ」と共謀した出会い系サイトに騙されている可能性があります。

相談件数・被害額別件数

相談の概要

【事例1】(20歳代 女性)

 携帯電話の無料ゲームサイトで、メル友を募集し、何人かとメールのやりとりをしていた。ある日芸能事務所のマネージャーを名乗る人物からメールがあり、「ある男性タレントが精神的に疲れている。彼の悩みを聞いて欲しい」と、出会い系サイトへ導くメールが来た。
 その出会い系サイトは一定期間無料でメールの送受信ができるため、無料期間分だけ利用しようと思いメールのやりとりをしていた。無料期間が終わりそうな時にそのマネージャーから「有料分の利用料金はこちらで負担するのでメールを続けてほしい。後日会えた時に返金する」とメールが来たため、その言葉を信じ、利用料金をクレジットカードで支払いメールのやりとりを続けた。
 数か月間にわたり約200万円ほど支払い、メールの相手と会う約束をしても結局会えないことの繰り返しだったので不審に思い始めた。ネットで調べると同様の手口で騙された被害者がいることがわかり、自分もそうだとようやく気づきあわててサイトの利用を止めた。今までに支払った金額を取り戻したい。

【事例2】(20歳代 男性)

 携帯で稼げるというサイトに登録したら、同時に出会い系サイトに登録されてしまった。その出会い系サイトを通じてある女性から「メールのやり取りが24時間無料になるキャンペーンに当選したのであなたからの返事を待っています」とメールがあり、無料ならばと思いメールを返信した。
 女性とメールのやり取りをしているうちに意気投合し、お互いのアドレスを交換する事になった。アドレス交換費用として出会い系サイトに手続料5千円を払う必要があるが、その女性から「アドレス交換に必要な費用は私が負担するので手続きをしてください。」とメールがあったので5千円を支払い手続きをした。
 しかし、出会い系サイトからは女性のアドレスを教えてもらえず、さらに別の手続きをしないとアドレス交換ができないと言われ、コンビニ決済やクレジット代行決済を利用し200万円以上支払ったが、いまだに手続きは完了せず、女性のアドレスは分からない状態である。アドレスは必要ないので今まで支払った200万円を取り戻したい。

消費者へのアドバイス

  • サイト運営業者はメールの内容に責任は負わない等とサイトの利用規約に免責条項を掲げていることが多く、やり取りした相手がいわゆる「サクラ」だったとしてもその立証は難しく、支払った代金を取り戻したり、クレジット代行決済業者との交渉は容易ではありません。
  • 被害に気づいたら、やり取りしたメールは、証拠として残すためにプリントアウトするかデジカメで撮影しておきましょう。
  • コンビニで電子マネーを購入した時のレシートや領収書は保管し、口座間送金は通帳に記帳しましょう。
  • 次のことに気をつけて被害にあわないようにしましょう。
    • 有料サイトの契約はクーリング・オフできないので、サイトの利用規約がない時は利用せず、利用規約がある場合でも内容を確認しましょう。
    • 無料と書いてあっても、登録料金や情報料金が別途かかる可能性があるので、よく確認しましょう。
    • インターネットは匿名性が高く、誰でも芸能人になりすますことができます。見ず知らずの他人が利用料金を立て替えたり、大金を提供してくれるようなことはありえないことを肝に銘じておきましょう。

困った時は市町村相談窓口や県消費生活センターにすぐ相談を