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令和元年度(2019年度)くまもとらしいエコライフ グリーンカーテンコンテスト
グリーンカーテンは、陽ざしをさえぎる効果や、植物から蒸散される水分による冷却効果があり、比較的安価に、誰もが取り組みやすい、省エネ・温暖化対策の1つです。
熊本県ストップ温暖化県民総ぐるみ運動推進会議(会長:蒲島郁夫熊本県知事)では、グリーンカーテンの更なる普及のため、県内全域を対象とした 「グリーンカーテンコンテスト」 を実施しました。
応募期間:令和元年(2019年)5月31日~9月13日
対象:熊本県内の家庭、事業所および学校等において、平成30年度に設置されたグリーンカーテン
応 募 数:家庭部門 27点
企業・団体部門 34点
表彰:カーテンの出来に加え、創意工夫や設置効果、その他アピールポイント等を総合的に評価し、入賞作品を決定しました。
各部門の最優秀賞、優秀賞受賞者には、令和2年(2020年)2月4日に行いました「第12回熊本県ストップ温暖化
県民総ぐるみ運動推進会議」内で表彰を行いました。
たくさんの応募ありがとうございました。
令和2年度(2020年度)もコンテストを実施予定ですので、皆さんの応募をお待ちしています。
家庭部門 最優秀賞・優秀賞
【最優秀賞】渡邊 榮文 さん(山鹿市)
力強く茂った立派なグリーンカーテンです。ダイニングに差し込む日差しを和らげるために設置されたそうです。家庭の生ごみを使った土づくりや、蔓が一か所に集中しなうよう誘引されるなど工夫をされています。
【優秀賞】中山 貴美子さん(菊陽町)
南向きの部屋を涼しくするために設置されました。たい肥で土づくりをした土を土嚢(どのう)に入れ、プランター代わりにされています。ゴーヤの陰になった外壁は、夏の日中に触っても熱くないそうです。
【優秀賞】相馬 博生さん(菊陽町)
10年ほど前からグリーンカーテンを作られています。アーチ状に作られたユニークなカーテンです。エアコンの使用料が減っているとのことです。実もゴーヤチャンプルで楽しまれています。
【優秀賞】淵邉 政博さん(菊池市)
最初はプライバシー保護の観点から設置されたようですが、今ではゴーヤ好きの奥様からの要望もあり毎年設置されています。連作障害を防ぐために土を2年ごとに交換されています。
家庭部門 審査員特別賞
【桃、栗、ゴーヤ3年賞】
吉永 美穂子さん(水俣市)
年々、試行錯誤されながら、御自身の納得のいくカーテン作りに励まれています。
【水俣のジャングル大帝賞】
堀端 久美子さん(水俣市)
帰省されたお孫さんから「まるでジャングル」と言われるほど茂っています。
【熱中賞】
野村 文夫さん(八代市)
土づくりやカボチャの品種改良など、熱意をもって試行錯誤されています。
【Good!育て方・色彩賞】
迎 洋美さん(荒尾市)
茂ったゴーヤと紫の朝顔のコントラストが素敵なカーテンです。
【サンルーム攻略賞】
西坂 健治さん(荒尾市)
ゴーヤカーテンで、夏場に熱くなるサンルームを涼しくすることに成功されています。
企業・団体部門 最優秀賞・優秀賞
【最優秀賞】株式会社ダスキン八代(八代市)
初めてのグリーンカーテンとのことですが、南側の窓に沿ってきれいに茂っています。室内からの眺めが美しく、癒しになっているようです。ゴーヤを通じて、近隣の方や、通勤途中の方との交流が増えたそうです。
【優秀賞】八代市立八代小学校(八代市)
子どもたちが苗を植え、水やりをしながら、校舎前面にグリーンカーテンを育てています。設置前に比べると真夏日は教室の室温が10℃程低くなったそうです。校舎との間の日影が、先生たちの良い通路になっています。
【優秀賞】荒尾市立緑ケ丘小学校(荒尾市)
ゴーヤ、ヘチマ、朝顔を使ったグリーンカーテンです。ゴーヤは食用に、ヘチマは"たわし"に使われています。有明海のノリ養殖用で使われた使用済みの網を再利用してカーテンを設置されています。
【優秀賞】奥阿蘇の茶屋(高森町)
窓が多い店舗で、西日が厳しいため設置されました。直射日光が当たらなくなったことで、網戸と扇風機で過ごすことが可能になったそうです。店内からの景色も涼し気になり、来店されたお客様からも好評だったようです。
企業・団体部門 審査員特別賞
【総合学習賞】
菊陽町立菊陽南小学校(菊陽町)
ゴーヤの蔓、実を活用し、ブローチを作るなど、省エネ対策のみならず子どもの学習に利用されています。
【緑陰賞】
武蔵ケ丘2町内自治会(菊陽町)
プランターから地植えにしたことで上手く育つようになったとのことです。皆さんで協力しながら育てられています。
【朝日遮断賞】
湯前町保健センター(湯前町)
夏場の強い朝日を遮るために設置されました。きれいな緑は、来庁者の方々に涼しさ提供しています。
【グリーンカーテン地域貢献賞】
YKK AP株式会社九州製造所(八代市)
自社での設置の他、地域貢献の一環として八代市内の小学校へのグリーンカーテン設置を行われています。
【ネット強靭化賞】
ヤマハ熊本プロダクツ株式会社(八代市)
海に近く風が強いため、ブロックなどを活用しネットを強固に固定されています。台風にも耐えたそうです。
【武者返し賞】
荒尾市立清里小学校(荒尾市)
5年生の環境学習の一環で、苗植から水やり等の管理を行われています。立派に育ったカーテンは熊本城の武者返しのようです。
【地域コミュニケーション賞】
坂本住民自治協議会(八代市)
ゴーヤの実は来所された方に収穫して持って帰っていただいてるそうです。facebook等での情報発信も行われています。
【実が180個!すごいで賞】
NPO法人子育てサポート 学童クラブ
きくよう 元気クラブ(菊陽町)
180個ものゴーヤの実を収穫されました。ゴーヤチップス等で食べたそうです。
【食品ロス活用賞】
八代市立坂本中学校(八代市)
給食を作る際に出る残さいを肥料にし、土作りに活用されています。水やり、実の収穫を通して、子どもの食育にも繋がっています。
【メンタルヘルス賞】
山鹿市立山鹿小学校(山鹿市)
保健室に設置されたゴーヤのカーテンです。開放的な環境となり、子どもたちにとっても居心地の良い場所となったようです。
【いつまでも元気でいま賞】
デイサービス 暖暖(八代市)
ゴーヤカーテンがエアコンの節電になっています。蔓や実の成長が、施設利用者の楽しみとなっているとのことです。
【ホッ、ホッ蛍来い、校長先生のゴーヤジュースは苦いで賞】
多良木町立黒肥地小学校柳野分校
(多良木町)
前年のこぼれ種から毎年発芽し成長しているそうです。校長先生の大得意なゴーヤジュースで、生徒さんが苦みに悶絶されたそうです。
【ゴロゴロタイム賞】
武蔵ケ丘小学校
学童なかよしクラブ(菊陽町)
子どもたちが昼食後に使う南側の読書室に設置されたゴーヤのカーテンです。心地よく昼寝をする子が続出したそうです。