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新型コロナワクチンの副反応等について
副反応について
新型コロナワクチン接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状(注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等)が現れることがあります。こうした症状の大部分は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。
アナフィラキシーについて
薬や食物が身体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。
じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
起こることは稀ですが、接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。
血管迷走神経反射について
ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。
誰にでも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。
倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。
ワクチン種類別の副反応
(各ワクチンの添付文書をもとに作成)
・ファイザー社・モデルナ社ワクチンについては、ごく稀ではあるものの、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告さ
れています。心筋炎・心膜炎については、新型コロナワクチンQ&A<外部リンク>をご覧ください。
・ファイザー社・モデルナ社ワクチンについては、ごく稀ではあるものの、ギラン・バレー症候群が報告されて
います。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してくださ
い。
・アストラゼネカ社ワクチンでは、ごく稀に、ワクチン接種後に血小板減少症を伴う血栓症(※1)、毛細血管
漏出症候群(※2)、ギラン・バレー症候群などの脱髄疾患(※3)を発症した例が、海外で報告されていま
す。接種後に次のような症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
詳しくは、新型コロナワクチンQ&A<外部リンク>をご覧ください。
(※1)持続する激しい頭痛、目のかすみ、息切れ、錯乱、けいれん、胸の痛み、足のやむくみや痛み、持続す
る腹痛、接種部位以外の内出血(あざ)などの症状。なお、これらの症状の殆どは接種後28日以内に
起きることが多く、また、2回目の接種後よりも1回目の接種後に起きることが多いです。
(※2)手足のむくみ、低血圧などの症状
(※3)手足の力が入りにくい、しびれなどの症状
症状が出たときの対応
ワクチン接種後の発熱や痛みに対しては、医師が処方する薬以外にも、市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬)で対応いただくことができます。また、発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。
症状が特に重かったり、長引くなどがあれば、医療機関等への受診や相談をご検討ください。
接種後の副反応等に関するご相談について
熊本県では、県民が安心して新型コロナウイルスワクチンを接種できるように「新型コロナウイルスワクチンに関する専門的相談窓口」を設置しています。
詳しくは、 新型コロナウイルスワクチンに関する「専門的相談窓口」についてをご覧ください。
健康被害救済制度について
予防接種健康被害救済制度では、予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときに、市町村により健康被害に対する給付を受けられます。
新型コロナワクチンの接種についても、健康被害が生じ、認定された場合は、予防接種法に基づく救済を受けることができます。
詳しくは、新型コロナワクチン接種後の予防接種健康被害救済制度についてをご覧ください。
【副反応に関する詳しい情報】
副反応に関する詳しい情報は以下のページをご参照ください。
・新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)<外部リンク>(厚生労働省ホームページ)
・新型コロナワクチンの有効性・安全性について<外部リンク>(厚生労働省ホームページ)
・新型コロナワクチンの副反応について<外部リンク>(厚生労働省ホームページ)
・厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)<外部リンク>(厚生労働省ホームページ)
このページに関するお問合せ先
薬務衛生課
〒862-8570 熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
(行政棟 新館8階)
電話:096-333-2015
Fax :096-383-1434