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【4月12日】臨時記者会見(県内学校の臨時休校について)
知事コメント
県25例目(市20例目)の患者について
- 昨日、熊本市内において、県内25例目(市内20例目)となる新たな「新型コロナウイルス」の感染者が確認されました。
- この方は、熊本市内にお住まいの医師であるとの連絡が熊本市からあり、県で調査したところ、勤務先は人吉市の球磨病院であることを確認しました。
- 現時点で、感染経路は特定できておりませんが、県では、球磨病院内における院内感染の可能性も含めて、積極的疫学調査を行っているところです。
- この調査に基づき、関係者のPCR検査を速やかに実施することで、感染拡大防止に全力で取り組んで参ります。
- また、球磨病院の救急外来等が休止されることについて、県民の皆様が大変ご心配されていることと思います。
- 県では、万全を期すために、直ちに関係医療機関に要請を行いました。
- その結果、公立多良木病院、人吉医療センター、外山(とやま)胃腸病院の3病院において救急患者を受け入れていただけることになりましたので、ご報告いたします。
学校の臨時休業の検討について
- 次に、学校の臨時休業の検討についてです。
- 熊本市の感染患者の増加に加え、5日には阿蘇保健所管内において、また、本日、人吉保健所管内において感染が確認されるなど、全県的に感染が広まりつつあります。
- また、隣県の福岡県に緊急事態宣言が出されるなど、刻一刻と本県を取りまく感染の状況は深刻さを増しています。
- これらを踏まえ、改めて古閑教育長に対し、再開している学校の臨時休業について検討するよう指示しました
繁華街への外出自粛要請について
- また、繁華街への外出自粛について、昨日、政府から「全国すべての道府県において、繁華街の接客を伴う飲食店等への出入りを控えていただくよう」要請がありました。
- 熊本県では、従前から、一歩先を行く対策として、県民に対し、平日・土日を含め、不要不急の外出や、市街地等の人混みへの外出について自粛していただくよう、お願いして参りました。
- 感染防止のため、県民の皆様には、大変ご負担をおかけしますが、改めて、不要不急の外出自粛に協力していただきますようお願いします。
- しかし、それにより打撃を受ける事業者の方も厳しい状況にあると考えています。
- 国では、労働者の雇用を守るための「雇用調整助成金」や事業の継続を支えるための「持続化給付金」制度が準備されています。
- また、県でも、中小企業等に対する貸付金制度等がありますので、ご活用いただきたいと思います。
- 今後も、感染拡大防止を図りつつ、事業者の皆様の痛みの最小化に努めてまいります。
最後に
- 自らと周りの人を守り、ひいては社会を守るためには、県民の皆様お一人お一人の感染防止に向けた行動が、何よりも大切です。
- 引き続き、手洗い、咳エチケット、マスク着用等の基本的な感染予防に努めてください。
- 県民の皆様には、改めて、不要不急の外出自粛に御協力いただきますようお願いします。特に、「3つの密」を避けることを徹底してください。
- 引き続き、熊本県が一丸となって、新型コロナウイルスと戦っていきましょう。
教育長コメント
- 本日、知事の方から私に対し、再開している学校の臨時休業について、検討するように指示を頂きました。
- 只今、知事からお話がありましたように、熊本市における感染患者の増加に加え、阿蘇保健所管内の感染確認、続いて、昨日確認された県内25例目の感染者が球磨病院に従事する医師であることが確認されました。また、隣県の福岡県に緊急事態宣言が出されています。
- このように本県を取り巻く感染の状況は刻一刻と深刻さを増しております。
- 県立学校においても、いつ感染が広まるか大変危惧される状況にあると判断されます。
- このため、全ての県立学校について、「4月14日から5月6日までの間、臨時休業する」という方向で検討を行い、明日、正式に通知をさせて頂きます。併せて、熊本市以外の市町村教育長に対しても通知します。
- 児童生徒、保護者の皆様には、大変なご苦労をおかけすることになりますが、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。