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国登録有形文化財(建造物)の答申について
国登録有形文化財(建造物)の答申について
令和4年(2022年)7月22日、国の文化審議会において登録有形文化財(建造物)に係る審議が行われ、熊本県内で以下の建造物について、新たに登録するよう答申がありましたのでお知らせします。
この答申を受け、官報告示を経て、正式に国登録有形文化財(建造物)となる予定です。
本県内の登録有形文化財(建造物)は、今回登録分を含めて192件となります。
○宇城市 若城金物店店舗兼主屋(わかきかなものてんてんぽけんおもや)
○宇城市 若城金物店厨房
○宇城市 若城金物店納屋
○宇城市 若城金物店蔵
○西原村 片岡家住宅主屋(かたおかけじゅうたくおもや)
この答申を受け、官報告示を経て、正式に国登録有形文化財(建造物)となる予定です。
本県内の登録有形文化財(建造物)は、今回登録分を含めて192件となります。
○宇城市 若城金物店店舗兼主屋(わかきかなものてんてんぽけんおもや)
○宇城市 若城金物店厨房
○宇城市 若城金物店納屋
○宇城市 若城金物店蔵
○西原村 片岡家住宅主屋(かたおかけじゅうたくおもや)
宇城市 若城金物店店舗兼主屋
江戸時代末期に建てられ、天保13年(1842年)に増築、昭和42年(1967年)に改築された木造2階一部平屋建ての商家です。
東西棟店舗兼主屋に、南北棟倉庫が接続した大型町屋で、背面南西に庭に面した縁側があります。外壁は軒裏まで漆喰で塗りこめた重厚な構えが特徴的です。
東西棟店舗兼主屋に、南北棟倉庫が接続した大型町屋で、背面南西に庭に面した縁側があります。外壁は軒裏まで漆喰で塗りこめた重厚な構えが特徴的です。
全景
内部
宇城市 若城金物店厨房
店舗の背面側に、中庭をはさんで江戸時代末期に建てられた瓦葺の木造2階建てです。
1階は、石貼り土間で東に煉瓦竈(れんがかまど)、西に井戸と流しを配置しています。2階は東半分を吹抜、西半分を板敷としています。
1階は、石貼り土間で東に煉瓦竈(れんがかまど)、西に井戸と流しを配置しています。2階は東半分を吹抜、西半分を板敷としています。
全景
内部
宇城市 若城金物店納屋
江戸時代末期に建てられた瓦葺の木造2階一部平屋建てです。
厨房の南に接続しています。
北半分を平屋建ての味噌倉、南半分を2階建てとし、1階は物置、2階は居室です。格子や突上窓を用いる伝統的な造りで、広大な屋敷構えの東辺を形成しています。
厨房の南に接続しています。
北半分を平屋建ての味噌倉、南半分を2階建てとし、1階は物置、2階は居室です。格子や突上窓を用いる伝統的な造りで、広大な屋敷構えの東辺を形成しています。
全景
内部
宇城市 若城金物店蔵
元治元年(1864年)、敷地の東側に建てられた土蔵造(どぞうづくり)2階建て瓦葺の長大な米蔵です。
現在、内部は土間で上部吹抜としていますが、元は各階板敷でした。1階は窓を設けず、木材を打ち付けて壁を保護しており、米収納の様子を残しています。
現在、内部は土間で上部吹抜としていますが、元は各階板敷でした。1階は窓を設けず、木材を打ち付けて壁を保護しており、米収納の様子を残しています。
全景
内部
西原村 片岡家住宅主屋
阿蘇外輪裾野に所在する瓦葺の木造平屋(中2階)建て住宅です。
明治13年(1880年)頃に建てられ、明治38年(1905年)に増築、昭和30年(1955年)頃に改修されました。
座敷、次の間等の4つの部屋が田の字型に配置されており、元は東に土間がありました。
次の間の南には四畳半茶室が接続しており、竹格子窓等の特徴的な意匠を施しています。
明治13年(1880年)頃に建てられ、明治38年(1905年)に増築、昭和30年(1955年)頃に改修されました。
座敷、次の間等の4つの部屋が田の字型に配置されており、元は東に土間がありました。
次の間の南には四畳半茶室が接続しており、竹格子窓等の特徴的な意匠を施しています。
全景
内部
見学について
上記の建造物は現在、一般公開されておりません。見学を希望される場合は、下記へご相談ください。
○宇城市教育委員会 文化スポーツ課 文化財世界遺産係
Tel:0964-32-1954
○西原村教育委員会
Tel:096-279-4424
○宇城市教育委員会 文化スポーツ課 文化財世界遺産係
Tel:0964-32-1954
○西原村教育委員会
Tel:096-279-4424