本文
畜産(農業研究センター 畜産研究所)
道下 殊代
所属
農業研究センター畜産研究所
現在の業務内容
本県で保有する原種鶏(原種天草大王、熊本コーチン等)の系統維持・改良と増殖や天草大王を利用した飼養試験等の試験研究、天草大王生産農家への飼育衛生管理等の指導を担当しています。
※この記事は、平成27年10月に作成したものです。
今日の業務内容
- 午前:天草大王飼養試験鶏の定期体重測定
- 午後:天草大王生産農家への現地調査・飼育管理指導
今日は、畜産研究所内で飼養試験を行っている県産地鶏「天草大王」の発育調査(体重測定)を午前中に行いました。熊本県では、県内10農場でくまもとの地鶏「天草大王」の生産が行われ、年間約12万羽(平成26年実績)が出荷されています。
畜産研究所では、天草大王をより大きく、よりおいしくするためにDNA情報を利用した肥育試験や鶏に給与する飼料に関する試験などを行っています。
飼養試験は、定期的に体重や発育状況の確認を行って、データとしてまとめていきます。これらの結果は、試験成績書としてまとめ、学会や成果発表会等で報告していきます。その中でも特に優れた結果は、成果として県内に広く普及され、生産者の方々の畜産経営に活かされたりします。
また、研究所内での試験研究の他に、現地で生産者の方が飼育する鶏の状況調査や飼育管理指導なども行うため、午後には、関係機関職員と農場を訪問し、様々な調査を行ったうえで、改善点などを生産者の方々と検討しました。
生産者の方々が「天草大王」を他にはない熊本特有のブランド地鶏だと誇れるように様々な面から支援していきたいと思います。
(10月1日)