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県庁のしごと【農業土木】
ほ場、かんがい施設、農道等の農業生産基盤の整備、農村下水道、水辺環境等の農村生活環境の整備、農村地域の防災保全などの企画立案、調査・計画・設計・積算・工事監督などに従事します。
主な配属先
本庁
農林水産部
出先機関
各広域本部、各地域振興局
先輩職員のはなし
川越 翔太
配属年次 |
所属(所属当時の名称) |
---|---|
平成21年4月~ | 鹿本地域振興局 農地整備課 |
平成24年4月~ | 天草地域振興局 農地整備課 |
平成27年4月~ | 農林水産部 農村計画課 |
現在、担当されている仕事は?
農業農村整備事業に関する新規地区の調査や事業計画審査業務を担当しています。
県の重要施策である「稼げる農業」の実現に向けて、農家の作業軽減や所得向上につながる農業農村整備事業の計画作成に携われることに大きなやりがいを感じます。
事業計画書の審査にあたっては、現場に出向き、地区の現状を把握するように心がけています。現場を直接見ることで、営農状況や地域の生の声を聞くことができるため、机上では分かりづらいその地域が抱えている課題が見つかったり、問題の解決策が浮かぶことが多く、「現場を見る」ことの重要性を実感しています。
これまで印象に残っている仕事は?
天草地域振興局で担当した老朽化した海岸の改修工事と広域農道の整備です。
海岸工事の関係では、潮の満ち引きの影響で、干潮の時間に工事を実施する必要があるため、綿密に工事の工程表を作成し、施工業者や近隣住民の方と打ち合わせを重ねたことにより、工期内に工事を完了できたことです。
広域農道整備の関係では、地元農家の方をはじめ農道沿線住民の方が、開通を待ち望んでおられる中、地域に親しまれる農道とするため、上天草市や地域住民の方と連携し、公募により、「大矢野フラワーロード」という名称をつけ、無事開通式を迎えられたことです。
県職員を志望した理由は?
小さい頃から農家を営んでいた祖父母の影響で、農村振興に携わる仕事がしたいと思い、大学で農業土木を専攻しました。県外の出身ですが、「九州の中心」、「水資源」、「農業農村の豊かさ」など熊本が持つポテンシャルに魅力を感じており、大学で培った専門分野を活かし、また地方分権の重要性が増す中で、農村振興に関し、その中心を担っていきたいという理由から県を志望しました。
県職員の魅力ややりがいは?
農業土木職は、ハード面、ソフト面と様々な角度から農村振興に携わることができます。
また、県内各地の赴任先に実際に居住することで、その地域のイベントに参加したり、地域の方とコミュニケーションを図ることができ、自分の第2、第3のふるさととなっていく楽しみがあります。
(自分も赴任先に居住し、山鹿の温泉、天草の魚のファンになりました!)
さらに、仕事においてもプライベートにおいても、向上心を持った職員の方が非常に多く、自分を研鑽する環境として大変魅力的です。
職場の雰囲気は?
現在の職場は、県の農村振興関係の中心となる課であるため、県の出先機関、国、市町村からの様々な情報が行き交っており、非常に活気のある職場です。関係機関からの問い合わせも多く、県の代表窓口として日々、緊張感をもって業務に取り組んでいます。
志望者へのメッセージ!
入庁当時は分からないことが多く、戸惑うことが多かったですが、上司や周りの先輩の支えもあり、なんとか乗り越えてきました。日々、勉強の毎日ですが、主体的に業務をこなし、努力していくことで必ず成長が実感できる職場です。
また、仕事以外でも同期での飲み会や、サッカー、ミニバレー等のクラブ活動が盛んで、充実した生活が送れると思いますので、一緒にがんばりましょう!!