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県庁のしごと【教育行政・教育事務】
各種教育施策の企画立案・実施、文部科学省・市町村との連絡調整、学校施設・財産の維持管理、教職員の給与や旅費の支給・福利厚生、学校における経理事務など、県教育行政全般や学校事務の幅広い業務に従事します。
主な配属先
本庁
教育庁
出先機関
教育事務所、教育センター、生涯学習推進センター、県立図書館、美術館、装飾古墳館、県立学校、熊本市立を除く市町村立学校、(市町村学校事務センター)
先輩職員のはなし
片山 博史
配属年次 |
所属(所属当時の名称) |
---|---|
平成16年4月~ | 県立矢部高等学校 |
平成19年4月~ | 県立水俣高等学校 定時制 |
平成23年4月~ | 県立第一高等学校 |
平成26年4月~ | 県立苓洋高等学校 |
現在、担当されている仕事は?
実習船「熊本丸」に係る庶務会計全般や水産系学科に係る庶務会計全般、校舎校地の維持管理を担当しています。
苓洋高校は県内唯一の水産系学科を有する高校であり、実習船「熊本丸」(全長53.61m、総トン数446t)を保有しています。生徒が乗船し出港する姿を目の当たりにすると、安全な航海のための船舶整備の重要性を感じます。また、県内では苓洋高校でしかできない実習に取り組み貴重な体験をしている生徒に対して、激励の思いと感動を覚えます。
また、生徒が安心して学校生活を送れる環境づくりのため、学校内の危険箇所を排除することや、より良い教育活動の為の施設整備について日頃から教職員と情報交換を行い、整備することなど、施設運営業務においても「生徒の為になっている」と実感でき、やりがいを感じます。
これまで印象に残っている仕事は?
実習製品の作製に関する業務です。
学校では生徒が授業の一環として、缶詰製品やレトルト食品等の製品を作り、販売しています。私は、製品の材料となる魚や調味料等の購入、調理器具及び包装用機器などの施設設備の維持管理を行いました。
それらを基に生徒が実習を行い、生産から販売までを行う姿を1年次から見ることができました。販売する際の生徒の製品説明やコミュニケーションが上達していく様子や、生徒が創意工夫し新製品作りに取り組む姿など、生徒の成長を目の当たりにできたことで、日頃の業務が生徒の成長に関わっていると実感できたことが強く印象に残っています。
県職員を志望した理由は?
目の前に生徒がいる現場で仕事をすることで、仕事の成果を直に感じることができ、「生徒の為に」という仕事に対するモチベーションを明確に持てると考えたからです。
県職員の魅力ややりがいは?
「県民のために」という、明確な意識を持って仕事ができることです。特に学校では教職員のサポートや施設設備の維持管理などすべての業務が教育に繋がっており、業務の成果を生徒の活動を通じて実感できます。
また、事務室には5名の職員がおり、事務長をはじめ日頃から連携を取り合い、お互いサポートし合いながら業務を行っています。また、学校行事にも積極的に参加しており、業務の成果を直に実感することができる職場です。
志望者へのメッセージ!
教育行政・教育事務の仕事は多岐にわたるので、様々な経験を積むことができます。現在の職場は、全校生徒128名の小規模な学校で、生徒と教職員との距離が近いということもあり、事務職員であっても学校行事や部活動などで生徒と触れ合う機会が多くあります。生徒はよく挨拶をしてくれ、活気がある職場で、生徒の存在により、仕事に対するモチベーションも高まります。
子どもたちの将来、さらには熊本県の未来に繋がる仕事であると実感できる魅力的でやりがいのある職業ですので、ぜひ一緒に働きましょう!