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県庁のしごと【建築】
建築物に関する施策の企画立案や推進、建築確認、建築物や土地利用の規制・指導、くまもとアートポリス事業の推進、県有施設の建設・維持管理、県営住宅の建設・維持管理に関する業務などに従事します。
主な配属先
本庁
総務部、土木部
出先機関
各広域本部
先輩職員のはなし
中村 理恵
配属年次 |
所属(所属当時の名称) |
---|---|
平成22年4月~ | 菊池地域振興局 景観建築課 |
平成25年4月~ | 土木部 建築課建築物安全推進室 |
平成27年4月~ | 土木部 建築課 |
現在、担当されている仕事は?
熊本県独自の建築文化運動である「くまもとアートポリス」で、参加プロジェクト実施の支援や優れた建築物の表彰を担当しています。また、シンポジウムなどのイベントの企画・運営を通して、くまもとアートポリスを熊本の文化的資産や観光資源の一つとして国内外へPRしています。
また、UD(ユニバーサルデザイン)建築物の普及・促進も行っています。
30年近く続いてきた「くまもとアートポリス」をこれからも長く続けていくことは、県職員だけではできません。建築家の方々や地元の建築関係の皆さんなど、多くの方々と「いいものを創りたい」という同じ目標に向かって、一緒に創りあげていくことが必要となりますが、そこに大きなやりがいを感じています。
くまもとアートポリスは熊本県の財産だと、県民のみなさんに言っていただけるよう、身近で親しみのあるものを創っていきたいと考えています。
これまで印象に残っている仕事は?
子どもたちに建築の楽しさを知ってもらうために「こども建築塾」を開催しました。異動してきて初めて担当したイベントで、準備や広報など初めてのことばかりで戸惑うこともたくさんありましたが、多くの方々に協力いただきながら無事に開催することができました。参加した小学生の生き生きとした姿が見られてとても嬉しかったです。このイベントから様々なことを学び、自分の成長に繋がる機会になりました。
また、イベント開催後に「将来は建築家になりたい」という子どもたちや、「ぜひまた来年も参加させたい」といった保護者の方々から、感想やお手紙をいただいた時には、感動とやりがいを感じました。
熊本の将来を担う子どもたちにとって、このイベントが建築に興味を持つきっかけとなり、今後も一緒に熊本の建築文化を盛り上げていけたら嬉しいです。
県職員を志望した理由は?
私は沖縄県の出身です。熊本県は、世界にも例を見ないアートポリス事業に取り組んでおり、またUD事業への取り組みは全国的にトップレベルであることなど、私にとって大変魅力的な県でした。
学生の頃に知り合った障がい者の方がおっしゃっていた「デザインと使い勝手は共存できないのか」という言葉が忘れられず、「誰もが使いやすい、魅力的な建物が当たり前にある街づくりがしたい」と思うようになりました。当時「学びつつ創る、創りつつ育む」をテーマに、みんなで創っていくアートポリス事業の考え方に共感し、ぜひ熊本県で働きたいと思い、志望しました。
県職員の魅力ややりがいは?
県の仕事は多岐に渡り、建築職においては、建物を建てる際の営繕業務や建築確認審査などの許認可業務といった幅広い分野に携わることができます。また、最大の魅力は県内各地の人や文化に触れることができることです。右も左もわからなかった一年目に、初任地の菊池市で、地元の建築士の方々に温かく迎えていただき、技術的なことから地域のことなど多くのことを教えていただきました。
また、周りの方から県の建築職は本当に仲がいいねと言われます。上司や先輩職員にも気軽に相談できる環境で、みんなで仕事をしているという実感があります。よく飲みにも行きます(笑)
月に一回は若手職員での勉強会を開催しており、今の職場では直接関係しない新しい知識を身につけたり、日々の業務の疑問や不安などを相談し合える環境が整っています。
志望者へのメッセージ!
私たちの一番の役割は、県民のみなさんにとって安全・安心な熊本を創っていくことです。建物の安全性の確保や住環境の整備など、日々の暮らしに直結するやりがいのある仕事です。みなさんが大学で学んだ建築の様々な分野の知識や技術を必ずどこかで活かすことができます。
一緒に働ける日を楽しみにしています!