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県庁のしごと【行政・一般事務】
各種施策の企画立案・実施、予算の編成・執行、国・市町村との連絡調整、許認可事務、税の徴収、福祉のケースワーク、用地取得の交渉、経理・庶務など、県行政全般で幅広い業務に従事します。
主な配属先
本庁
知事部局、企業局、病院局、教育庁、議会事務局、行政委員会事務局
出先機関
各広域本部、各地域振興局、個別出先機関
先輩職員のはなし
本田 雅稔
配属年次 |
所属(所属当時の名称) |
---|---|
平成21年4月~ | 総務部 市町村総室 |
平成23年4月~ | 上益城地域振興局 用地課 |
平成26年4月~ | 企画振興部 文化企画・世界遺産推進課 |
現在、担当されている仕事は?
文化振興班で、次世代を担う若者を中心とした新しい芸術文化活動を支援し、若手アーティストや文化プロデューサーを発掘・育成する事業を担当しています。各団体が主催するイベントに補助金を交付したり、若手アーティストが専門家からアドバイスをもらう機会を作ったりしています。
今の仕事を通じて、文化活動に携わる若い方々が資金や人脈、ノウハウの不足に悩まれていることを知りました。この事業の支援によって、彼らがイベントを成功させ、次年度からの活動を発展させたり、他の団体とのコラボレーションにつながったりしたときは、やりがいを感じます。
これまで印象に残っている仕事は?
上益城地域振興局用地課で担当した公共事業のための用地買収です。
道路、砂防ダム建設のために必要な用地を確保するため、地権者と交渉しながら、用地を取得していく業務です。
公共事業のために先祖代々受け継いでこられた土地の譲渡をお願いするので、地権者の方々には事業の趣旨や必要性を納得していただくことが必要です。そのために、まず自分がきちんと事業を理解したうえで説明を行い、地権者の方から信頼されることが大切だと感じました。反対を受けたり、県外にお住まいの相続人の方に直接交渉に行ったこともありましたが、粘り強く交渉を行ったことで最終的には用地を取得することができ、工事完了後、地権者の方から感謝の言葉をいただいたときには、大きな喜びを感じることができました。
また、九州北部豪雨の災害復旧においては、白川河川改修工事のための用地買収に応援で携わることがありました。
当時、水害による被害を受けられた直後に、河川改修工事のための大規模な用地買収がすぐ報道され、地権者の皆さんは立ち退きなどに対する大きな不安と不信感を抱かれ、面会すら応じていただけない方もいらっしゃいました。県民の方々の不安や不信感を少しでも取り除くために、県職員として丁寧な説明や支援をすることが大切だと改めて実感しました。
県職員を志望した理由は?
生まれ育った熊本のために仕事がしたいという気持ちが一番の理由です。私は福岡で大学生活を過ごしましたが、熊本の豊かな自然やおいしい水、食べ物、文化、人の素晴らしさを改めて実感しました。そこで、熊本県民がより幸せな暮らしを送ることができる熊本づくりに貢献し、また、県外の人にも熊本の良さを知ってもらうための仕事がしたいと思い、県を志望しました。
県職員の魅力ややりがいは?
行政職では税務、福祉、土木、企画など幅広い業務を経験できることが一番の魅力ではないかと思います。入庁2年目で条例改正を担当したときには、資料の作成など色々と大変な作業がありましたが、当時の上司から多くのアドバイスやサポートをいただき、無事改正手続きを行うことができました。このように担当する業務において、目に見えた成果が出たときは大きな達成感が味わえます。
また、最近では時間外勤務の縮減や事務の見直しなど、ワークライフバランスの確保に向けた取り組みも積極的で、プライベートの時間も充実させることができる職場です。
志望者へのメッセージ!
県職員の仕事は型にはまった仕事ばかりではなく、積極的に自分から企画を提案したり、プロジェクトを進行させたりと様々な業務があります。
法律に関する知識や文書作成能力なども必要ですが、何より大事なのは、熊本のために仕事がしたい!という気持ちとやる気です。そのような思いを持った皆さん、ぜひ一緒に仕事をしましょう!