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(注目)2月1日から3月18日までは「サイバーセキュリティ月間」です
政府では、サイバーセキュリティに関する普及啓発強化のため、2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」としています。
この機会に一人ひとりがサイバー空間の脅威への関心を高め、セキュリティ対策を徹底するようにしましょう。
最近多く発生している事案をご紹介します。
フィッシングメール等
配送業者、金融機関、ショッピングサイトなどの実在する有名企業を装って、SMSや電子メールを送信したり、SNSを配信したりすることにより、偽のウェブサイトへ誘導し
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- ID・パスワード
- 住所・氏名・生年月日
などの個人情報を盗み取る事案が発生しています。
盗み取られた情報は
- クレジットカードを不正利用して買い物される
- インターネットバンキングの認証番号を利用され、不正送金される
- 盗まれた個人情報が売買され、別の犯罪に悪用される
- 盗まれたアドレスを使って、友人などにフィッシングメールを送信される
などに悪用されるおそれがあります。
被害に遭わないために次のことに気をつけましょう。
- 送信元メールアドレスは装っていることも考えられます。正規のメールアドレスが表示されていても鵜呑みにしないようにしましょう。
- 知人からのSNSについても、乗っ取られたアカウントから送られている可能性があります。むやみに信用するのは避けましょう。
- メールなどに添付されたリンク(URL)を直接クリックするのは避け、アカウント変更の手続きなどは、ブックマークやアプリから入るようにしましょう。
- オンラインゲーム経由でも、対戦相手と見せかけてチャット機能から偽サイトに誘導されることがありますので、個人情報のやりとりは避けましょう。
- セキュリティソフトを常に最新の状態にしておきましょう。
サポート詐欺
ウェブサイト閲覧中、偽サイトまたはポップアップにてウイルス感染の警告画面を表示させ、遠隔操作するなどして、パソコン修復名目のサポート料金を騙し取る、いわゆる「サポート詐欺」被害が発生しています。
更に、年間サポート契約を持ちかけ、数万円のサポート料金を騙し取ろうとするなどの手口もあります。
この手口は、実際にウイルスに感染していないと思われます。
次のことに気をつけましょう。
- 表示された連絡先には絶対に連絡しないようにしましょう。
- 信頼できないセキュリティソフトのダウンロード・インストールはしないようにしましょう。
- 万が一インストールした場合は、「システムの復元」によりインストール前の状態に戻しましょう。
- 遠隔操作により個人情報が流出した可能性もありますので、念のためパスワード等の変更をしておきましょう。
ネットショッピング詐欺
インターネット上のショッピングサイトを利用した、ネットショッピング詐欺が継続して発生しています。コロナウイルス感染拡大により、ネット利用の機会が増えたことも要因の一つと思われます。
最近の手口は、大手ショッピングサイト(特に家具店、電機メーカー)を装ったサイトによるものが多く、URLも正規のサイトの一部を使っており、いかにも正規のサイトと見間違うようなものになっています。また、次々に新しい偽サイトが作成されるため、被害が止まない状況です。
次のチェックポイントに当てはまるならば、偽サイトの可能性大です。
- 全商品が極端に値引きされている。
- 振込先口座が、個人名義、外国人名義である。
- 不自然な日本語表記となっている。
- 店舗の連絡先の表示の記載がない。
- 被害に遭わないために次のことに気をつけましょう。
- 商品名から検索しての購入は控えましょう。
- 購入前に、利用サイトについて口コミ情報などを確認してみましょう。
- 普段利用しているサイトをお気に入りやブックマークに登録して利用する、アプリから利用するなどしましょう。
- 代金引き換え、後払いを利用しましょう。
上記のような被害に遭った際には、遠慮無く警察にご相談ください。