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警察災害派遣隊
1 制定の経緯
東日本大震災における反省・教訓を踏まえ、災害に係る危機管理体制を見直し、大規模災害の発生時における広域的な部隊派遣態勢の拡充を図るため、『警察災害派遣隊』を設置しました。
2 警察災害派遣隊とは
即応部隊(4部隊)
大規模災害発生時において、直ちに被災地等に派遣され、被災地等からの支援を受けることなく活動を実施します。
- 広域緊急援助隊(警備、交通及び刑事部隊)
- 広域警察航空隊
- 機動警察通信隊
- 緊急災害警備隊
一般部隊(8部隊)
災害発生から一定期間経過後に、被災地警察等の機能を補完・復旧するために、捜索、警戒警ら等の警察活動を長期間にわたり実施します。
- 特別警備部隊
- 特別生活安全部隊
- 特別自動車警ら部隊
- 特別機動捜査部隊
- 身元確認支援部隊
- 特別交通部隊
- 情報通信支援部隊
- 支援対策部隊
警察災害派遣隊の即応部隊は全国で運用しており、熊本県警察においても即応部隊として広域緊急援助隊(警備部隊、交通部隊、刑事部隊)と緊急災害警備隊を運用しています。
3 熊本県警察災害派遣隊の派遣状況
- 熊本県への派遣状況
「令和2年7月豪雨」では、災害の発生に伴い、1都2府18県から約800人が、また、「平成28年熊本地震」では、1都2府38県から延べ約2万8千人がそれぞれ派遣され、救出救助活動、交通整理、検視活動、避難所の訪問活動、被災地のパトロール活動等に従事しました。 - 熊本県からの派遣状況
本県からは、「平成29年7月九州北部豪雨」では、福岡県へ広域緊急援助隊が、「平成30年7月豪雨」では、広島県へ広域緊急援助隊、緊急災害警備隊、特別生活安全部隊が派遣され、救出救助活動等を行いました。