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令和3年 第51回全国白バイ安全運転競技大会 優勝(団体2部)
https://youtu.be/8FOXmUdNn60
【4年ぶり5度目の優勝】
令和3年10月8日から10日までの3日間にわたり、全国各都道府県から選ばれた精鋭白バイ隊員による熱き戦い、「第51回全国白バイ安全運転競技大会」が開催され、熊本県警察は4年ぶり5度目の優勝(第2部)を果たしました。
また、個人成績としては、県警交通機動隊の加藤慎太郎隊員が個人総合成績第2位に入賞し、更にはトライアル走行操縦競技第1位、不整地走行操縦競技第3位という輝かしい成績を収めました。
優勝 | 第2位 | 第3位 |
---|---|---|
福岡県警察 | 茨城県警察 | 兵庫県警察 |
11,613点 | 11,501点 | 11,492点 |
※選手3名×4,000点=12,000点満点
優勝 | 第2位 | 第3位 |
---|---|---|
熊本県警察 | 大分県警察 | 愛媛県警察 |
7,691点 | 7,555点 | 7,522点 |
※選手2名×4,000点=8,000点満点
【全国白バイ安全運転競技大会とは?】
全国白バイ安全運転競技大会は、昭和44年に第1回大会が三重県鈴鹿サーキットで開催され、その後、平成5年から茨城県ひたちなか市にある自動車安全運転センター安全運転中央研修所を会場とし、毎年10月に開催されています。
大会は、警視庁、茨城県警、埼玉県警、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、兵庫県警、福岡県警を第1部とし、その他の38道府県及び皇宮警察が第2部となり、第1部が選手3名、第2部が選手2名で競技を行います。
競技種目は、バランス走行操縦競技、傾斜走行操縦競技(スラローム)、トライアル走行操縦競技、不整地走行操縦競技(モトクロス)の4種目があり、バランス走行操縦競技、傾斜走行操縦競技については、ホンダCB1300P(排気量1300cc)を使用し、トライアル走行操縦競技、不整地走行操縦競技については、ホンダCRF250L(排気量250cc)が使用されます。
【競技1日目】
○バランス走行操縦競技
第1種目のバランス走行操縦競技は、二輪車の運転において基本となるバランス技術を競う競技であり、パイロンスラローム、8の字走行、小道路旋回、狭路走行、回避制動などの走行タイム、減点項目等を競います。
パイロンやマーカーへの接触、転倒などは減点項目となります。
本県の選手については、緊張のためかマーカーに接触し減点を受けてしまったものの、持ち前の高い技術を発揮し、バランス走行操縦競技第2部第5位という好スタートを切りました。
○トライアル走行操縦競技
第2種目のトライアル走行操縦競技は、急勾配な斜面や岩などの障害物を利用したコースを制限時間内にどれだけ足を着かずに完走できるかを競う競技です。
足つき、マーカー接触、転倒などは減点項目となります。
高難易度のコース設定であり、他の選手が大幅な減点を受けている中、本県の選手については、ほとんど減点されることなく完走し、トライアル走行操縦競技第2部第1位の成績を収め、また、加藤選手にあっては、減点ゼロでトライアル走行操縦競技個人第1位の成績を収めました。
競技1日目は、バランス走行操縦競技とトライアル走行操縦競技の2種目を行い、団体第2部第1位という成績で終えることができました。
【競技2日目】
○不整地走行操縦競技(モトクロス)
第3種目の不整地走行操縦競技(モトクロス)は、一般道路のようにアスファルトで舗装されているコースではなく、災害現場を想定した不整地の路面にパイロンでコースを設定し、タイムを競う競技です。
パイロンへの接触、転倒などが減点項目となります。
路面が不安定であり、出走順によって徐々に路面の状況が変わるため、選手には臨機応変な対応が求められる非常に難しい競技ですが、本県の選手にあっては、減点等はなく、完走し、不整地走行操縦競技第2部第2位の成績を収めました。
○傾斜走行操縦競技(スラローム)
最終、第4種目の傾斜走行操縦競技(スラローム)は、アスファルトで舗装された路面にパイロンでコースを設定し、タイムを競う競技です。
パイロンへの接触、転倒の他にも車体を傾斜させすぎてタイヤ以外の車体の一部が地面に設置する行為についても減点の対象とされています。
優勝がかかった大一番の場面でかなりの緊張の中、本県の選手にあっては、持ち前の高い技術を十分に発揮し、ノーミスで完走することができ、傾斜走行操縦競技第2部第2位の成績を収め、全種目を総合して、見事に第2部団体優勝という輝かしい結果を残すことができました。