本文
平成29年度「学校版環境ISOの取組」における好事例
平成29年度「学校版環境ISOの取組」好事例紹介
義務教育課
管内 |
学校名 |
特徴的な取組(概要) |
---|---|---|
熊本市 |
環境委員会が中心となり、節水や節電等の取組を全児童で行っている。また、家庭と連携してリサイクルの推進を図っている。さらに、学期ごとにリサイクルに関するイベントを企画するなど独自の工夫を行っている。児童の資源を大切にするという意識が高まり、水、電気、紙の使用量にも改善が見られている。 |
|
企画委員会が中心となり、児童主体の取組ができており、腐葉土づくりから行う緑化活動、節水及び節電活動を行っている。また、家庭と連携した古紙の回収では市の助成制度を活用し、助成金でトイレットペーパーを購入するなど独自の工夫を行っている。児童・職員・保護者・地域が連携し取組が広がっている。 |
||
山鹿市 |
全児童・全職員が推進員となり、学校の環境教育目標を基に宣言項目を定め、組織的、継続的な取組が行われている。特に4~6年生で構成する委員会活動では、教室ロッカー整理の呼びかけ、環境に関する本のコーナー設置などISOに関連した活動の工夫がなされている。このことが、学校の美化や環境に対する児童の意識向上や主体的な行動につながっている。 |
|
宇城 |
エコ美化(ピカ)委員会が中心となり、昨年度の結果をもとに宣言を作成し、全児童及び職員で実践を行っている。運動会でのゴミの持ち帰りの呼びかけや「クリーンクリーン網田」というゴミ拾い活動など、保護者・地域の方への発信が実践されている。児童集会において定期的な取組の周知がなされており、水道の使用量については21.2%減が達成されている。 |
|
玉名
|
美化委員会が中心となり、児童、教職員の行動目標 及び具体的な数値目標を「鍋っ子のISO宣言」とし、各教室及び校内に掲示し、全校児童の意識付けを図っている。低学年の児童にも取組方法及び活動の報告が分かるように配慮するなど意欲付けを工夫している。通学路や海岸等、活動を地域にも広げるとともに、その様子を家庭や地域に発信している。 |
|
環境委員会が中心となり、児童の主体的な活動が行 われている。全校で意識を共有し、「エコストア」や「緑の一日一善運動」など一人一人に役割を分担した活動が行われている。エコキャップ回収の取組では、42.7kgのキャップを回収し、ポリオワクチン13人分のお金になり感謝状をいただいている。充実した取組により、本年度の宣言項目に掲げた数値目標をすべて達成している。 |
||
菊池 |
自然委員会が中心となり、児童主体の取組が行われている。地域の方々と協力し一人一鉢の栽培活動、縦割り班でのボランティア清掃活動等が行われている。また、ホタル王国プロジェクトの取組など充実した環境教育の実践が積み重ねられている。そのため、児童、家庭及び地域において環境美化に寄与する意識が高まってきている。 |
|
児童会のラブ・アース委員会を中心にした栽培環境保全活動、ふれあい委員会を中心にした資源回収活動など、学校全体で児童が主体的に取り組んでいる。児童・職員それぞれに数値目標を含めた宣言が行われている。数値目標に関する継続的な点検・記録も行われている。目標の達成状況の考察や取組の見直しを行い、今後の方向性も示されている。 |
||
阿蘇 |
児童会が中心となり、学期毎に重点目標を設定し目標を放送で呼びかける等、児童一人一人の意識化を図っている。3年生は地域人材を活用した草原学習、4年生はごみの学習、5年生は水俣病の学習といった発達段階に応じた学習が行われている。児童の主体的な活動が、保護者・地域住民の環境保全への意識を高め、学校への協力体制が整っている。 |
|
上益城 |
学級、委員会、教職員、家庭、地域が連携した取組がなされ、昨年度までの優れた取組の「行動」する部分を「意識」→「実践」→「広める」の視点から改めて取り組み直している。また、「水俣病に学ぶ肥後っ子教室」と連動させた、多面的・多角的な取組もなされている。電気代及び水道代の節約についての取組では、昨年度より成果をあげている。 |
|
八代 |
学校・家庭・地域が一体となった環境教育、学校版環境ISOの取組が推進、継続されている。今年度は、特に「見える」環境教育という視点で様々な取組が行われている。今年度、新たにエコピカウィーク(学期末に校庭の見つけにくいゴミなどに注目し清掃する活動)や、プラ資源回収などを行い活動の充実を図っている。PTA環境委員会、日奈久住民自治会とも連携した取組もなされている。 |
|
水俣 |
児童と教職員が、学校キャッチフレーズ「自分から行動を起こそう~真心・笑顔・久木野小~」のもと、全員がそれぞれの環境目標を設定し、目標達成に向けて取り組んでいる。また、環境美化委員会の発案で募集した環境標語をポスターにして、各家庭で掲示する取組などにより、家庭との連携を強めている。 |
|
球磨 |
全児童、全職員が、それぞれ具体的な数値目標を設定し「五木東エコチャレンジ2017」という独自の取組を行っている。毎月末には「エコチャレンジ振り返りシート」を使い、取組の課題を明らかにしながら翌月の活動につなげている。節電や節水、リサイクルなど主体的・継続的な取組により、環境問題に対する児童の意識が高まっている。 |
|
天草 |
活動の核を環境委員会が担い、学校総体として学校版環境ISOに取り組んでいる。本年度で閉校ということで、「最後まで美しい瀬戸小学校に」という目標のもと、分別の仕方や掃除用具の使い方を徹底し、新しい学校での環境美化にもつなげるようにしている。学校での取組を家庭版環境ISOに拡充しており、学校の取組が環境に対する地域の意識の向上にも貢献している。 |
管内 |
学校名 |
特徴的な取組(概要) |
---|---|---|
熊本市 |
生徒会の各委員会が中心となり、全校生徒で節水や節電、ごみの分別などの環境保全活動に取り組んでいる。また、腐葉土づくり、こぼれ種による苗づくりなどの循環システムづくりを行い、震災からの復興を緑化活動と結びつけ、生徒の意欲につなげている。実践内容を充実させたことで、生徒の環境保全に対する意識が向上している。 |
|
生徒会、整美委員会及び各委員会が中心となり、昨年度の見直しを基に、生徒集会で学校版環境ISO行動項目宣言を行い、全生徒が主体的に環境保全活動に 取り組んでいる。また、地域と連携して「河内川の清掃活動」に参加したり、環境緑化活動を班ごとに行ったりすることで、生徒の主体性を育てている。取組の成果として、電気及び水道使用量について、昨年度に比べ大幅な減少が見られている。 |
||
山鹿市 |
全生徒が推進員となり、明確な到達目標の下に宣言項目を掲げ、委員会活動や学級の係活動とリンクさせた取組を行っている。エコ委員会による紙リサイクルボックスの設置やアルミ缶リサイクルクラスマッチの実施、花委員会による花いっぱい運動や保護者・地域への花苗配付など工夫された取組がある。数値目標の設定や、参加率や収益を数値で示すことが、現状の分析や新たな目標の設定に役立っている。 |
|
宇城 |
環境人権委員会が中心となり、本年度新たにペットボトルキャップの収集を実践している。また、部活動毎のボランティア活動、「みなと祭り」後の清掃ボランティアを行い、保護者・地域の方へ取組を発信している。校内研修において環境ISOの取組の見直しを行い、今後の対策について検討されている。平成26年度からの電力・水使用量の比較がなされており、水の使用量が昨年度に比べ3%減となっている。 |
|
玉名 |
生徒会が中心となり、昨年度までの反省を基に目標 を設定し、生徒と教職員で共有し取り組んでいる。「地域ボランティア活動」として活動を地域に広げ取り組んでおり、地域から学校への協力も増えている。さらに、生徒が活動状況や目標の達成状況を掲示するなど、生徒の取組への意欲付けを行うとともに、活動の見直しにも利用するPDCAサイクルが確立している。 |
|
菊池 |
これまでの取組を継続しながら、生徒会の環境美化委員会が中心となり、生徒を主体した取組が行われている。環境教育の先進校として充実した実践に取り組まれてきた学校であり、特にリユース紙とリサイクル紙の分別については学校全体で取り組まれている。生徒や職員の再利用への意識が高まり、身近なところから環境を守る活動に取り組まれている。 |
|
阿蘇 |
学校全体(生徒・教職員)で「美化と節約」をテーマに具 体的な数値目標を設定し、エコ活動に取り組んでいる。特に、紙や電気の使用量については大きな成果を示し、教職員の意 識の高まりが生徒の指導につながっている。環境美化におい ては「灯油使用の記録」や「掃除リーダーによる点検」「月別電気使用量のグラフ化」等、生徒が主体的に活動を行っている。学校全体の業務改善の指標としても活用され、学校全体で組織体とした取組が行われている。学校全体で環境に対する意識が高まっている。 |
|
上益城 |
生徒会のISO推進委員会(環境美化委員会)が中心となり、「できることからはじめよう」を合言葉に身近な「節電」「節水」「ゴミの減量化」を柱に活動している。特徴的な取組として、年に2回地域の方々と一緒に「緑川一斉清掃」に参加している。意識調査を全校生徒に行い、各項目の取組状況と合わせてしっかりと成果と課題が捉えられており、次年度への見直しが図られている。 |
|
八代 |
生活環境委員会が活動の牽引役となり、緑のカーテン事業や落ち葉拾いボランティア等の取組を企画し、全校生徒に呼びかけて活動の輪を広げることで、宣言項目、数値目標の達成実現につなげている。また、当該校は日奈久小学校と隣接し、小中合同で環境ISOの取組を行っている。小学校からの経験を生かし、中学生のリードのもとに剪定作業やクリーン作戦などの清掃活動が実施されている。 |
|
芦北 |
全児童・全職員がこれまでの取組を見直し、水俣第二中学校版環境ISO宣言項目を設定している。地域での資源分別収集活動への参加が21年目となり、当該校の特色となっている。また、自分で出したごみを家庭に持ち帰るという「MYバッグ」の取組により、ごみの減量につなげている。取組をまとめた壁新聞の掲示や環境コーナーの設置により啓発にも努めている。 |
|
球磨 |
生徒と職員が具体的な数値目標を入れたISO宣言を作成し、学校総体となって環境教育を推進している。また、給食センターと連携しながら、給食の残菜ゼロへ向けた取組が行われている。さらに、環境委員会が中心となって、教室から出される可燃物の量を毎月グラフ化し掲示することで、ゴミの減量への意識化を図っている。あらゆる活動を視覚化することで、目標を明確にしながら計画的に実践することができている。 |
|
天草 |
環境ボランティア委員会が中心となり、全校生徒でのペットボトルキャップを使ったアートの制作など楽しみながら環境問題に向き合う活動を実施している。また、環境ボランティア委員会作成の家庭版環境ISO取組シート活用し、学校の取組を家庭や地域に広げ啓発にも取り組んでいる。昨年度と比較すると節電で5.3%減、節水で12.2%減、ごみの削減で10%減と数値目標を大きく超える成果を出している。 |
管内 |
学校名 |
特徴的な取組(概要) |
---|---|---|
阿蘇 |
Sブロック(1~4年生)では、学校版環境ISOの取組を身近に感じるような取組、M・Lブロック(5~9年生)では、取組の成果を家族や地域に発信する取組を行い、環境問題に対する意識の高揚を図っている。「節水」・「節電」等に加え、これまで取り組んできた「土着用微生物」を活用し、環境保全活動にも取り組んでいる。高森東中学校が伝統的に行ってきた活動に高森東小学校が加わり発達段階に応じた系統的な取組になっている。 |