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令和2年度 熊本地震被災文化財復旧情報発信出前授業を実施しました!(11月分)
県文化課では、平成30年度から「熊本地震被災文化財復旧情報発信出前授業」を行っています。この授業では、文化財の価値や保護の必要性を広め、守り受け継いでいくことの大切さを伝えていくために、熊本地震で被災した文化財の復旧への取組みを題材にしています。県内の小中学生を対象に実施し、2年間で30校、約1,700人が参加しました。
11月に実施した3回についてご紹介します。
1. 天草市立河浦中学校(令和2年11月11日)
<感想>自分たちの周りをちゃんと見てみると、歴史がたくさんつまった町だなと思いました。河浦町にも大切な建物や祭りなどが多くあって、それを私たちが受け継いでいかないといけないなと思ったし、建物などが壊れてしまったときはもとの材料を使って直していってほしいなと思いました。熊本県には、文化財がたくさんあるので全部見に行ってみたいと思ったし、伝統をずっと大切に守ってきた人たちにも会ってみたいなと思いました。(2年生生徒)
2. 阿蘇市立一の宮中学校(令和2年11月20日)
<感想>授業の最初、「文化財とは何ですか?」と質問されて答えることができませんでした。でも、50分間という短い時間でしたが、理解することができました。今、阿蘇神社を建て直してくださっている方々に感謝を忘れないようにしたいと思います。今日知ることができた内容を大切に守り、引き継ぐことができるよう、自分たちでこれから何ができるか考えながら生活したいと思います。(3年生生徒)
3. 玉名市立八嘉小学校(令和2年11月26日)
<感想>興味のなかった文化財でしたが、出前授業がわかりやすくて楽しかったので、もっと知りたくなりました。また、知らない文化財やお祭り、建物など、多くの新しいことを知ることができました。復旧活動や文化財の救助活動、発掘の様子の写真も見られたし、土器をさわることができて、良い体験でした。(6年生児童)
(文責:文化課)