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熊本県学校支援チームについて
1. 「熊本県学校支援チーム」とは
平成28年熊本地震の際、指定の有無に関わらず多くの学校が避難所となり、県内各地の学校において長期の休校が発生しました。行政職員による対応が追い付かない中、学校の教職員が避難所運営、安否確認、学校再開の準備、心のケア対応等に従事しました。
この経験・教訓を活かして、被災地の学校教育の早期再開を支援するため、平成30年6月、「熊本県学校支援チーム」を発足させ、防災や災害時の学校運営についての専門的知識と実践的対応能力を備えた教職員を養成するとともに、学校の防災体制の強化を図っています。
2. 隊員について
所属長から推薦のあった教職員(管理職以外)で、県が実施する研修を修了した者を任命しています。管理職に登用された場合は準隊員となり、研修の講師等を担っています。
令和4年3月24日現在、173名の隊員がいます。
3. 活動内容
○大規模災害発生時
・学校再開に向けた体制づくりに関する助言
・児童生徒の心のケアに対応する教職員への助言
・学校における避難所の開設初期段階での運営に対する助言など
○平時
・防災教育に関する研修会等の講師
・各学校の防災主任に対する助言など
4. 派遣要件
以下に掲げる事態が推測される場合、教育長が支援チームの派遣を決定します。
- 震度6弱以上の地震が観測された場合で、甚大な被害が推測される場合
- 上記のほか、災害により複数の市町村で学校が避難所となることが推測される場合
ほか、被災地の状況を踏まえ、教育長が総合的に判断して派遣します。
5. これまでの派遣実績
以下のPDFファイルをご覧ください。