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【天草高等学校】天草市と共催で環境シンポジウム「アマプロ2023」を開催しました
令和5年8月26日に、アマプロ(Amakusa Protect Project)2023を開催しました。
アマプロとは天草市と共催で開催している市民対象の環境シンポジウムで、今年で3回目となります。
本年度は「生態系の保全」がメインテーマで、午前中に講演と研究発表、パネルディスカッションを行い、午後にポスター展示とアマモの定植体験を実施しました。
<講演>
城河原地域づくり振興会環境推進部会の金井様から「内野川のホタルと環境保全」と題して、これまでの長期間にわたるホタルの保全活動と地域の小学校での環境学習の取組についてお話しいただきました。ホタルの研究について参考になる内容が多く、勉強になりました。
<研究発表>
ホタル班の1年生が研究発表を行いました。シンガポールのGlobal Linkで発表した内容を1年生が引き継ぎ、継続研究を行う初めの一歩となりました。
<パネルディスカッション>
パネリストに馬場天草市長様、御講演いただいた金井様、科学部卒業生を迎え、現役科学部員を交えて行いました。天草市での環境保全の取組を知ることができ、また、城河原地域づくり振興会が取り組んでいる環境学習に本校科学部も参加させていただく等、地域との連携についても話が及びました。
<アマモの定植体験>
午後からは、ポスター展示と市民を対象にしたアマモの定植体験を行いました。科学部アマモ班は、2022年9月に「STI for SDGsアワード」で次世代賞を受賞しました。受賞に際し評価された項目の一つが、本環境シンポジウムで地域住民とのアマモの定植体験を通して行う、海のアマモ場再生活動です。新型コロナウィルス感染症のため、アマモの定植体験は3年ぶりの実施となりましたが、多くの方々に体験していただきました。アマモの種子は発芽した後、15cm程に育った段階で本校が預かり、科学部で海に定植します。
多くの市民の方々に御来場いただきありがとうございました。また、共催の天草市には多大なる御協力をいただき、誠にありがとうございました。