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令和3年度熊本地震被災文化財復旧情報発信出前授業を実施しました!part3
県文化課では、平成30年度から「熊本地震被災文化財復旧情報発信出前授業」を行っています。この授業では、熊本地震で被災した文化財の復旧への取組みを題材にし、文化財の価値や保護の必要性を広め、守り受け継いでいくことの大切さを伝えています。県内の小中学生を対象に実施し、3年間で45校、約2,200人が参加しました。
本年度11月上旬から中旬にかけて実施した3回の授業についてご紹介します。
参加者の感想
1 南小国町立市原小学校4年生(令和3年11月5日)
・文化財についてあまり知らなかったので今回詳しく知ることができてよかったです。それから改めて文化財を大事にしようと思いました。自分達が受け継ぎ、文化財を残していきたいです。
・自分の家の近くに文化財があってびっくりしました。市原小学校の周りにもたくさんあるのがすごいと思いました。スサノオノミコトや牛頭天王、阿修羅など、神様がたくさんいるのもすごいと思いました。
2 荒尾市立桜山小学校4年生(令和3年11月12日)
・有名なものは東京などにあるので、熊本県に文化財があるなんて知らず驚きました。野原八幡宮に行って、祭りをどのように進めるのか実際に見に行きたいと関心を持ちました。地震が起こった後、一生懸命工事をされていてすごいなと思いました。他の地域や、市、県の文化財のことも知りたいです。
・いろいろな文化財があることが分かりました。継承者がいなくて11この文化財(地域の芸能などの無形民俗文化財)が休止になっていることや地震でこわれた神社を元の部品を生かして修理していることにびっくりしました。もっと継承者を増やしたいです。そしてもっといろいろな文化財を知りたいです。
3 上天草市立上小学校4年生(令和3年11月17日)
・私は歴史が好きなので、昔の人の思い、暮らし、道具などいろいろなことが分かる文化財について知ることができてよかったです。また、文化財を守ろう、残そうとしている人が多くいて、様々な活動が行われていることを知りました。私も自分にできることをしていきたいです。
・文化財はいろいろなところにあること、地域の人々の助けがあって残されているけれど捨てられかけた文化財があることも知りました。まだ、文化財のよさを知らない人たちによいところを伝えられるよう頑張りたいです。
(文責:文化課)