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今年度のキャリア教育研修会は、令和2年4月から小・中・高の全ての学年で活用することとなっている「キャリア・パスポート」の内容一色でした。
キャリア・パスポートとは、「児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのこと」とあります。(文部科学省「『キャリア・パスポート』の様式例と指導上の留意事項」より)
先々の学習や目指すところを見通して意欲を持ったり、振り返って自分についた様々な力の自覚をしたり、そうした意欲や力の自覚によって子供たちが自己肯定感を高め、将来への展望を豊かに描くことをねらっています。加えて、これらを教師や保護者、時には地域の方々と共有して、12年間を通して子供たちを育てていくためのものでもあります。
研修会では、中学校区ごとに作成・活用に当たっての共通理解事項や今後の工程を協議していただきました。多くの先生方が子供たちの喜ぶ姿を想像されていたのでしょう。どのグループの先生方も目を輝かせて熱心に協議していただきました。
キャリア教育は「学びに向かう力」に強く結びついています。先生方の御努力が、子供たちの様々な成長として表れることを確信しています。