【宇城:農業普及・振興課】果樹基盤整備の先進地視察研修を実施
宇城地域では、カンキツの主産地として生き残っていくため、果樹産地協議会を中心に、農地の担い手への集積や集約あるいは条件整備で働きやすい樹園地の将来的な構想を検討しています。
この取組の一つとして、優良な果樹園を引き継ぐために、若手生産者の代表と協議会事務局員の計13名が、先進的な基盤整備の取組事例について、福岡県みやま市山川の五位軒(ごいのき)集落を1月30日に視察しました。
伍位軒集落では、国や県の補助事業を活用しながら、優良品種への改植と併せて、品質と作業性を向上させるため、計画的に園地整備をしていました。当集落で基盤整備が円滑に進捗する主な要因として、地域のリーダーを中心に生産者の結束が強く、事業の合意形成が早いことを学びました。
宇城地域で樹園地整備を円滑に推進するためには、本事例を参考に、若手生産者を中心とした地域の結束・合意形成を支援していく必要があります。
今後とも、農業普及・振興課では、樹園地整備が検討されている集落での勉強会等を通じて、残すべき樹園地を働きやすく、高品質果実が生産可能な樹園地へ変えていく啓発活動を行っていきます。
室内検討の様子
基盤整備の状況