【宇城:農業普及・振興課】トマト等施設栽培終了後には害虫を外へ出さないで!
ミニトマト、メロン、キュウリ等の施設栽培が盛んな宇城地域では、令和3年産トマト・ミニトマトにおいて、タバココナジラミの媒介するトマト黄化葉巻病が多発し問題となりました。そこで、5月17日に生産者、JA、市町、県を参集した病害虫対策会議を開催し、地域の現状や課題の協議を通して、令和4年産の被害低減に向けた防除意識の醸成や取組計画の策定を行いました。
具体的な対策の一つとして、栽培終了後にコナジラミが野外へ出ないようにハウスを閉め切り、作物や雑草を枯らして殺虫する「密閉処理」を徹底するため、関係機関でハウスを巡回して適正な処理を確認・指導しました。
6月上旬と下旬の2回、栽培終了しているメロンやトマト類を対象に巡回したところ、ほとんどの農家で適正に処理されていましたが、中には雑草が残っているほ場もあり、処理状況確認票の掲示や啓発チラシの配付により、密閉処理の徹底を呼びかけました。
今後、7月にはキュウリのハウスを巡回し、広く対策を周知する予定です。また、育苗や定植時、栽培期間中における農薬のローテーション防除等についても指導していきます。
各ハウスに処理状況確認票を掲示
適正な密閉処理を生産者に説明