【宇城:農業普及・振興課】宇城地域のカスミソウ、県花き品評会農林水産大臣賞を受賞
2月21日~22日に開催された熊本県花き品評会(152点出品)で、宇城市三角町戸馳の浦川洋光さん(34歳)の黄色に染めた「宿根カスミソウ」(品種名:アルタイル)が、グランプリである「農林水産大臣賞」を受賞されました。これは、切り花としての品質の高さや、高度な染色技術が評価されたためです。
宇城地域では、海岸島しょの冬季温暖な地域を中心に洋ランや切り花、鉢物が栽培されており、その中でも宿根カスミソウは27戸の農家が栽培しています。宇城地域の特色は、市場単価の高いブランド品である2L規格品(草丈80cm以上)、量販店向けのレギュラー品であるM・S規格品や染品(染色した宿根カスミソウ)など、幅広い市場ニーズに対応した生産を行っているところです。
また、今年は燃油高騰で十分な加温がしづらい状況でしたが、電照・蒸し込み処理等、農研センターの新技術を現地に導入し、需要期に出荷できるように、省エネ・高品質栽培に取り組んでいます。
農業普及・振興課としては、このように、農家のニーズに合わせた技術支援を継続し、農家の所得向上につなげています。
受賞したカスミソウ
カスミソウの栽培ほ場