【宇城:農業普及・振興課】宇城で初、地理的表示(GI)産品誕生
令和3年10月7日、「くまもと塩トマト」が地理的表示(GI)保護制度の産品に登録されました。
GI制度は、地域伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性と産地との結び付きを特定できる名称(地理的表示)が付されているものについて、知的財産として国に登録できる制度です。
登録のメリットとしては、国からの「お墨付き」であるGIマークを添付することができる点です。このマークが、消費者にとって真正な地域産品の目印となり、類似品との差別化ができます。また、登録した名称及びマークの不正使用に対しては、国が取締りを行います。
「くまもと塩トマト」は、八代海沿岸の土壌塩分の高い干拓地で栽培されている小ぶりで糖度の高いトマトで、八代GIブランド推進協議会と不知火塩トマト出荷協議会の共同申請で登録されました。当課及び県南広域本部農業普及・振興課では、この制度の運用が始まった平成27年から、登録に向けての支援を行ってきました。県内のトマト産地との調整などを経て、令和元年12月に登録申請し、スタートから登録まで5年以上かかりました。
10月25日に開催された不知火塩トマト出荷協議会生産者会議では、生産者の方々から感謝の声を頂きました。今後は、出荷用包材のGIマーク添付について支援していきます。
GIマーク
くまもと塩トマト