英語授業づくりプロジェクト
「第1回管内等研修」【阿蘇】(中学校)
〇阿蘇教育事務所 第1回管内等研修【中学校・義務教育学校(後期)】
期日:令和5年6月9日(金曜日)
会場:阿蘇市立一の宮小学校
★当日の研修の様子★
阿蘇管内の中学校・義務教育学校(後期)の英語担当教員14人の先生方が参加されました。阿蘇管内の研修テーマは、「主体的に、英語で考えや気持ちを伝え合う児童生徒の育成に向けた授業づくりの構築~共に考え、共に実践し、共に成長し合う教職員集団を目指して~」です。
最初に、阿蘇教育事務所指導主事より、「令和4年度 県学調の結果から」と題して、管内の中学校英語教育に係る成果と課題について、具体的な説明がありました。また、協議の柱として、主体的な学びにつなげる授業改善の問題提起がありました。
協議の柱に基づき、プロジェクトリーダーである産山学園 井教諭と阿蘇市立一の宮中学校 安田教諭から、日頃の授業実践についてそれぞれ発表いただきました。
井教諭からは、「主体的な学びの姿」の具体、また、英語で伝え合ったり、発信したりする事例やアウトプットにつながる事例に授業実践を踏まえて紹介いただきました。
安田教諭からは、生徒が英語で「発信しようとする姿」とはどのような姿なのかについて、適切な表現を使えるようになる表現活動の実践例や、伝える内容をもって相手に分かりやすく興味を高めながら伝えようとする実践例を紹介いただきました。
また、定期テストについて、何を測るのか、何を考えさせるのかを、試行錯誤しながら工夫・改善を図っておられる取組をお話いただきました。
協議及び演習では、学年に分かれて教科書の共通単元をもとに、本研修のねらいを踏まえた単元構想づくりが行われました。協議では、生徒の主体的な学びを目指すためにも「単元終了時の生徒の姿」(生徒の英文レベルで考えることも含めて)を明確にもって単元構想をすること、また、「単元の目標(具体的な生徒の姿)」⇔「評価規準」、「(本時の)めあて」⇔「まとめや振り返り」の整合性についても確認されました。
今年度、阿蘇管内は熊本県中学校英語教育研究大会(阿蘇大会)を10月に控えています。管内の小学校・義務教育学校(前期)を含めた英語担当の先生方が、英語教育の充実のために、一丸となって日々の授業実践や研究に取り組まれる姿勢が伝わってくる研修でした。