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くまもと空港ターミナルビル向かいの公園整備について検討してほしい
阿蘇くまもと空港周辺には、開港以来、空港機能の維持や安全の確保、さらには騒音対策のために、一定規模の緩衝地帯を設けています。この区域の大部分は県有地であり、空港運営に支障が生じないよう、航空法による高さ制限などの規定に基づき、県が維持管理を行っています。
また、この区域は、阿蘇を背景に航空機の離発着を間近に見ることができる絶好の景観スポットとして、特に休日には、航空機を見学する方や写真を撮影する方などが多く訪れる場所となっています。
このような中、去る3月28日、2020年4月から阿蘇くまもと空港を一体的に運営する民間事業者が決まりました。今後は、民間のノウハウやビジネスネットワークを生かした新しいターミナルビルの建設や航空路線の充実などにより、空港の一層の活性化が期待されます。このため、県としても、新たな運営権者と連携しながら、空港周辺の県有地の有効な利活用方法の検討を進めていきたいと考えています。
今後とも県政への御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。
(平成31年4月 担当課:交通政策課)
漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターの像の新たな設置を検討してほしい
「麦わらの一味」の像の設置は、「復興プロジェクト」として進めているものであり、ルフィ像をはじめ、一味の仲間たちの像の見学に訪れる方が増えることで、被災した地域の復興につながっていくものと期待しています。
ただ、一味のキャラクターの数に限りがあることから、全45市町村を対象に実施することができず、来訪者の周遊のしやすさやコンパクトな範囲に設置していくことが重要との有識者の意見も踏まえながら、先月、「麦わらの一味『ヒノ国』復興編」として設置場所を決定し、公表したところです。
現在、関係者と合意しているのは、「麦わらの一味」のキャラクターのみであり、まずは、その8体の像の設置を着実に進めていきたいと考えています。
いただいた御意見も参考にしながら、「麦わらの一味」のメンバーの像の設置を進めていく中で、より多くの方々に県内全域の魅力を感じてもらえるよう知恵を絞って参りますので、引き続き、県政への御理解と御協力をよろしくお願いします。
(令和元年5月 担当課:秘書グループ)
鳥獣害狩猟免許試験について、より多くの方が受験しやすいよう会場、時期等の見直しを行ってほしい
狩猟免許試験の会場及び時期についての御意見を拝見しました。
狩猟免許は、イノシシ等による農林水産物被害への軽減に欠かせない免許です。御指摘のとおり、県内の狩猟者の高齢化による減少傾向を踏まえ、県では、狩猟免許試験開催の回数、時期、場所の見直しを行って参りました。
具体的には、平成20年度まで年2回行っていた試験を、平成26年度以降は年6回に増やすと共に、年間を通した受験の機会を設けるため、試験の時期も6月から翌年1月まで拡大しています。
また、試験会場につきましても、受験者の在住地を考慮し、宇城、阿蘇、球磨、天草、熊本市(2回)としているところです。
昨年度、県下全体では452名が受験され、そのうち、玉名地域から39名の受験があり、その約半数の方が熊本市で受験されています。
今後も、より多くの方々が狩猟免許試験を受験できるよう、地域の受験者にも配慮した試験会場について検討を続けて参りますので、県の取組みに御理解をいただきますとともに、引き続き、農作物への被害防止に向けて御協力いただきますようお願いします。
(令和元年6月 担当課:自然保護課)
受動喫煙を防止するための対応を行ってほしい
改正健康増進法は、望まない受動喫煙を防止するため、施設の種類に応じた受動喫煙対策を行うことを主な内容としています。
これにより、本年7月1日から、学校、医療機関、児童福祉施設等及び行政機関の庁舎においては、敷地内の屋外に受動喫煙を防止する措置がとられた喫煙場所を設ける場合を除き、原則敷地内禁煙となります。
また、上記以外の施設については、来年4月1日から原則屋内禁煙となり、施設の屋内で喫煙するためには国が示す基準に適合した喫煙専用室を設けるなど、新たな対策が必要となっています。
このため県としましては、各施設管理者を対象に、受動喫煙防止対策を適切に進めていただくため、法の趣旨や必要な対策等について記載したパンフレットやポスター等の作成・配布及び説明会を通じた周知を図っているところです。
今後も、望まない受動喫煙が生じないような環境づくりのため、引き続き周知啓発に取り組んでまいります。
今後とも県政への御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。
(令和元年6月 担当課:健康づくり推進課)
熊本県立総合体育館のフリーWi-Fiについて、資料閲覧室やプールでも使用できるようにしてほしい
今回の御意見の内容は教育委員会の所管となりますので、知事からの指示により、教育委員会から回答させていただきます。
日頃から熊本県立総合体育館を御利用いただき、ありがとうございます。
同体育館は、昭和57年の開館以来、本県の中核スポーツ施設として、たくさんの県民の皆様に御利用いただいています。
今年度は、8月の全国高等学校総合体育大会に引き続き、11月から12月にかけての2019女子ハンドボール世界選手権大会と、全国・世界規模の大会が開催され、本県においても大会の成功に向けて一丸となって取り組んでいるところです。
今回ご意見をいただきました、くまもとフリーWi-Fiにつきましては、観光・ビジネス客の誘致、災害時や大規模イベント時の通信手段の確保、施設利用者及び外国人来訪者の利便性向上等を目的として、本県内の主要箇所(駅、空港、公共施設等)への整備を進めています。
その上で同体育館の設置場所については、限りある予算の中で最大限の効果が発揮できるよう、施設の中でも特に利用者が多い場所(1Fホール、大体育室東側2F観覧席、大体育室西側2F観覧席)としております。御理解と御協力のほどよろしくお願いいたします。
(令和元年7月 担当課:体育保健課)
民間のアプリ等を活用した防災情報の提供を行ってほしい
民間のアプリ等を利用して、警報、災害情報、避難情報、道路の通行止め情報等を配信している自治体があることは承知しており、県でも情報収集を行っています。
様々なチャンネルを用いて住民の皆様に防災情報を提供していくことは、大変重要なことと認識しており、今回いただいた御意見を踏まえ、民間企業との協定締結に基づく防災情報の発信のあり方について検討して参ります。
なお、現在熊本県では、市町村における避難勧告の発令状況や避難所の開設状況等をマスコミに対し、逐次発信しており、その情報はテレビのテロップやラジオ等を通じて住民の皆様にお伝えしています。
併せて、「熊本県統合型防災情報システム」において土砂災害警戒情報や河川水位情報など避難に役立つ大雨関連情報をホームページ上でリアルタイムで配信しているほか、「熊本県防災情報メールサービス」において熊本県内の警報・注意報その他防災に関する情報を配信しています。登録は無料で詳細については県ホームページに掲載しておりますので、そちらの方も是非御活用いただければと思います。
貴重な御提案ありがとうございました。
(令和元年8月 担当課:危機管理防災課)
熊本県を「くまモン県」としてPRしてほしい
日頃から熊本県とくまモンを応援していただき心から感謝申し上げます。
私は、くまモンを100年後も愛されるキャラクターにしたいと思っています。
そのため、くまモンが県民の幸福量の最大化や国内外での熊本のPRにこれまで以上にしっかり貢献できるよう、今後のくまモンの展開に効果的な方法を検討しています。
今回、いただいた御提案も参考にさせていただき、くまモンの更なる活躍を図って参ります。
この度は、貴重な御意見をありがとうございました。
引き続き、くまモンを応援していただくとともに、熊本県政への御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。
(令和元年8月 担当課:くまモングループ)
フェアトレードの取り組みを推進してほしい
フェアトレードについて貴重な御提案をいただき、感謝申し上げます。
熊本市がアジアで初めて「フェアトレードシティ」に認定されたことは承知しております。アジアをはじめ世界との交流が進む中で、自国だけでなく、輸出入を行う相手方に配慮した取引を行うことは、今後、一層大切になっていくものと考えています。
また、最近では、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の取組みが自治体でも進んでおり、県内でも小国町や熊本市において、モデル事業に取り組まれているところです。さらに、本年8月には、「くまもとSDGs推進財団」が設立されるなど、機運の高まりも感じています。フェアトレードは、このSDGsが掲げる目標とも関係性があり、今後の検討テーマの一つであると考えています。
いただいた御提案は、検討にあたっての参考とさせていただきます。
今後とも、県政への御理解、御協力をよろしくお願いします。
(令和元年9月)
阿蘇くまもと空港の韓国路線の再開や新たな路線誘致を行ってほしい
今回、阿蘇くまもと空港発着の国際線について、2つの御提案をいただきました。
まず、韓国路線の再開についてですが、阿蘇くまもと空港の韓国路線は、昭和54年に本県初の海外路線として開設以来、自治体や民間の交流及び観光産業を支える大変重要な役割を担って参りました。
そのような中、このたびの韓国路線の相次ぐ運休は本県としても大変残念であり、今後の観光や国際交流などへの影響を懸念しています。
県では、早期の運航再開や誘客に向けて、航空会社や旅行社と協議を継続しているところです。今後も、航空会社との関係を維持しながら、粘り強く協議を続けて参ります。
次に、他地域からの路線誘致についてですが、阿蘇くまもと空港では、コンセッション方式(空港の民間委託)の導入が進められており、運営会社として新たに設立された「熊本国際空港株式会社」が本年7月に空港ビルの運営を開始し、来年4月からは、滑走路や駐車場を含む空港全体を運営することとなっています。
路線誘致については、今後、運営会社が、自ら提案した戦略に基づき、主体的に進めることとなりますが、県のこれまでの取組内容を運営会社と共有しながら、両輪となって取り組むことが重要と考えています。そのため、県としても、同社との強固な連携体制のもと、新たな路線就航の実現に向けた取組みを進めていきます。
今後とも県政への御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。
(令和元年10月 担当課:交通政策課)
医療的ケア児が保育園や学校に受け入れられるよう仕組みづくりを検討してほしい
医療的ケア児の保育所等への受入れの仕組みづくりについて御意見をいただきました。
障がいや疾病のあるお子様の生活の質の向上を目指した在宅医療が充実する中、医療的ケアは重要な生活介助の一部として位置付けられており、医療的ケアの充実を図ることは重要な課題です。
このため、国においても、医療的ケア児を保育所等で受け入れる際の体制を整備・促進するモデル事業を始めており、県でもこれを活用して、この事業に取り組む市町村に対して、看護師の配置等の支援を行っています。
これにより、ノウハウを蓄積した保育所等が地域内の核となり、他の保育所等にそのノウハウを還元するなど、受入れ施設が広まっていくことを目指しています。
この他にも、県では、リーダー的保育士を対象に実施しているキャリアアップ研修において、「医療的ケア児の理解」についてのカリキュラムを設け、技術的知識の習得だけでなく、御家族の思いなどについても理解を深めてもらっています。
引き続き、全てのお子様がお友だちや先生などとの交流をとおして、自らの世界を広げることができるよう、市町村に対して働きかけを行って参ります。
なお、現在、お子様の受入れが可能な保育所等が見つからないとのお話を伺いました。同年代の子どもたちとのふれあいという点では、親子で通って同年代の子どもたちと学び、遊ぶことができる「子育て支援センター」や「子育てひろば」などを利用する方法もあります。お住いの市町村に御相談いただくと、お近くの子育て支援の情報について取得いただくことができます。
(令和元年10月 担当課:子ども未来課)