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平成31年(2019年)4月24日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0007283 更新日:2019年4月24日更新

知事定例記者会見

日時:平成31年(2019年)4月24日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画

 動画はこちらからご覧いただけます。<外部リンク>

会見録

 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

コメント

発表項目

質疑応答

説明資料(PDFファイル:1005KB)

コメント

復興祈念ウィークを振り返って

蒲島知事
 熊本地震の発生から3年となる4月7日から21日までの約2週間、県では復興祈念ウィークとして、犠牲者追悼式をはじめ、有識者会議、職員参集訓練など様々な行事を行いました。
 今年は、地震の記憶や教訓を次の世代に引き継ぐという観点から、新たな取組みとして、初めて高校生にも犠牲者追悼式に参列いただきました。
 期間中の様々な取組みを通じて、改めて熊本地震を見つめ直し、私自身も復興に向けた決意を新たにしたところであります。
 熊本地震からの復興が、目に見える形で着実に進む一方で、今も多くの方々が仮設住宅での生活を余儀なくされています。
 今年度中には、全ての災害公営住宅も完成予定であり、一日も早く被災された方々の住まいの再建を実現し、「心の復興」につなげていくよう、引き続き私自身が先頭に立って取り組んで参ります。
 また、報道各社の皆様におかれましては、期間中の行事、復興の状況について、広く全国に発信していただき、感謝申し上げます。
 復興への道のりは、まだまだ続きますが、今後もご協力をよろしくお願いします。

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コメント

阿蘇中岳の噴火に伴う観光への影響について

蒲島知事
 続いてのコメントです。
 阿蘇中岳第一火口については、今月に入り複数回噴火が発生しておりますが、いずれもごく小規模な噴火であり、立入規制も火口から1kmの範囲となっています。
 阿蘇山上を代表する「草千里ケ浜」は、火口から3kmほど離れており、美しい草原景観と雄大な阿蘇中岳を望む最高のロケーションを楽しむことができます。また、黒川や内牧といった温泉地も、熊本地震からの復興を遂げ、元気に営業されており、多くの観光客が訪れています。ゴールデンウィークの後半は、宿泊施設によっては、まだ若干の空きがあるようですので、休日の計画がまだの方は、ぜひ、施設に問い合わせいただければと思います。
 10連休となるこの期間を利用して、県内はもとより、国内外のご家族連れなど、多くの皆様にお越しいただき、阿蘇が世界に誇る自然と初夏の新緑を肌で感じ、その魅力を満喫していただきたいと思います。

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コメント

ノートルダム大聖堂の火災被害に対する熊本県による復興支援の実施について

蒲島知事
 もうひとつ、コメントがあります。
 皆様もご存知のとおり、先日、フランス・パリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生しました。この大聖堂は世界でも最も素晴らしい宝物の一つです。フランス国民にとって国の誇りであり、心の拠り所でもあります。熊本地震で傷ついた熊本城の記憶が残る熊本県民の中にも、悲しみに暮れるフランスの皆様に思いを馳せる方も多いと思います。
 本県とフランスは、2013年から継続している、くまモンのフランス訪問を通じて、協力関係を築いてきており、私たちは熱い友情で結ばれています。このため、火災の一報を受け、すぐに小野副知事から親交のあるパリ市のマルタン副市長にお見舞いの手紙を送ってもらいました。
 また、昨日から大聖堂復興支援募金の募集を始め、私もくまモンとともに県庁内に募金箱を設置しました。
 そして、くまモンのデザイナーである水野学さんの全面的なご協力をいただき、新たに専用のくまモンイラストを用意いたしました。復興支援のための募金活動やチャリティーイベントで使用するポスターなどにご活用いただければと思います。
 熊本地震の際、私たちは、世界中からいただいた温かいご支援に大変勇気付けられました。今回は、その恩返しとしてくまモンが先頭に立って、フランスの方々への支援の輪を、ここ熊本から広げていきたいと思います。

知事1

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発表項目

くまモンの新イラスト・ロゴ等の追加について

 くまモンの新イラスト・ロゴ等の追加について(PDFファイル:445KB)

蒲島知事
 続いて、世界へと活躍の領域を拡大中のくまモンについて、発表があります。
 今回、新たに、45種類のイラスト等を水野学さんに作成していただきました。
 今回は、マラソン姿のくまモンやクルーズ船と並ぶくまモンなど、熊本のホットな話題も取り上げられています。
 また、今回新たなセールスポイントとして、これまでなかったくまモンをモチーフとした文字ロゴやデザイン柄を作成しました。例えば、文字ロゴはイラストとの組み合わせで、より魅力的なデザインになります。また、デザイン柄はハンカチやネクタイなどにそのまま利用いただくことができます。これにより、商品展開のバリエーションが広がり、より多くのくまモン関連商品が生まれるのではないかと期待しています。
 そして、これらのイラストについて、本日から利用許諾申請の受付を開始いたします。そのうち5点について、来年4月までの期間限定で、県内企業に限って、商品への利用を認めることといたします。県内企業の皆様に積極的に活用いただき、国内外での販路拡大につなげていただきたいと思います。
 今回の追加で、くまモンのイラストは全部で175種類になりました。これまで3万点を超える商品や印刷物にご利用いただいており、関連商品の売上げに加え、本県のPRに大きく貢献しています。
 今後とも、くまモンイラストの積極的な活用により、熊本の更なる認知度向上、ひいては県民総幸福量の最大化につなげて参ります。

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発表項目

国際スポーツ大会の開催に向けた準備状況等について

蒲島知事
 もうひとつの発表です。
 いよいよ秋に開催を控えた、2つの国際スポーツ大会に向け、着々と準備が進んでいます。大会運営に当たって大きな力となる、女子ハンドボール世界選手権大会のボランティアチーム“KUMAMOTO COLORS”(くまもとカラーズ)の第2期募集が、一昨日から始まったところです。本日は新たに二つのお知らせがあります。
 まず一つ目は、ハンドボールの試合会場の一つである、県立総合体育館の照明改修工事が明日完了する運びとなりました。今月27日の、熊本ヴォルターズのB1昇格をかけたプレーオフが最初の試合となります。今回の改修により、国際ハンドボール連盟が定める照明基準を満たす、世界基準の施設に生まれ変わります。11月30日からこの施設で女子ハンドボールの白熱した試合が繰り広げられることを今から楽しみにしています。
 国際スポーツ大会のレガシーの一つとして、ハンドボールはもとより様々なスポーツで、県民の皆様をはじめ、多くの方々にこの施設を利用いただけることを期待しています。
 二つ目は、ラグビーと女子ハンドボールのそれぞれについて、県内5つのテレビ局と連携した、共同CMを制作することといたしました。今後、県内の試合会場等で撮影が行われ、5月中旬以降、県内の全テレビ局でオンエアされます。熊本の顔として活躍中の各局のアナウンサーの皆さんを通じて、2つの大会の認知度を高め、県民の更なる機運醸成につなげていきたいと思います。
 また、来月1日から、女子ハンドボール世界選手権大会について、プレイガイドでのチケット販売が始まります。電話やコンビニエンスストアでのチケット購入が可能となりますので、ぜひ多くの方々に購入していただき、世界のトッププレーヤーの試合を観戦していただきたいと思います。
 そして、明日は、国際ハンドボール連盟の公式パートナーである「hummel(ヒュンメル)」と、大会の成功に向けた連携・協力に関する覚書締結式を東京でおこないます。私もくまモンとともに出席します。
 引き続き、2つの国際スポーツ大会に向けて、万全の体制を整えるとともに、しっかりとPRを行うことで大会の成功につなげて参ります。
 私からの発表は以上です。

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質疑応答

JR豊肥本線の復旧費補助について

知事2

(幹事社)
 ちょっと発表項目とはそれますが、昨日、隣県ですけど、JRの日田彦山線、JRから復旧に向けてBRT、バス、費用の違いなども示して、鉄道の復旧の難しさが説明されていたということですけれども、熊本県に関しては豊肥線が課題になってくると思います。
 国交省は2020年度、もうすぐ近くですね、運転再開を目指すという発表をされていますけれども、課題は地元と県と地元自治体との費用負担になるかと思います。地元自治体としては負担したくないという考えを表明されているようですけれども、今後の協議の進め方、見通し、スケジュールなどについて、現時点でのお考えをお願いします。

蒲島知事
 まず、JRのほうから、地元自治体に対して、補助制度の活用など、JRがどのように考えていらっしゃるのか説明していただく必要があると思います。県としても、必要であれば地元自治体とJRとの調整を行う考えです。まだその段階までいっていないということです。

(幹事社)
 そうしますと、今JRからの説明待ちということですけれども、県からJRに促すようなことというのは、連休に入ってしまいますけれども、そういうタイミングというのは出てくるんでしょうか。

蒲島知事
 当然、その考え、お互いに話し合うことは大事だと思いますけれども、実際に正式にJRさんの説明を聞くことがとても大事で、それから進展していくというふうに思います。

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質疑応答

阿蘇くまもと空港運営の民間委託について・その1

Q
 一昨日ですけれども、熊本空港に関してMSJA・熊本コンソーシアムと国土交通省が基本協定を結ばれたところではあるんですけれども、県としては熊本空港ビルディングにこれまで出資してきていて、その株を全部売却するようなかたちになると思うんですが、今後熊本空港に対してどのような関わり方というか、もう一回売った売却益でもう一度出資するとか、そういうことを含めてどのように考えていらっしゃるのかというのをお伺いしたいんですけれども。

蒲島知事
 もともと、この民間委託というのは、民間の資金と民間の知恵でもって運営するという考え方で、私はずっと前から、あまり「県が、県が」と前に出ないほうがいいというふうに思っています。ただ、この連携のあり方に関しては、空港の運営権者のほうから県に対する様々な要望もあると思いますので、その要望も踏まえながら検討していきたいと思っています。
 今のところ、なるべくフリーハンドでやっていただきたいという気持ちが強いです。

Q
 そのお答えの中から想像してしまって申し訳ないんですが、化血研の時は、県が扇の要の役割を果たすということで、若干の出資をしていた経緯もあったので、そういったようなかたちでも考えていらっしゃるのかなと想像するんですが、そのあたりどうでしょうか。

知事3

蒲島知事
 化血研の場合は、県が全面に立って、この枠組み(づくり)に奔走しました。それで、お互いの調整の中で、県にも役割を果たしていただきたいということだったので、それで扇の要というかたちで参加しました。
 ただ、今回の場合は、一流の企業の方々が素晴らしい知恵を持ってやられると思いますので、皆さんの考えを聞いて、県にはこういう役割を果たしてほしいという要望があれば、その段階でこちらからの意向を示したいと思います。

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質疑応答

天皇陛下御退位にあたって

Q
 話題が全く変わってしまいますが、来週いよいよ、天皇陛下の退位の日が迫ってまいりました。これまで何度も質問があったことかと思うんですが、改めて熊本は、水俣に来られたり、地震のときも来られたり、蒲島知事も大変ご一緒される機会も多かったと思うんですが、改めて退位についてのご所感をいただければと思います。

蒲島知事
 私は、平成という時代は、大変日本にとっては厳しい時代だったと思います。
 プラスの面でいうと、日本が戦争に巻き込まれることはなかった。ただ、マイナスの面でいいますと、バブルが崩壊して、経済が低迷していく、それが一つ目。二つ目は、災害が非常に多かったことですよね。
 この災害にどう対応するか、あるいは大不況にどう対応していくかという時に、人々の気持ちが暗くなる、そういう場に、ずっと弱者に寄り添ってこられた両陛下がおられたことは、私は日本にとってはとても幸せなことだったと、このように思います。
 その両陛下が退位をされるということで、これまで大変厳しい役割を果たされて、シンボルというのはどういうものかというのを示されたわけでありますので、これからは、安らかに、そして幸せに日々を送っていただきたいというのが、私の気持ちです。

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質疑応答

皇太子殿下御即位にあたって

Q
 続けて、(御即位される)皇太子ご夫妻に期待することがありましたら、教えてください。

蒲島知事
 次の世代は、また新たな象徴のあり方というものを模索されるのではないかなと思います。また、令和という時代に、やはり災害が起こったり、経済が低迷したりすることもあるだろうし、それから、世界の戦乱にも巻き込まれる可能性もないわけではないので、県民とともに、やはり平成天皇と同じように、それをより高めるようなかたちで、これから天皇皇后両陛下が、我々とともにあってほしいなということであります。
 ただ、まだ(令和の時代が)始まっていませんので、それをこの段階でというのは、ちょっとコメントが難しいですけれども。

知事4

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質疑応答

消費税増税について

Q
 質問が変わってしまいますが、国政のほうの話になるんですけれども、政府から正式な話が全く出ているわけではありませんが、消費増税の取り止めの可能性が東京のほうで取りざたされております。
 熊本の場合は復興需要があり、今までかなり景気の調子のいい状態が続いていたんですが、消費増税というのは、一部、復興需要が止まりかけている時に水をさす可能性もあったと思うんですけれども、消費増税について、予定どおり実行すべきかどうかお考えをお聞かせください。

蒲島知事
 これについて、知事の私がやめるべきだとか、あるいはこれまでと同じようなかたちで進めるべきだとか、そういうコメントは控えたいと思います。
 この消費税のあり方、また、計画性というか、いろんな人たちが(増税を見据えて)計画をしておられるでしょうから、そういうことへの影響。あるいは、突如として景気が悪くなった時どうするかとか、いろんな考え方があると思います。
 私は、政治というのは、やはり長期的な展望がとても大事だと思いますので、その長期的な展望と、短期的な混乱要素、それを十分に考慮されたうえで、実行されるかそうじゃないかというのを(政府として)決められるんだと思います。
 そういう熟慮が実際の実行まで行われる、それが政治だと思いますし、それを国の政治で決められるんじゃないかと思います。

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質疑応答

阿蘇くまもと空港運営の民間委託について・その2

Q
 先ほど空港の話がありましたけれども、旅客数を倍増させるとか、国際線を大幅に引き上げるとか、壮大な目標が掲げられていると思うんですが、その目標についてはどのように受け止めておられますか。

知事6

蒲島知事
 これは、役所からこれだけの大きな目標が出てくることは考えられなかったので、さすがと言うか、コンセッションで民間委託にしてよかったなと思います。
 例えば、旅客数を倍にするという目標だってとても大きいですし、今は3路線しかない国際線を17路線にする、そして日本には2つしかない(SKYTRAX)5スターの認証を取得したいと。全世界でも9つぐらいしかないと聞いてますけど、その5スターという認証を取りたいという目標もすごいなと、私は思います。
 そして、(制限エリア内の)店舗面積が54平方メートルだったものを、2,500平方メートルにし、免税店舗の面積を今の約10倍にすると。それから、ピークの待ち時間の長さを、今は30分らしいですけれども、10分以内にやると。機械化することでそれは可能だということを考えられたと思います。
 そういう大目標に向かってこれから進まれるということは、これはやっぱりコンセッションによって新たな運営権者が選ばれたことで、これだけの計画が立てられるんだというふうに思います。
 元々、阿蘇くまもと空港に関しては、震災の影響を考えながら、とにかく最小限の改修で済まそうというのが最初の案、考え方だったんです。でも、これからインバウンドで多くの人がいらっしゃると、そういうことを考えて、やっぱりコンセッションでやってよかったなと思っています。
 多分、ミニマムな改修で終わっていたら、インバウンドに対する我々の対応ができなかっただろうと思うし、それから旅客数を倍にするとか、そういう壮大な目標に向かうモチベーションもなかったんじゃないかなと思いますので、私はこの目標を見て嬉しく思ったし、これこそまさに創造的復興のシンボルであるというふうに思いました。
 もう一つは、新たに空港アクセス鉄道を県のほうが中心になって作るということで、空港までのアクセスを高めることによって、定時性、速達性、大量輸送性が確保できるんじゃないかと。それによって、九州全体における熊本の役割が浮上してくると思いますし、鉄道ネットワークと道路とで中心市街地とのネットワークも出てくると思いますので、大変期待をしているところです。

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質疑応答

仮設住宅退去後の支援について

Q
 話は変わるんですけれども、復興住宅、災害公営住宅に入られた方の孤独死の調査を県としてしないという方針が出ていますけれども、それについての対応というのはいかがでしょうか。

蒲島知事
 私も、(新聞)記事を読ませていただきましたけれども、あれを読むと、県はもう被災者に寄り添っていかないような書き方だったと思いますけれども、そうではなくて、これからもずっと被災者の方に寄り添っていくという考え方は一切変わっていません。そのために、今年度から、復興基金を活用して、災害公営住宅での見守りやコミュニティ形成支援事業を行っていくことを決めています。だから、見守っていく、そのシステムは全然変わっていないです。
 ただ、災害公営住宅の場合、管理が県から市町村のほうに移りますよね。当然、地域支え合いセンターの職員の方とか、先ほど申しましたように見守りの方々、コミュニティ形成の支援事業の方々、常に一人一人に寄り添っておられますので、何か大きな問題、例えば孤独死でも起きた時には、必ず報告がありますよね。また、県警からも報告がある。そういうものをきちんと共有化しておくこと。そして、皆さんの求めがあれば、情報提供は当然行うことですからね。ただ、今までと同じようなかたちでやるんじゃなくて、市町村に移りますので、そこと情報を共有するかたちで寄り添っていくというふうに私は聞いております。
 一番大事なことは、私も最初から言っておりますけれども、被災者に寄り添って、見守り体制は堅持して、そして新たに復興基金を活用しながら、今年度からは災害公営住宅での見守りとコミュニティ形成事業を行っていくということは、一切変わりはありません。

Q
 関連するんですけれども、今のお話だと、東北の岩手とか宮城みたいに県がその状況とかを取りまとめて、その年に何名孤独死をしたのかというのを把握はされないということでよかったんでしょうか。

蒲島知事
 当然、把握をするということですよね。共有するということですから。情報を共有するということ、県警あるいは市町村、さっき言った支え合いセンターの職員の方々、そういう人たちと一緒にやっているわけですから、情報は全て共有しているわけですよね。
 だから、その情報についてもう一切調査は行わないということじゃなくて、基本的には一緒にやるということだと思います。
 岩手県の話がありましたけど、岩手県も、県警からの情報等をまとめられているというふうに聞いています。市町村も県も県警も、あるいは民間の見守りの方達もおられますので、皆で孤独死が起こらないように寄り添うことは間違いないことです。でも(孤独死が)不幸にして出た場合は、情報としてはちゃんと持っていますので、必要であれば皆さんから情報提供を求められるといいと思います。

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質疑応答

水俣病問題について

Q
 話が変わるんですけれども、来週5月1日で、水俣病の公式確認から63年ということで、今年はちょっと慰霊式が数ヶ月遅れるので、この機会に63年を迎えるにあたって、知事が思っていらっしゃる課題と対応についてお伺いできますか。

蒲島知事
 5月1日、毎年この日は慰霊式が行われる日ですけれども、今回は、行うことは確かですけれども、国の(新天皇の即位日と重なる)事情で(開催が)延びるんじゃないかなと思います。(参考:水俣病犠牲者慰霊式実行委員会において、本年は10月19日(土曜)に開催することを決定済み。)
 水俣病に関しては、私が知事になった時、一つ大きな問題としてあったのは、特措法が成立するかどうかという問題がありました。特措法が、これに全政党が賛成することで成立して、それに沿って、特措法による審査と、それから支援が行われたということでありますので、3万(7千人)以上の方々が、この特措法の支援といいますか、国の(一時金の)支払い等を受けられたという意味では、ワンステップ、問題だったことが前に進んだのかなと。ただ、まだ多くの方々が、今も裁判をされておられますし、まだ水俣病は終わっていないと思っています。
 私は、水俣病の被害者の方々、とりわけ心配なのは胎児性(・小児性)患者の方々で、かつそのご家族が、とてもご高齢になっておられます。この方々に県がどう寄り添っていくかということがとても大事だと思っていますので、私自身もこの方々、個人個人を訪ねて、いろんな問題を指摘してもらいました。
 その問題にどう答えていくかということの一つが、(胎児性・小児性患者の方々が)支援者と一緒に旅行に行きたいという時の支援のあり方。皆さんが元気なうちに、どこどこに旅行に行きたいという時に、それができるような支援のかたちですね。支援者の方々と一緒に行けるようなかたちで今、県としてはやっています。
 それ以外にもいろんな問題が出てくると思いますので、その問題に心から、真剣に対応していきたいなと思っています。

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質疑応答

改元への対応について

Q
 来週5月1日に、令和という新しい時代になりますけれども、この元号が変わるにあたっての、県庁内のいろんなシステム的な問題ですとか、その他改元にあたっての今の県の対応状況、進捗なども含めて、何かご報告できることがあれば教えていただけますでしょうか。

知事5

蒲島知事
 令和という元号に変わるわけですけれども、システムのほうは、当然それに沿って着々と進められているというふうに思います。
 私の心構えとしては、熊本地震からの大逆境を乗り越えて、令和の時代に創造的復興を成し遂げたいという気持ちで、令和の時代、この言葉の意味のとおり、夢や希望に満ちた平和な熊本になりたいというふうに思います。システムについては、着々と進んでいると思います。

【事務局】
 システムに関しては全て(対応は)終わっております。

蒲島知事
 はい。大丈夫だそうです。

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質疑応答

統一地方選について

Q
 統一地方選も、後半戦も終わりまして、町議選で例えば定数割れが起きたりとか、引き続きなり手不足とか、投票率の低下とかという傾向が全体的に見られたと思うんですけれども、知事として感想をお願いしたいと思います。

蒲島知事
 「地方政治は民主主義の学校」だと言われているとおり、とても重要なんですね。
 ただ、重要だけれども、関心を持つ人が少ないということにとても危機感がある。そして、投票率も毎回低くなる傾向にありますので、まずは、魅力的な候補者が出ること。そして、比較できるような政策が出されること。それを見ながら関心をもって投票に行く。地方政治もそういう方向にいかなきゃいけないんじゃないかなと、私も常々思っています。私の、県知事選挙のときも、そういう観点で、選挙の時はとにかく動き回って自分の考え方を皆さんにわかってもらう、そういう努力をしてきました。
 特効薬はないのかもしれませんけれども、政治を面白くするという意味では、(報道機関の)皆さんの役割はとても大きいのかなと。報道するという立場からですね。それによって(県民の)関心が高まると思いますので。
 我々政治家も、面白い政治、興味深い政治、役に立つ政治をやらなきゃいけない。
 県民の総幸福量の最大化というのは、みんな常に同じ目標でやってますし、それから(報道機関の)皆さんもそういう目標で報道されると思いますので、それが燃えてきたときに、初めて選挙も面白くなるだろうし、政治も面白くなるんじゃないかなと思います。皆さんが冷ややかになると、たぶん政治は燃えてこないような気がしますので、よろしくお願いします。

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質疑応答

政治分野への女性の進出について

Q
 今の統一地方選に関連してなんですけれども、政治の分野への女性の進出のあり方、女性議員がということになると思うんですけれども、法制化で、女性議員を増やすというような動きというのもこれまで続いてきましたけれども、これもまた今の話と同じでなかなか特効薬のある話じゃないのかもしれませんけれども、女性の政治への進出のあり方、女性議員を増やすといった取組み、その辺りに関して今統一地方選もふまえてどのようにお考えでしょうか。

蒲島知事
 これは、やっぱり政策的に、政党なら政党が、女性議員を一定の割合というか、本当は半々ですよね、そういうことをやらなきゃいけないんじゃないかなと、私は思います。
 県庁でも、今は入庁してくる人の大体半分近くですかね、女性が45%ぐらい、男性が55%ぐらい。ほとんど半分近くになってきています。県庁では、女性の幹部職員が少ないという言われ方をしてきましたけれども、母集団が少ないためにそうなったんだと思います。長期的には、男女の割合は一緒になっていくのかなと。
 同じように議員も、もっと数としては、理想的には同じ数、それができなくても、もっと(女性議員の比率が)高くなってしかるべきだと思います。

(幹事社)
 ありがとうございます。予定された時間はまもなくということですけれども、何かもし、重要な質問があれば、短かくお願いします。

蒲島知事
 それでは、皆さん、良い10連休をお過ごしください。

(幹事社)
 ありがとうございました。

知事7

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