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平成31年(2019年)4月3日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0007275 更新日:2019年4月3日更新

知事定例記者会見

日時:平成31年(2019年)4月3日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画

 動画はこちらからご覧いただけます。<外部リンク>

会見録

 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

コメント

発表項目

質疑応答

説明資料(PDFファイル:847KB)

コメント

新年度を迎えて

知事(1)

 蒲島知事
 はじめに、4月1日に新元号が「令和」と発表されました。初めて日本の古典、万葉集から選ばれた元号は、平和への願いと将来に対する希望が込められた、とてもよい元号だと思います。
 天皇陛下におかれましては、今月30日に御退位され、平成の歴史に幕が下ります。常に国民に寄り添われ、深い愛情を注いでくださった天皇皇后両陛下に、あらためて深く感謝を申し上げます。
 5月1日に皇太子殿下が御即位なさいます。「令和」という新たな元号のもと、夢と希望をもって、県民の皆様とともに、新しい熊本をつくりあげていきたいと思っています。

 それでは平成31年度のスタートにあたり、県政運営に対する私の所信を述べさせていただきます。
 まず、熊本地震からの創造的復興に向けた取組みです。
 これまで重点10項目を中心に、被災された方々の「すまいの再建」を最優先課題に掲げ、再建支援を行ってきました。今なお、約1万8千人の方々が仮設住宅での生活を余儀なくされています。今年度中には、全ての災害公営住宅が完成予定であり、市町村と協力して、引き続き、被災された方々の一日も早い恒久的な住まいの再建を後押しして参ります。
 また、先日、阿蘇くまもと空港のコンセッションの優先交渉権者として、「MSJA・熊本コンソーシアム」が選定されました。県としても、生まれ変わる阿蘇くまもと空港の利便性を更に高めるため、これまで長年の懸案であった空港へのアクセスの改善に向けた鉄道整備(に向けた方針)を決定しました。今年度から新たに設置した「空港アクセス整備推進室」を中心に、庁内横断的に取組みを加速化して参ります。
 そして、いよいよ秋には、ラグビーワールドカップ、女子ハンドボール世界選手権大会の2つの国際スポーツ大会が本番を迎えます。大会の成功に向け、万全の受入れ体制のもと、「オール熊本」で盛り上がっていきたいと思います。そして、「おもてなし」の心をもって、お越しになる皆様を感謝の気持ちでお迎えするとともに、復興する元気な熊本を全世界に発信して参ります。
 今年度は、蒲島県政3期目の総仕上げの年でありますので、そういう意味では極めて重要な1年です。
 熊本地震からの創造的復興を果たし、県民総幸福量の最大化を実現するため、職員一丸となって復興に取り組んで参ります。

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発表項目

「2019女子ハンドボール世界選手権大会」ボランティア“KUMAMOTO COLORS”の募集及びロゴマーク決定について

「2019女子ハンドボール世界選手権大会」ボランティア“KUMAMOTO COLORS”の募集及びロゴマーク決定について(PDFファイル:225KB)

蒲島知事
 続いて、発表に移ります。今日はくまモンが来てくれています。くまモン、入っておいで!(くまモン入室)
 いよいよ今年に迫った「女子ハンドボール世界選手権大会」について、ボランティアチーム“KUMAMOTO COLORS”(クマモト カラーズ)の第2期募集を4月22日から開始します。
 “KUMAMOTO COLORS”は、大会に参加するお客様を最前線でおもてなしする重要な役割があります。昨年の第1期募集では、800人を超える方の応募があり、研修や国際大会でのボランティア活動など、本番に向けた研鑽を積んでいただいています。
 今回の第2期では、約700人の募集を行い、合計約1,500人のボランティアチームとして、大会の運営をサポートしていただきます。
 また、この度、ボランティアチームの象徴となるロゴマークが決定しました。こちらがそのマークです。

知事(3)

 ボランティアの温かさと元気で来場者が笑顔になる様子を表しています。国内外から300点を超える応募の中から、ボランティア参加者と県内でデザインを学ぶ高校生、専門学校生の投票で決定したものです。このロゴマークのように、多くの皆様にクマモトカラーズに参加していただき、温かい笑顔で、世界中のお客様をお迎えいただきたいと思います。
 4月1日からは、松居大悟監督による、ハンドボールを素材にした映画「#ハンド全力」の撮影も開始されています。大会本番へ向けて、様々な動きが本格化するなか、ボランティアの皆さんをはじめ、多くの方々の力を結集して、大会の大成功に向けて取り組んで参ります。

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発表項目

第3期「くまラボ」フェローの公募について

第3期「くまラボ」フェローの公募について(PDFファイル:139KB)

蒲島知事
 続いて、くまモンに関する発表があります。
 マンガ偉人伝シリーズや、日本郵便のグリーティング切手発行、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」出演と、大活躍を続けるくまモンは、本格的な海外展開により、その活躍空間を世界中へと拡大しています。先月19日には、公式な中国語名を「熊本熊」に変更し、中華圏での更なる飛躍が期待されます。
 このような海外展開の取組みは、くまモンの共有空間の拡大を目的に発足した「くまラボ」で生まれた成果の一つです。平成29年度の開始から、第1期、第2期と、総勢23名のフェローに活躍していただいていますが、中でも第1期のADKエモーションズによる海外イラスト利用解禁は、昨年10月から3ヶ月で19億円の売上となるなど、すでに大きな成果をあげているところです。
 また、先日、成果報告会も開催しましたが、東大先端研の「VRくまモン」の他、熊日新聞社による「くまモン検定」など、様々な取組みが進められています。まだ具体的な成果につながっていない研究もありますが、行政だけでは実現できないユニークなものばかりで、くまモンの新たな展開に向け、これから大きく花開いていくものと期待しています。

知事(2)

 これらの研究成果をより確実なものとし、民間企業等の知見と活力で、くまモンの活躍空間を更に拡大させるため、本日から第3期「くまラボ」フェローの募集を開始します。応募の締め切りは5月10日で、選定委員会の審査によりフェローを決定のうえ、6月にキックオフを予定しています。
 今回も、強いくまモン愛をお持ちの方々からの応募をお待ちしています。
 多くのフェローの皆さまによる「くまラボ」の研究により、くまモンの共有空間、活躍空間を極大化させ、「県民総幸福量の最大化」につなげて参ります。(くまモン退室)

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発表項目

「山鹿灯籠」による『ONE PIECE』ゴーイング・メリー号の制作及び贈呈について

「山鹿灯籠」による『ONE PIECE』ゴーイング・メリー号の制作及び贈呈について(PDFファイル:2.0MB)

蒲島知事
 それでは、本日最後の発表です。
 今年度は、いよいよ「麦わらの一味」の像の設置が始まります。これに先立ち、大変楽しみなプロジェクトがスタートしましたのでお知らせします。
 山鹿市の伝統工芸「山鹿灯籠」の技術で、漫画ワンピースの海賊船、「ゴーイング・メリー号」を再現するものです。
 制作者は、若き山鹿灯籠師・中村潤弥さんです。中村さんはワンピースの大ファンであり、ルフィの冒険に御自身の夢を重ねながら、8年に及ぶ修行を乗り越え、灯籠師になるという夢を叶えられました。
 今回のプロジェクトでは、熊本地震の復興支援もさることながら、夢の実現を後押ししてくれた尾田栄一郎先生への感謝の気持ちとして、「ゴーイング・メリー号」を制作し、贈呈されます。

メリー号

 現在の制作状況は写真のとおりです。見事な仕上がりに私も期待が高まっています。お披露目は、今月19日金曜日の午後2時から、県庁で行い、県内での展示を経て、尾田先生に贈呈したいと考えています。
 新年度もワンピースと連携した様々なプロジェクトを予定しています。「麦わらの一味」の応援を復興への原動力とし、その効果が県内各地に広まるよう、新たなチャレンジを続けて参ります。
 本日の発表は以上です。

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質疑応答

熊本地震から3年を経ての「創造的復興」への思いについて

Q
 まず、所信で地震のことを触れられましたけど、重点10項目、あと、すまいの復旧、そういったところは、よく課題として挙げられるところだと思います。それと別に、印象というお話になりますけれども、3年を振り返りまして、創造的復興という言葉には新しく作るという意味もあると思うんですけれども、そういった創造できた部分、すまいの再建とかはまだ残っている課題だと思うんですけれども、3年振り返って、創造出来てきた部分、あとその中で難しかった部分、工夫した部分とか、そういった、ちょっと印象にはなりますけれども、その点についてお尋ねをしたいと思います。

蒲島知事
 はい、創造的復興とは、前よりもいい形で復興するという考え方であります。これは、災害の後、みんながとても暗くなった時に、将来の明るさを皆さんに示すという意味では、その創造的という部分がとても大事になると思います。
 一番具体的な例は、阿蘇くまもと空港です。最初、震災で傷んだ時に、最小限の修理でもってこれを再開しようと思いました。しかし、創造的復興でありますので、将来のインバウンド、それに備えるために、とても国際線のターミナルビルは脆弱ですから、この耐震構造をより高めて、国内線と国際線のビルを一体的に整備しようと。それも、民間の知恵とそれから資金を活用したコンセッション方式でやろうと。前よりもものすごくいい形で空港を作ることによって、インバウンドのお客さんを迎えたいと。これが創造的ですよね。今よりも良くなったと。それだけではなくて、鉄軌道も延伸しようということで、前よりもいい形に復興していくと。
 同じように八代港も、これまでもクルーズ船は来ておりましたけれども、耐震構造と、それから世界一大きなクルーズ船がそこにいつも止まれるようにと。(元々)工業港でありましたので、貨物船に優先権があったわけですけれども、クルーズ船のための専用の岸壁を作ろうと。そして、それだけではなくて、クルーズ船の会社ロイヤルカリビアンと一緒にターミナルビルも作ろうと。県は公園のような(駐車エリア)を作ろうと、そういう形でどこにも見られないようなクルーズ船の拠点化を図っています。これも創造的ですよね。前よりもいい形で造る。
 もうひとつ、創造的復興の例は、被災した農地です。被災した農地をただ元に戻すだけじゃなくて、より大区画化してその農地を作る。これも前よりもいい形で復興できたのかなと。
 創造的な部分は、新たな投資の部分です。元々これまで考えてきた地方創生、これを頭に入れながら、その創造の部分が更に熊本の発展につながるように、これをもとに地方創生もやっていこうと。熊本がにぎやかになれば、とても多くの人が外部からいらっしゃるし、そしてまた熊本に住んでくださる人も多くなるだろうと。
 そういう意味で、創造的復興という具体的なものは、今申し上げたように、進んでおります。これからも着々と進んでいくのではないかなと思います。

Q
 詳しい説明をありがとうございました。創造的復興をやるうえで難しかった部分がもしあれば、短かくお願いできますか。

蒲島知事
 そうですね。あまりにも創造的だと、何といいますかね、「地震と離れてくる」。
 地震からの復興という形で、創造的復興の部分が、例えば二重峠のトンネルとかは、県民の負担の最小化がとても図られるんですけれども、それ以外で、例えば鉄道の延伸となると、これは地震からの復興というよりは、新しい本当の投資ですよね。
 だからそこでは、県庁の頑張りというんですか、県民の負担を最小化するために、一生懸命にこれに関わる方々との交渉がこれから始まるということになりますので、その部分は、負担の最小化をどこまでできるかという意味での苦しみはあったということですかね。

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質疑応答

統一地方選について

Q
 今、県議会議員選挙、市議会議員選挙、真っ最中ですけれども、県政にとって県議会というのは、両輪ともいわれる重要な存在だと思うんですが、一方でこれまで過去の数回の選挙、投票率低下が続いていまして、50%近くと。今回は、史上最多12選挙区が無投票ということで、有権者の選挙への関わりの少なさ、関心の低下も心配されるところなんですけれども、改めまして県議選、議会の意義とか選挙への期待、そういった、知事としての受け止めなどをお聞かせ願いますでしょうか。

知事(4)

蒲島知事
 投票率の低下には様々な要因がありますし、選挙戦が候補者間の競争が激しいところと、そうでないところと、様々な環境によって変わってくると思います。ただ、有権者の皆様も、県議選、あるいは市議選、そういったものは、「地方自治は民主主義の学校」と言われているぐらいとても大事なところでありますので、ぜひ関心をもって投票に行っていただきたい。
 そして、政党の役割として、きちんとした素晴らしい候補者を揃えて、有権者に選んでいただくというのが、役割として大きいのかなと思います。
 普通の仕事をされている方が政治家になるというのは難しいものがあります。私自身も東大の教授から候補者になった時には、相当、覚悟が必要でした。政治に関心を持つ人達、そういう人たちを増やすことも大事ではないかなと思います。

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質疑応答

阿蘇くまもと空港運営の民間委託について

Q
 先ほど、新年度の所感と、創造的復興のところでもちょっとお話いただきましたけれども、先週の木曜日に国交省のほうから審査結果の発表がありました空港コンセッションの件ですけれども、3つの企業グループから三井不動産を代表とした地元企業を含むグループへの優先交渉権を与えることの発表があったということで、当日も知事からコメントをいただきましたけれども、改めてこの決定に対する知事の所感と、何か空港運営に関しての期待などがありましたら、教えてください。

蒲島知事
 先ほども創造的復興のところで言いましたように、前よりもいい形で空港を再開したいというのが創造的復興で、その時に民間の方々の知恵と資金を提供していただいて、全く白紙から空港ターミナルビルを、そして空港の運営権も含めてやっていただきたいというのが、このコンセッションの内容であります。
 3グループが応募されましたけれども、どのグループもとても魅力的なグループだったと思います。最終的には、MSJA熊本コンソーシアム。三井不動産が代表企業となって、構成員として九州電力、九州産業交通ホールディングス、双日、日本空港ビルデング、サンケイビル、それから九州産交運輸、テレビ熊本、再春館製薬所、ANAホールディングス、日本航空、このような形で、いろんな面で対応できるグループではないかなと思うんですね。そういう全方位に得意なグループが優先権を得られたということで、更にこの空港に対する期待というか、この空港がきっと将来の熊本の発展につながるだろうし、この空港がインバウンドに対する対応として素晴らしい空港になると思います。
 鉄軌道の問題は、このコンセッションとは(運営的には)違う問題です。これは、熊本県が、駅と鉄道を第三セクターでやることになると思います。そこにJR九州さんと国から協力をいただきながら、県民の負担を最小化できるような形で鉄軌道をやりたい。
 早くからこの鉄軌道の問題が争点化することによって、空港の設計と関連してできますよね。空港がまずできて、その後、鉄軌道の問題が出たときには、またどこか土地(や建物)を壊して、駅を造ったりしなければいけない。そういうことにならないように一緒に考える。創造的復興を更に鉄軌道まで含めて考えるということと、費用負担の最小化のためには、早くから一緒にやると。そういう交渉もこれから行われると思います。

知事(5)

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質疑応答

産業復興の現状と課題について

Q
 産業復興の現状と課題についてはどういうふうにお考えでしょうか。

蒲島知事
 大きく言って、農業と産業。特に産業で一つ言えることは、グループ補助金の効果が非常に大きかったと思っています。グループ補助金によって、産業の復興が大きく進んだと思っています。それから農業も、営農再開率が99.3%でしたか、そのような形で進んでいますし、グループ補助金も、それが実際に使われて、企業が再開しているという意味では100%ではありませんけれども、交付率は90数%だと思います。そういう意味では、グループ補助金による回復というか、産業の回復はすごくうまく行っている。
 もう一つ言えることは、企業誘致。地震前と比べても、それを乗り越えて大きく改善しているというふうに思います。何よりも良かったのは、これまで誘致した企業が一社も撤退しなかったということ。これも地震からの復興、産業復興にとっては、とても大きいんじゃないかなと思います。
 正確には何%か、グループ補助金と農業のパーセンテージをお願いします。

事務局
 ここに担当がおりませんので、グループ補助金の交付決定率と、農業の営農再開率、いつ時点で何%というのは、後程お伝えしたいと思います。

蒲島知事
 はい。すみません。全体的に言うと、私は産業の回復は、住宅よりも、それから創造的復興よりも、より進んでいると思っています。

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質疑応答

今後の産業振興について

Q
 産業を更によくするためにはどういうことに取り組まれますか。

蒲島知事
 私が考える産業は、空港アクセス問題も含めて、今までも熊本に産業はたくさん来てくださっていますけれども、企業誘致を更に高めて、魅力的な環境をつくることだと思っています。
 空港、港も含めた、空、海の玄関口。それから陸の玄関口としての熊本駅。そして、それを結ぶ道路もですよね。例えば、中九州横断道路も始まっていますけど、それから九州中央自動車道と、熊本に横軸の大きな道路がこれから完成していくでしょう。これも企業誘致と、県内の企業の活性化につながるのではないかなと思います。それも創造的復興の中で大きな意味があるんじゃないかなと思います。

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質疑応答

阿蘇へのアクセスルートについて

Q
 国道57号や鉄道はまだ時間がかかっていますけれども、どういうふうにご覧になっていますか。

知事(6)

蒲島知事
 阿蘇大橋については、来年度までに終わるという見通しが立っています。それから、国道57号の代替ルートは、これは二重峠のトンネルが既に貫通していますけれども、これを使ったルートがやはり来年度末までには完成すると。ものすごく早い速度です。まだ国道57号(現道)そのものについては、現状で国土交通省からいつまでということは言われていませんけれども、代替ルートがこれから活躍していくと思います。
 それから豊肥本線も、これからJR(九州)さんと、熊本県と国土交通省とよく連携しながら、効率よく完成、復興していくというふうに思います。
 インフラの部分と産業の部分、これについては、住まいの確保と比べると、かなりのスピードで進んでいると思います。

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質疑応答

熊本地震からの復興の度合い(パーセンテージ)について

Q
 3年前の地震直前の熊本の状態100%というふうに表した場合、もうすぐ3年経ちますけれども、知事としては、大体何%ぐらい復興したというふうに考えられますか。

蒲島知事
 それぞれの側面があるんですよね。側面というのは、例えば、住まいの側面についていえば、多くの方々の決断が必要です。まだ約1万8,000人の方が仮設住宅におられます。最初は4万8,000人でしたかね。そう見ると、住まいの再建に関しては60%を超えた。
 それから産業に関しては、9割まではいっていませんかね。グループ補助金の交付決定率は90%以上ですけれども、それが実際に使われて完成というところまではいっていませんので。あとは、農地の場合は(営農再開が)99%以上だと思いますので、後はそれをもって、どのくらい県民の方々の心の復興までつながっているかということですね。
 創造的な部分は、計画に着手していますので、ものすごいスピードで決断が行われ、投資が行われているということで、後は時間の問題です。それをどう捉えるかですよね。例えば、鉄道に関しては、その着手が早かったと考えるのか、まだ随分先にしか終わらないなと考えるのか。それはやっぱりそれぞれの人々の気持ちによって評価が違うと思います。だから、一概に何%終わりましたというのは言えないところなんですね。
 ただ、創造的復興ですから、前よりもいい形で復興している姿は見えるんじゃないかなと思います。

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質疑応答

「すまいの再建」について

Q
 熊本市の大西市長が、熊本地震の被災者の関係で、一部自宅再建の目途が立っていらっしゃらない方もいらっしゃるとおっしゃっていたんですけれども、熊本県としては、来年の春までに避難生活を解消させるということで目標を掲げてきたわけですが、それは非常に厳しい状況じゃないのかなと感じているところですけれども、そうしますと、やっぱり仮設入居の延長というのも視野に入ってくるのかなというところがあるんですが、そのあたり、知事のお考えをお伺いできますでしょうか。

蒲島知事
 私の任期がちょうど1年あります。この任期中に、1万8,000人の方々、皆さんに自宅を再建していただきたいという目標はずっと変わりません。その目標に向けて最大限の力を発揮していきたいと思います。
 今、延長が認められている方々のひとつは、災害公営住宅の計画があるけれどもまだ入れない方々。これは絶対(再延長が)ないように、任期中、来年の春までは(災害公営住宅の整備を)絶対終わりたいなと思っています。
 それから、民間住宅におられる方々については、アパート、マンション(の空き戸数)は十分あると聞いていますので、今の段階で、こちらからアパート、それから賃貸住宅を斡旋してあげるようなことによって、仮設住宅から出られると。
 一番不透明なのは、自宅を再建したいけれども、宅地がちゃんとなっていない。あるいは、自宅を再建するけれども、技術者の方が少ない、おられない(いうことでの建設工期の問題)。そういう方々が残られる可能性はありますよね。
 災害公営住宅は完成します。そして、民間賃貸住宅も十分ある。最終的には自宅を再建したいけれども、どうしても大工さんがおられないというような場合はどうするかということになると思いますけれども、それは、その段階で寄り添って考えていきたいと思っています。
 仮設住宅におられる方々に、本格的なすまいを提供していきたいということで、今「6つの支援策」を用意していますけれども、この支援策を皆さんに周知して、そして使いやすくして、最大限に寄り添って、その方々が使えるような形でやれば、ゼロは難しいかもしれませんけれども、少なくとも極小化はしたいという気持ちはあります。

Q
 関連してなんですが、昨日、大西市長が具体的に64世帯が自宅再建困難ではないかということもおっしゃってましたけれども、県として同じようにそういった数字を把握していらっしゃるのかというところも教えていただいてよろしいでしょうか。

蒲島知事
 県でも、全ての方々の状況を、多分大西市長と同じように把握していると思いますけれども、具体的に何件とまで言えませんかね。

事務局
 ちょっとデータは古いですけれども、昨年12月(末)時点で県内市町村に聞いたところ、779世帯がその方々にあたるのかなと思っています。熊本市の会見では(今年3月末時点で)64世帯という話があったと思いますけれども、県でもデータを更新しようと考えておりますが、12月の時点ではそういう数字でした。

蒲島知事
 今の数字は、熊本市分も入ったものですか。

事務局
 入っています。

蒲島知事
 では、すみませんが、(熊本市と)同じ考え方で数字を出してください。

Q
 関連してなんですけれども、その住まいの再建について、現時点での進捗については、知事として順調と捉えているのか、遅れていると捉えているのか、理由も含めてお願いします。

蒲島知事
 住まいの再建については、最大限努力していますけれども、もう少し早ければいいなとは、気持ちとしては思っています。
 ただ、災害公営住宅が今年度中に全部完成しますよね。今、災害公営住宅を待っておられる仮設住宅にお住まいの方、自宅を持つことが難しい方々がたくさんおられます。
 もう一つは、アパートの空きがどんどん増えてきていると聞いています。民間賃貸住宅を求めていらっしゃる方は、移りやすい状況にあると。また、この方々は、(3年目から4年目への)延長は認められませんので、県も一緒に考えていきたいなと思っています。
 一番大きな問題は、家を建てる時にはやっぱりいろんな決断をしなきゃいけませんよね。だから決断しやすいように、60歳以上の方は、1万から1万5,000円の利子だけ払ってくださいと。家を建てていただいて、生涯そこに住んでいただける。子どもに残したい時には、元金が残っていますから、それを支払うか、早くから子どもが参加して支払うか、親孝行ローンと言いますけれども、それも随分申込みがあると聞いています。
 それから、子育て世帯の方は、利子は県が払うので、元金だけ払っていってくださいと。大体35年ぐらいで、1,000万ぐらいの家だったら払いきれるだろうと。それでも、家を建てるとなるといろんな決断が必要ですので、そういう方にどうやって決断しやすい形で支援策を設けるかということですね。
 一挙にみんなが家を建てたいと思うと、家を建てる業者の方が足りなくなる。そういう状況で、思うような時期までに建てられないということはある。確実に建てる、業者さんも決めている、しかし人手不足で建てられない、という時には、その方々に寄り添っての延長とか、そういうことはあり得るとは思います。

知事(7)

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質疑応答

知事の3期目の任期について

Q
 すみません、全ての仮設を何とか解消したいということだと思うんですけれども、知事の任期中に全ての方が仮設から出られなかったら、知事の任期も延長するというお考えはありますか。

蒲島知事
 それとは、全く無関係です。とにかく、時間的緊迫性をもってやるということが大事なことで、とにかく1年後までに仮設住宅におられる方々に本格的な住まいを提供したいということであります。私の任期と、その後の展開については、全く無関係です。

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質疑応答

補足説明

事務局
 先ほどの数値の説明をさせていただきます。
 グループ補助金につきましては、平成30年度末までに、99.3%の交付決定まで到っているところでございます。それから、復旧工事につきましては、平成30年度末までに約92%が工事完了予定で、補助金支払事務を今進めているところでございます。

事務局
 被災された農家の方の営農再開についてでございますが、平成31年2月末時点で、99.3%ということになっております。以上でございます。

蒲島知事
 よろしいですか。

事務局
 すみません。補足しまして、(グループ補助金の)件数のほうをご説明いたします。交付決定につきましては、先ほど99.3%と申し上げましたが、件数にして4,861件でございます。補助金の支払い、復旧工事の完了の部分につきましては、4,481件を予定しております。

蒲島知事
 完了は何%と。

事務局
 完了は91.6%、約92%になります。

蒲島知事
 先ほど復興の進み具合という質問がありましたけど、数字で言うとそういうところですね。

Q
 どうもありがとうございました。

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