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平成28年10月14日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006899 更新日:2016年10月14日更新

知事定例記者会見

日時:平成28年10月14日(金曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画

 動画はこちらからご覧いただけます。<外部リンク>

会見録

 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

コメント

発表項目

質疑応答

説明資料(PDFファイル:556KB)

コメント

熊本地震から半年にあたって

蒲島知事

コメントする蒲島知事の写真

 発表に先立ち、コメントがあります。

 ふるさ熊本の地を震度7の揺れが襲った4月14日から、本日で半年になりました。あらためて、今回の地震と、それに続く大雨で亡くなられた方々に、哀悼の意を表しますとともに、被害を受けられた皆さまにお見舞いを申し上げます。

 発災直後からこれまで、人命救助、水と食料の供給、避難所の確保、避難者の心と身体のケアなど、それぞれの段階に応じて、強い「対応力」をもって取り組んでまいりました。

 仮設住宅の建設は今月末に97%が完成し、みなし仮設住宅と合わせて1万4千戸以上が提供されることになります。被災された方々の住まいの確保については、発災直後から大きく前進しました。

 地域経済や産業の再生についても、融資枠の大幅拡大やグループ補助金による被災企業の支援、「九州ふっこう割」による観光需要の喚起など、国の強力な支援も得ながら、痛みの最小化のため、迅速に取り組んできました。

 その効果もあり、熊本地震を原因とする県内企業の倒産は、かなり少ない状況です。

 大型商業施設も順次営業を再開し、街には以前の活気が戻りつつあります。大きく傷ついた阿蘇へのアクセスルートについても、俵山バイパスが本年12月に仮復旧する見込みです。また、南阿蘇村の長陽大橋を含む村道、栃の木~立野線も、来年夏に開通する見込みとなっています。

 このように、初動対応の段階から本格的な復旧・復興に向けて、皆が一体となって歩み出す段階を迎え、8月に策定した「復旧・復興プラン」についても、10月3日に、新たな熊本の創造に向けた「概ね4年間の取組み」をより充実する改訂を行いました。

 このような中、10月8日未明に、阿蘇山で36年ぶりの爆発的噴火が発生しました。引き続き、今後の阿蘇山の動きを警戒する必要がありますが、県では、被害の全容把握と必要な対策に全力で取り組み、観光等への影響も最小限となるよう努めてまいります。

 私たちは、地震をはじめ、自然の猛威を経験することで、自分の身は自分で守る「自助」や、地域や隣近所で助け合う「共助」の大切さを再確認しました。そして、いつ発生するかわからない災害から命を守るためには、日頃の備えや災害発生時の初動対応が大変重要であることを、身をもって実感しました。

 そのため、11月4日に、地震発生時、とっさに身の安全を確保する「熊本シェイクアウト訓練」を県内全域で実施します。熊本の復興に向けて、まずは自分の身は自分で守る、この第一歩を県民の皆さんとともに実践したいと思います。学校や事業所、ご家庭などで、是非、多くの方々に参加をいただきたいと思います。

 これから本格的な復興のステージへと移っていきますが、元の美しく、活気に満ちた熊本の復活とさらなる発展を目指し、県民一体となって、復興の歩みを加速させていきましょう。

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発表項目

ふるさと投資を活用した熊本地震被災地応援ファンドの取組みについて

報道資料:ふるさと投資を活用した熊本地震被災地応援ファンドに係る取組みについて(PDFファイル:218KB)

蒲島知事
 それでは、発表に移ります。

 熊本地震で被災した県内中小企業者の方々が、ふるさと投資を活用しやすい環境づくりを行うため、ふるさと投資を活用した「熊本地震被災地応援ファンド」に係る連携協定を去る7月20日に締結しました。

 この度、熊本地震被災地応援ファンドによる被災中小企業者の復旧・復興の取組み第1弾として、3件が決定しましたのでお知らせします。

 まず1件目は、阿蘇の旅館業の「蘇山郷」です。阿蘇外輪山の景観を一望しながら、飲食が楽しめるルーフトップバーを新設するなど、外国人旅行者の誘客を目指した取組みが予定されています。

 2件目は、同じく阿蘇の旅館業の「阿蘇プラザホテル」です。浴室から阿蘇五岳が見えるように施設を改装するなど、阿蘇のシンボリックなホテルを目指した取組みが予定されています。

 これらは、世界的な観光地「阿蘇」にとって、復興への新たな弾みとなるものと期待しています。

 3件目は、和菓子とまちおこしを結びつけた活動を行っている開懐世利(かわせり)六菓匠の菓舗「梅園」です。共同利用できる工場を再建するとともに、店舗を併設し、和菓子作り体験などを実施しながら、川尻の魅力を発信する取組みが予定されています。

 なお、この3件については、ミュージックセキュリティーズ株式会社の支援の下、11月末までにはファンドが立ち上げられる予定です。

 今後は、連携協定や熊本地震被災地応援ファンド活用の拡大を図るとともに、その成功事例を情報発信していきます。そして、被災した中小企業の方々の、熊本地震からの再生と新たな発展につなげていきたいと思います。

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発表項目

熊本地震からの復興・首都圏プロモーション「フレフレくまもと!」等について

報道資料:熊本地震からの復興・首都圏プロモーション「フレフレくまもと!」及び「九州・熊本地震復興支援プロジェクト フォーラム&フェア」(PDFファイル:150KB)

蒲島知事

コメントする蒲島知事の写真

 続いての発表です。県では、熊本の認知度向上を目指し、首都圏に向けたプロモーションを毎年実施しています。今年は、「熊本地震からの復興」をテーマに、これまでのご支援に対する感謝の気持ちを伝えるとともに、震災の記憶を風化させることなく、引き続き熊本を応援していただけるよう、様々なプロモーションを展開していきます。

 その取組みの1つとして、世界中から頂いた支援を力に変え、未来へ進む県民の意気込みを表現した動画「フレフレくまもと!」を、地震から半年となる本日から公開しました。

 熊本城や阿蘇などの被災地をバックに、水前寺清子さんが歌う「365歩のマーチ」に乗せて、「くま紋」の旗を手にした県民の皆さんが、歌って踊り、「頑張る熊本」の姿と「支援への感謝」を元気に楽しく発信していきます。

 歌詞はオリジナルの1番に続き、2番に「熊本バージョン」を追加しました。演奏は、全国的にも評価の高い県立熊本工業高校の吹奏楽部の皆さんです。はつらつとした高校生の演奏とともに、軽快な動画に仕上がっており、見ていると思わず口ずさみ、体が動きだしてしまいます。水前寺さんをはじめ、本県出身の有名人の方々にも多数ご出演いただいています。

 動画を流しますのでご覧ください。

(動画再生、約2分47秒)

♪~
1番
 しあわせは歩いてこない だから歩いてゆくんだね
 1日1歩 3日で3歩 3歩進んで2歩さがる
 人生は ワン・ツー・パンチ 汗かき べそかき歩こうよ
 あなたのつけた 足あとにゃ きれいな花が咲くでしょう
 腕を振って、足を上げて ワン・ツー・ワン・ツー 休まないで歩け

2番「熊本バージョン」
 くまもとの あしたへ続く 道をあなたは歩いてく
 365歩でダメでも さらに進もう1歩ずつ
 人生は ワン・ツー・パンチ くじけぬ姿は美しい
 思い出つまったふるさとが 再び輝くその日まで
 腕を振って足を上げて ワン・ツー・ワン・ツー うつむくな笑え
 腕を振って足を上げて ワン・ツー・ワン・ツー
 休まないで歩け うつむくな笑え ~♪

「フレフレくまもと!」動画サイト<外部リンク>

 動画は特設サイトでご覧いただけますので、県のホームページにどんどんアクセスしていただき、「熊本応援ソング」として、県民の方はもちろん、全国や世界中の方々に踊っていただければ、大変うれしく思います。

 また、歌に合わせて創作ダンスを踊る動画を、投稿していただく企画も実施しますので、365歩のマーチに乗せた熱いエールを、本県にお送りくださるようお願いします。皆さんのエールが大きなムーブメントとなり、全国に広がっていくことを期待しています。

 さらに10月31日に、東京で、朝日新聞社との共催による「九州・熊本地震復興支援プロジェクト フォーラム&フェア」を開催します。

 「創造的復興へ」と題したフォーラムでは、私と「くまもと復旧・復興有識者会議」の座長代理をお願いしている御厨先生との対談の他、多彩な顔触れによる事例報告や討論が行われます。

 また、くまモンが登場するステージイベントや、九州の魅力を伝える展示、熊本の物産販売などが行われる予定です。

 今回のプロモーションを通じて、1人でも多くの皆さまに、力強く復興に向け動き出した熊本の姿を知っていただくとともに、これからの熊本の復興を後押ししていただけることを期待しています。

 私からの発表は以上です。

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質疑応答

熊本地震から半年にあたって・1

(幹事社)
 それでは、幹事社から質問させていただきます。先ず、半年という時が経ったことでの率直なご心境をお願いいたします。

蒲島知事
 ちょうど半年になりましたけれども、様々な対応が迫られていました。最初は人命救助です。人命救助の段階から、次は水と食料、そして避難所の開設と避難所の中における快適性の確保、そして、その次が仮設住宅という、そういう流れになっています。

 (今は)仮設住宅の段階で、それが今月末には97%、そして全ての仮設住宅が大体そろったということで、避難所も全て閉鎖される予定になっています。

 そういう意味では、様々な日々変わるニーズ、期待にどのように応じていくかということが、このような災害の対応の在り方のモデルではないかと思っています。

 ちょうど半年経ったこの日に、ほとんどの住まいが仮設住宅(へと移り)、避難所からの撤退が終わったという意味では、私にとってはとっても印象深いものがあります。

 ただ、生活再建という観点から、特に、この半年を見て分かったことは、住まいだけでは、本当(の復旧・復興)の半分もないと思ったんですね。

 つまり、日々の生活を支える仕事があること、それがとても大事だなと。そういう意味では経済の再興がとても大事なものではなかったかと、私はこの6ヵ月で思っています。

 国は、グループ補助金を早い時期にアナウンスしてくださいました。もちろんグループ補助金がもう交付されているわけではありませんけれども、グループ補助金が使えて、そして国が2分の1、県が4分の1、自己負担が4分の1で済むという、そのアナウンスメントの効果はとても大きかったと思います。

 だから、これまで「もう、ここで店をやめよう」とか、あるいは「もう、会社を畳もう」とか思っていた人たちが、一挙に元気になったんです。

 皆さんもご存知のように、グループ補助金の説明会は熱気がありました。この熱気が実はとても大事で、こういう経済的な再開を、政府とか県が100%リードすることはできないんです。

 でも、こういう元気になるためのアナウンスメントあるいは施策を発表することによって、県民自らが元気になるわけです。これが本当の意味での経済の再開ではないかなと、私は思っています。

 そのような中で、8月3日に、「復旧・復興プラン」を発表いたしました。この「復旧・復興プラン」というのは、財源的な措置がなければ絵に描いた餅です。その財源的な措置を国に求めて、ほぼ全てが、大体、措置ができたのではないかと思っていますので、この「復旧・復興プラン」に沿って、これから4年間しっかりと頑張っていきたいと思っています。それが、6ヵ月、ちょうど今日ですけれども、その段階における私の気持ちです。

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質疑応答

熊本地震に係る災害廃棄物の処理について・1

(幹事社)
 先ほど環境省の方で発表があったようですけれども、いわゆる震災ごみの発生が195万トンと推定されていまして、その内の処理が24.8%ぐらいしか進んでいないと。公費解体については、いわゆる進捗率が9月末で14.6%となりますということですが、その進捗状況についてと、県の処理能力について(お伺いします)。

蒲島知事
 がれきの処理能力については、今、環境省の発表をおっしゃいましたけれども、現在のところ、解体の進捗状況が14.6%というところです。

 2年間のスケジュールの中で、がれきの処理を全て終えるという計画ですので、それだと順調ではないかと思っています。

 ただ、がれきの処理、解体作業というのは、次の復旧・復興にとってはとても大事なものですから、2年間使うのではなくて、もう少し早めることができたら、早めるべきだという気持ちもあります。

 そして、足りなければ他県からの応援を受けて、基本的には目標の2年の内にはできると私は考えていますので、そういう意味での進捗状況の発表は妥当ではないかと思っています。

(幹事社)
  県の処理能力は今のところ十分で、もし足りなければ他県、広域の処理をお願いするというスタンスですか。

蒲島知事
 はい、そうです。もうすでに他県からの応援も入ってらっしゃると思いますけれども、とにかくできるだけ急ごうと。急ぐことによって次の段階に進みやすいということも、当然ですね。

(幹事社)
 ありがとうございます。では、他社さん、どうぞ。

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質疑応答

熊本地震から半年にあたって・2

Q
 先ほどの半年の心境という質問の中で、ほとんどの人が住まいを仮設住宅(などに移されて)、避難所の撤退が終わったのではないかというお話をなさいましたけれども、避難所に行ってみますと、例えば仮設住宅に入る予定がなくて、自宅を修理しようと思っているんだけど、それも進んでいなくて、でも、避難所が閉じるなら、行く所がないという方もいらっしゃったりするわけで、全ての方が救われるような制度というのは、なかなか難しいと思うんですけど、そうやって大きな動きが起こっていくと、こぼれ落ちていく方もいらっしゃると思うんですけど、そういった人たちのケアというか、今後、そういうことが多いのではないかなと思うんですけど、どうでしょうか。

蒲島知事
 自宅を再建しようと思ったけれども、解体が進んでいないからできないとか、あるいは費用の面でできないとか、そういうことが起こってくることは当然予想されます。そういう方にとっても、市町村を通して、丁寧に寄り添って、できることをやっていきたいと思っています。

 ただ私の知る限り、概ね今月の末をもって、避難所は閉鎖されるということですが、あと半月ありますので、その間にそういう方々のニーズを聞きながら、できることをやっていきたいと思っています。

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質疑応答

熊本地震に係る災害廃棄物の処理について・2

Q
 先ほど家屋の解体についてのお話もあったんですが、その後の行動の中で、市町村それぞれで、かなり進捗にばらつきがあるという指摘もあるんですけれども、その辺で、被災者の方でも不公平感というものが生じるかと思うんですが、その辺についての知事の今の思っていらっしゃる、感じられることをお伺いしたいのが1点と、他の報道でもあったんですが、復興基金の使い道についてですね、宅地被害の補助を求める声が非常に私有地の場合多いんですが、それについて基金を活用していかれるようなお考えはあるのかどうか、その2点についてお伺いしたいんですが。

蒲島知事
 まず、解体がれきの処理についての、地域間の格差ということですけれども、どのぐらいの数があるかによっても違ってきます。巨大な数があるとすごく難しいでしょうし、それから優先順位はとても大事だと(思います)。早くから優先順位を考えて早めにやっていらっしゃる所は、結構早く進んでいると(思われます)。

 それから個人のイニシアティブといいますか、個人が後で請求ができるということで、自分で早く解体作業を進められた方、いろんな方が混在されていて、その総体としての地域間の格差があるのではないかと思っています。

 ただ、これから、大体同じ方向に向かって、解体の方向に各市町村が向かわれると思いますので、それが加速化していくことを望んでいます。

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質疑応答

平成28年熊本地震復興基金について

蒲島知事
 2番目の復興基金については、先ほどは宅地のことがありましたけれども、我々は、国にこの宅地の支援制度を今求めているところです。この支援制度があれば、復興基金をもっと難しい問題、あるいは国の支援制度がないものについて、使えるということになります。

 復興基金は、県がかなり自由に使えることになっていますので、やはりなるべく難しい問題に使っていきたいと(思っています)。いずれ復興基金は100%県民のために使うものですけれども、政府の支援がないような部分が、この何年かに、必ずこれから出てくるはずです。そういう時に使えるために大事にしたいと思っています。

 できる限り努力をして、国に対して支援制度の在り方、あるいはスキームを決めてもらいたいと思います。復興基金があるから、これで皆やってしまおうというのは、1番簡単な道です。でも、基金を使い切った後で、様々な問題あるいはやるべきことが出てくるような気がするんです。そういうのが今までの経験だし、歴史でもあります。

 だから、復興基金が使い易いからといって、最初に使うということは熊本県ではしないようにしています。復興基金を大事に取っておいて、1番必要な所に使いたいと思っています。その1番必要な所が何かということに関しては、今日14日、市町村長との会合があります。そこで復興基金の使い方についても、我々は議論する予定です。

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質疑応答

熊本地震に係る災害廃棄物の処理について・3

Q
 確認ですけれども、公費解体すれば、この格差は、解体が加速していく中で、収束していく、格差は縮まっていくだろうという、そういう見立てをされているということですか。

蒲島知事
 皆がいっぺんにいくと、かえって混乱するかもしれませんけれども、皆、格差があるということを気付きましたから、特に遅れている所は頑張らなければいけないと、当然、思われるのではないですかね。そうすると、加速化していくのではないかと思っています。

Q
 今、知事が公費解体とがれき処理について、2年で、今順調に進んでいるというふうにおっしゃいましたが、今後、不安要素があるとすれば、県あるいは市町村の復旧・復興の工事が出てくる中で、今現在、公費解体業界とともに、公費解体を手伝っている建設業界とかそちらの方に人手や重機とかが行って、そこから離れていくということなんですが、その中でもスピードが加速していく。そして、それが本当に2年で終わるというお考えになっているのですか。

蒲島知事
 2年で終わるということは、私のすでに(行った)宣言ですので、2年で終わることは確かだと思います。終わることが私の使命ですので、2年で終わらせます。

 ただ、それよりも、私が職員にお願いしているのは、少しでも早くならないかということです。2年がマキシマムで、それよりも早く終わればいいなということを、今、担当者にはお願いしています。

 もちろん、建設業界の方々、解体業界の方々が重なっています。すごく重なっているので、そこのところは、これから、建設業界の方々との協議会みたいなものができますので、その中で県と国と市町村と建設業界の方々の意思疎通を図っていかなければいけないと思っています。

 とにかく解体が終わらないと次に行けないことは確かです。それで、解体の作業を急がなければいけないということは、県民全体の願いでもある気がします。

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質疑応答

タイ プミポン国王死去について

Q
 話が変わるんですけど、タイの国王が亡くなられたということで、熊本地震の際も心を痛めておられるという、何か声明を現地で出されたということですが、知事、もし何か接点なり、ご感想なり、あれば教えてください。

蒲島知事
 タイの国王は大変立派な方で、私は政治学者ですので、経済発展期における政治の安定はとても大事だと感じています。その中で様々な形で、例えばクーデターが起こったり、軍部の反乱が起こったり、政権交代が起こったりという中で、タイは何回も政治的に不安な時期に襲われました。その時に、国王が、国民の絶大な信頼感をもとに収束に乗り出されたことが何度かあることを、今思い出しています。

 私は政治発展論者でもありますので、政治発展の理論から言うと、国王の存在は、とてもタイにとっては大きかったと思っています。心からお悔やみを申し上げたいと思います。

Q
 熊本県にも心を寄せておられたという話がありますが、そういった方が亡くなったということを、知事本人としては、別に接点はなかったんでしょうか。

蒲島知事
 国王との接点はありませんでしたけれども、接点があるとすれば、王家につながるバンコク都知事のスクムパンさんという方がおられまして、その方と若い頃、一緒に本を書いた経験があります。

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質疑応答

災害関連死について

Q
 震災関連死の認定の申請が200人近くになっていると聞くんですけれども、これは市町村の事務ですが、県も合同審査会を支援したり、あるいは単独で開かれている市町村もあったりバラバラですが、東日本の時は、町村によってばらつきが出たりしたという問題もあったと聞いています。この熊本地震の認定では、審査の基準とかにばらつきが出ないように、県としてはどのように支援していくというお考えでしょうか。

蒲島知事
 関連死に関しては、途中から県も深く関与するようになって、そしてなるべくばらつきが出ないようにしました。それから、これはとても難しい問題ですので、県が、「これは、市町村の問題です」という感じで逃げることなく、一緒にやって行こうと思います。

(幹事社)
 他、ありませんか。

蒲島知事
 どうもありがとうございました。

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