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平成28年7月20日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006872 更新日:2016年7月20日更新

知事定例記者会見

日時:平成28年7月20(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画

 動画はこちらからご覧いただけます。<外部リンク>

会見録

 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

発表項目

質疑応答

説明資料(PDFファイル:1.6MB)

発表項目

グランメッセ熊本をはじめとする県有施設の復旧見込みについて

報道資料:グランメッセ熊本をはじめとする県有施設の復旧見込みについて(PDFファイル:84KB)

蒲島知事

コメントする蒲島知事の写真

 4月に起きた熊本地震から3カ月が経過しました。あらためて、今回の熊本地震により尊い命を失われた方々のご冥福をお祈りいたします。

 また安否不明の方とそのご家族、そして被害に遭われた全ての皆さまにお見舞いを申し上げます。

 発災後は、復旧・復興の3原則を基本として、熊本地震からの復旧・復興に取り組んでまいりました。仮設住宅の建設、入居も急ピッチで進められています。熊本から阿蘇へ向かう主要なアクセスルートの復旧見込みも一部示されました。

 現在は、全ての県民の皆さまと、創造的な復興に向けて進んでいけるように、一つひとつの取組みを確実に進めています。

 本日は発表が五つあります。

 1つ目は、地震によって被害を受けた県有施設の復旧見込みについてです。

 グランメッセ熊本は、展示会や商談会、大規模イベントなどに活用されており、昨年度の催事件数は約800件、来場者数約86万人、成約高約230億円の利用実績を誇るなど、本県の産業・経済・文化振興の拠点として重要な施設です。熊本地震では、展示ホールやメインエントランス等の天井や屋根鉄骨の柱脚、ガラスの破損など大きな被害を受け、当初は、復旧工事は来年12月までの長期間を要すると見込んでおりました。県内の経済5団体からも、グランメッセ熊本の早期復旧についての要望をいただいております。

 そこで、1日も早い復旧が可能となるよう、さまざまな観点から工期の短縮について検討を行った結果、年度内に、まずはコンベンションホールや会議室の利用を開始し、来年7月には展示ホールを含めて全館オープンを目指すこととしました。

 またスポーツイベントの拠点であるうまかな・よかなスタジアムはすでに一部使用を再開しており、7月3日にはロアッソ熊本ホーム戦が開催されたところです。同様に県立総合体育館については9月末のヴォルターズの開幕戦までの一部使用の再開を、またパークドームについては、来春からの供用開始を目指して、早期復旧に努めていきます。

 このような取組みを通じて、熊本の再生を力強く後押ししてまいります。

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発表項目

こころの復興に向けて「アートキャラバンくまもと」について

蒲島知事
 2つ目の発表です。熊本県立劇場では、被災地にアーティストを派遣し、生の演奏・演劇・ダンスなどさまざまなアートを通して、被災された方々のこころを癒し、元気になってもらうことを目的に、「アートキャラバンくまもと」に取り組んでいます。

 「アートキャラバンくまもと」は、これまで熊本県立劇場が培ってきた人脈やネットワークをフルに活用し、国内外からの著名なアーティストの協力を得ながら、本日までに33回のコンサート等のプログラムを展開しています。今後も幅広く被災者のニーズに応えられるよう、コンサートやバレエ、演劇、落語など鑑賞型や体験型のさまざまなプログラムを企画し、今年度中に100回以上開催していきます。

 来週7月27日から29日には、世界的に活躍されている指揮者の佐渡裕さんが芸術監督を務める「スーパーキッズ・オーケストラ」により、演奏や地元との交流を行う予定です。

 「スーパーキッズ・オーケストラ」は阪神・淡路大震災を契機に兵庫県で設立されたもので、佐渡さんが心血を注ぎ育てられてきたとお聞きしています。詳しい日程、場所はお手元の報道資料のとおりです。皆さまもぜひ足をお運びください。

 私は被災された県民に意欲と勇気を与えてくれるのは、文化芸術であると思います。音楽をはじめとする文化芸術は、人々の五感に直接働きかけ、癒しと将来への夢や希望を与えることができる「こころのビタミン」のようなものです。

 熊本県としましても、被災された方々のこころの復興へとつながる「アートキャラバンくまもと」にしっかりと取り組んでまいります。

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発表項目

“平成28年度熊本時習館海外チャレンジ塾”の開講について

報道資料:“平成28年度熊本時習館海外チャレンジ塾”の開講について(PDFファイル:152KB)

蒲島知事
 3つ目の発表です。私はこれまで百年後のくまもとの姿を見据え、その礎を築き上げるために、グローバル人材の育成に取り組んでまいりました。その取組みの一環として、平成25年度に「熊本時習館海外チャレンジ塾」を開講し、それぞれの生徒のレベルやニーズに応じた支援を図ってきました。毎年度100名程度の生徒が共に学び、これまで12名が海外大学進学という夢を実現しました。平成27年度の在籍生の1人である森本優貴美さんは、海外チャレンジ塾から初めて、複数の海外難関大学に合格するという快挙を成し遂げました。

 平成28年度は、7月31日の開講式を皮切りに、「熊本時習館海外チャレンジ塾」をスタートします。開講式では、森本さんからも後輩に向けたメッセージを贈ってもらいます。森本さんの合格が後輩たちの励みとなり、今後、あとに続く生徒が出てくることを期待しています。

 熊本地震という大きな苦難を乗り越え、海外での勉学を志す若者のチャレンジを後押しし、将来の熊本を担う多くのグローバル人材が育成されるように、引き続き取り組んでまいります。

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発表項目

震災後の海外展開に向けた取組みについて

報道資料:震災後の海外展開に向けた取組みについて(PDFファイル:142KB)

蒲島知事
 4つ目の発表です。県では地震発生後、県産品の販売や観光PRを通じ、世界に向けて元気な熊本をアピールしています。フェア等を開催していただく企業においても、開催期間中は復興支援としての募金活動や、本県の観光PRを積極的に行っていただいています。

 中国では、大手ネットビジネス会社テンセントの関連会社が、7月30日から来年2月まで5つの都市を巡回し、観光、特産品、くまモンをモチーフにした「熊本PR展」を開催します。また日系コンビニエンスストアではローソンなどが、県産品の販売や観光をPRする「熊本キャンペーン」を実施しています。

 台湾高雄市の漢神(かんしん)百貨店では、7月から8月まで「熊本フェア」を開催し、熊本の観光情報の発信や県産品の販売を行うほか、8月9日には同じ会場で、熊本銀行等と連携した復興支援商談会を開催します。発災から3カ月が経ち、関係者の懸命なご努力もあり、ようやく県内企業が、復興の活路として海外市場にチャレンジできるような機運が高まってきています。震災後、国際線でいち早く再開していただいたた高雄線を通じ、企業の海外展開や、人々の交流がさらに広がることを期待しています。高雄線の利用については、従来は、6名以上のグループで利用した場合に対象となる、1人当たり5,000円の助成金が、7月24日から8月31日まで、2名以上でも利用できるようになります。この機会を利用して、ぜひ多くの県民の皆さまにお出かけいただきたいと思います。県では引き続き、県内企業の海外展開や、国際航空路線の利用促進を積極的に支援し、熊本経済の創造的復興を力強く進めてまいります。 

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発表項目

「ふるさと投資を活用した熊本地震被災地応援ファンドに係る連携協定の締結」について

報道資料:「ふるさと投資を活用した熊本地震被災地応援ファンドに係る連携協定の締結」について(PDFファイル:226KB)

蒲島知事
 最後の発表です。このたび、熊本地震で被災した県内中小企業者の復旧・復興を支援するため、県、熊本大学、熊本県商工会議所連合会及びミュージックセキュリティーズ株式会社において、「熊本地震被災地応援ファンド」に関する連携協定を締結します。

 熊本地震は、本県の経済や雇用を支えている中小企業においても、店舗や工場等に大きな影響を及ぼしました。このような状況を踏まえ、私は、インターネットを介して広く個人から資金を集める「ふるさと投資」を活用し、全国に広がる熊本を応援したい人々の思いを、被災した中小企業の復興につなげたいと思っています。そして、投資いただいた方々には、被災企業の応援団として、将来にわたって熊本の復興を支援していただくことを期待しています。

 本日13時40分から、県、熊本大学、熊本県商工会議所連合会、ミュージックセキュリティーズ株式会社の4者による、連携協定の締結式を行います。また関係する商工団体にも今後の参加を呼びかけ、協力の輪を広げていきたいと思います。

 今回の協定を通じ、「ふるさと投資」を活用しやすい環境を整え、全国から集まった応援ファンドにより、被災した中小企業の方々の、熊本地震からの再生と新たな発展を実現していきたいと思います。

 私からの発表は以上のとおりです。

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質疑応答

グランメッセ熊本をはじめとする県有施設の復旧見込みについて・1

(幹事社)
 ありがとうございました。幹事社からまず2つお伺いいたします。まず1項目の県有施設の復旧見込みにつきまして、お話にありましたように、グランメッセをはじめかなりの利用が多い施設ばかりだと思うんですが、長期間の復旧の間の、例えば代替施設、今まで行われていた催事などをどういうふうに行っていくのかというお考えと、それぞれ復旧にかかる予算についてあらためてお伺いしたいと思います。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

蒲島知事
 はい、例えば県立劇場の話をしましたが、県立劇場の場合、使えない間は、演奏とか演劇とか、外に出てという形で県民の心の癒しを行っていくと、そういう意味で、それぞれの施設がいろいろなことを考えていると思っています。

 一つはうまかな・よかなスタジアムに私もロアッソ戦を見に行きましたけれども、(スタンドが)半分は使えますよね。(スタンドを)半分使うことでロアッソ戦の熊本における試合をされたこと。それぞれがいろいろ考えています。

 ただ、グランメッセについてはとても大きな施設で、かついろんな場面で利用されている施設ですが、まずは今年度中、展示場の他の所をなるべく使うような形で、着々とできる所から使って、最終的な完成は来年の7月を目標にしました。もっと長くかかると、来年の12月までかかると最初は思っておりましたけれども、担当者の努力で、それぞれの施設が、使える所は使おうと、そんな感じで今やっていると(いうことです)。

 代替施設の考えもありますけれども、むしろそれぞれが、それぞれの立場で1番いい方法を考えているのかなと思っています。

 もう一つ(の質問)は何でしたかね。

(幹事社)
 復旧にかかる予算です。

蒲島知事
 グランメッセにかかる予算ですけれども、私が聞いたところ20億でしたかね。

(事務局)
 23億です。

蒲島知事
 23億ということです。

(幹事社)
 ありがとうございます。それでは各社さんから、お願いします。

Q
 グランメッセに関連するお尋ねですけれども、グランメッセはもともと九州を支える広域防災拠点構想によって、被災地の物資集積拠点として位置付けられていたと思いますけれども、今回の地震では被災した結果、被害が出たというかその機能を果たせませんでした。

 今後まだこういう防災拠点構想を進めていく上で、今回の地震を踏まえて、例えば耐震性を強化するとか、さらに防災に対する対応力を高めるとか、何らかのプラスアルファの工夫とか配慮する考えはあるのかどうかをお尋ねしたいと思います。

蒲島知事
 はい、私も県庁のスタッフに、その可能性を検討して欲しいとお願いしたところです。ただ、例えば今回、天井からものがどんどん降ってくるという、そういうのが大きな問題でしたよね。

 体育館もそうですし、建物自身というよりもそういうことの強化を考えながら、復旧を進めるべきじゃないかと私も(思います)。防災拠点としてのグランメッセ、それから運動公園なんかもそうですけれども、そういう観点がこれからの復旧においては必要だというふうに感じました。

 〔※事務局に向かって〕ところでその23億円は、それは入っていますかね。

(事務局)
 入っています。

蒲島知事
 入っているそうですよ。

Q
 知事、すみません、今の23億円に入っているというのは、何が入っているのでしょうか。あらためて(お願いします)。

蒲島知事
 〔※事務局に向かって〕じゃあ、詳しく天井なんかの耐震についてお願いします。

(事務局)
 今回の復旧に当たりまして、知事から求められましたのは、スピード感と強靭化です。そもそもグランメッセにつきましては、建築基準法の耐震診断に基づきまして、震度7程度の大地震に対しましても、人命に被害が及ぶというような倒壊等の被害を生じないような耐震性を確保し建築されたものです。今回さらに(施設の)強靭化をすることによりまして、相当の地震が起きましても、先ほど申されましたような防災拠点として活用できるような形で、復旧の方に当たっていくというふうに考えております。

Q
 すみません、今の絡みで、構造躯体というよりは天井の天井板だったり、非構造部材の部分で今回被害が出たと思うんですけれども、先ほどおっしゃった強化というのは、そういった部分を強化するという、その天井板だったりとか、天井自体ではなくて、その下のパネルの部分だったりとかそういった部分の被害だったと思うんですけれども、それは(どうでしょうか)。

蒲島知事
 はい、お願いします。

(事務局)
 それも含めて対応するということでございます。

Q
 構造躯体自体にも強震化を図るということですか。

(事務局)
 屋根鉄骨の柱脚部分が損傷しておりますので、そこの強化をまず図るということと、あとは天井の軽量化ですとか、ガラスの破損等もあっていますので、ガラスが追随するような構造に代えるといった改良を加えるということで考えております。

Q
 もう一つ関連でよろしいですか。先ほどグランメッセの予算は聞いたんですけど、県立総合体育館とパークドーム熊本の方も予算の答えは知事からなかったと思うんですが。

蒲島知事
 はい、グランメッセについては、復興のシンボルとして、20億円程度と聞いていましたけれども、それぞれについては〔※事務局に向かって〕すみません、予算をお願いします。

(事務局)
 体育保健課でございます。県立総合体育館につきましては5億円程度、それから、パークドームにつきましては約9億円程度です。

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質疑応答

応急仮設住宅について

Q
 知事、すみません。仮設住宅の建設についてお尋ねなんですが、今着工しているのは7月末までに9割できるということですが、益城などで、仮設(住宅)が不足しているというのがあって、これからまだ作らないといけないので、今、県の方でまとめていらっしゃると思うんですが、今あとどれぐらい作らないといけなくて、最終的な整備完了の時期はいつぐらいになるとみていらっしゃいますでしょうか。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 3段階あります。私は6月14日に、その時点で市町村からの要望が2,951戸だったんですけれども、それについては7月に完成しますと(言いました)。

 その後、追加要望がありました。半壊でも仮設住宅に入れるという国からの通知が来て、それに対応するために各市町村で6月中旬から2次募集が実施されました。それが700戸ぐらい追加されたんですけれども、現在それを8月中には完成させる予定です。

 まだ出てこないのもあるんです。これはどうしてかというと、2次調査(の段階)に入っている罹災証明について、まだ市町村の方もどれぐらい出て来るかわからない。それについては県としてはもうオーダーメイドで出てきた段階で、しっかりと対応していくということになると思います。

 だから、今我々がつかんでいる戸数については9割程度が7月中に完成、残りが8月中に完成。ただ、今、何も出ていない数字については我々が完成させるわけにはいきませんので、それは出てきた段階で対応する。そのために仮設住宅で言いますと6,400戸までは予算を確保しています。予算を確保していないと、予算を取るのは大変ですけれども、(予算を確保しているので)すぐ対応できるということです。

 そういう意味で3段階あると思ってください。最初の6月14日の私の発言。7月中には完成しますというのは、これは2,951戸、その後2次募集の700戸に関しては7月から始めましたので、8月中に完成。そして、まだ何も出ていない部分については何戸あるかよくわかりませんけど、予算はもう取っておりますので逐次対応していくと(いうことです)。

(事務局)
 すみません。予算は4,600戸分です。

蒲島知事
 4,600戸分ね、はい。

Q
 知事、従前は暑い夏が来るまでに仮設(住宅)に移っていただきたいというお話だったと思うんですが、これからまだ需要も見通せない部分もあるとなると、ひょっとすると秋以降に仮設住宅に移るのがずれ込んでしまうかもしれないという、そういうご懸念はお持ちでしょうか。

蒲島知事
 私が、そう言った6月14日の段階では、市町村からの要請があった分について、仮設に入っていただきたいと。ただ、これがまた2次募集があると、その段階では私の頭になかったものですから、2次募集についてはなるべく早くということで8月中になったと(いうことです)。また3次募集といいますか、これからあるかもしれないし、それはどのぐらいかもわかりませんけれども、予算が取ってあるので、逐次その段階で対応するということになります。

 でも気持ちは、なるべく夏の暑い時期は、仮設住宅に入っていただきたいということも、気持ちとして7月中と言ったんです。

Q
 知事、すみません。その点でのお尋ねですけれども、現在まだ避難者の方が相当残っていらっしゃいますけれども、知事の見通しとして、この避難所生活者が仮設住宅に入るあるいは別の方法で日常生活に戻る、避難所生活者をなくす見通しというのは、大体いつごろと頭の中に描いていらっしゃいますか。

蒲島知事
 なるべく早くというのが私の気持ちでありますし、そのために仮設住宅4,600戸分とみなし仮設3,600戸分の予算をとっています。でも強制することはできません。

 そういう意味では締め切りを作るとか、そういうことはむしろ痛みの最少化という観点に反しているんじゃないかなと思いますので、その時その時に丁寧に対応していくと、これから先のことはですね。

 これまでは分かった範囲ですから迅速に対応できますけれども、これからは不透明になっていくと思います。それを強制してやるということは、締め切りを作るとかですね、それはあまり好ましくないんじゃないかと思っています。なるべく早く避難所の生活から次の段階に行って欲しいというのは私の気持ちです。

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質疑応答

平成28年熊本地震について・1

Q
 知事、すみません。梅雨も明けまして、南阿蘇村でお一人行方不明になっておられる方、大和さんの地上からの捜索というのは、今後どのようにお考えでしょうか。

蒲島知事
 前も申しましたように、国道57号がこれからどんどん工事が入ってきますよね、その段階で、何らかの手がかりがあった時には捜索ということが考えられますけれども、そうでなければ今までどおり、空からと監視カメラの両方からの捜索になると考えています。

 何らかの手がかりが出てきた時には、その段階で方法が考えられると思います。

Q
 梅雨時期には危険性も含めてちょっと中断されていたところもあったかと思うんですが、梅雨が明けたからと言って再開するということではないと(いうことですか)。

蒲島知事
 梅雨の前もやっぱり土砂崩れの可能性があって、なかなか難しい段階だというふうに聞いています。梅雨が明けても。

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質疑応答

グランメッセ熊本をはじめとする県有施設の復旧見込みについて・2

Q
 すみません。グランメッセに戻りますけれども、先ほど利用実績、知事はお話されましたが、今回の地震で経済的な損失というのは、ある程度データとして出していらっしゃるのでしょうか。

蒲島知事
 これは、正確な数字がたぶん必要だと思いますけど、1カ月復旧工事が伸びると、約20億円の経済損失が発生します。それから1年にすると成約高が約230億円ですから、とても巨額ですよね、経済的に。だから、なるべく早く(復旧)すればそれほど損害が少なくなると(いうことです)。

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質疑応答

震災後の海外展開に向けた取組みについて

Q
 すみません、海外展開の取組みに関連してですが、国際航空路線で、台湾高雄便が早々に再開をしていますが、あと他の線ですが、韓国と香港こちらの見通しと、県からのアプローチの状況というのを教えていただけますか。

蒲島知事
 高雄線の場合は、向こうからの好意で早くこれを再開したいということですけれども、韓国と香港については、やはり熊本からのさらなるアプローチが必要じゃないかなと思っています。

Q
 今のところ見通しとしては、まだ・・・。

蒲島知事
 まだ見通しとしてはちょっと不透明だと思います。今日の段階ではどうですかね。担当者の方。

(事務局)
 今のところ見通しはまだたっていません。一応アプローチとしましては、観光の方に来ていただくために、熊本の現状のDVDを作りまして、航空会社や旅行会社の方に配ったりしています。それから、現地での旅行販売会議で、熊本の現状をアピールしたり、あるいは現地のマスコミ等をこちらの熊本の現地を見ていただくというツア―辺りを実施したりしているところでございます。

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質疑応答

平成28年熊本地震について・2

Q
 もう1個、関連してお願いいたします。今度、国内に関してですが、地震に関連して3カ月の節目の行動というのは、ひとしきりありましたけれども、やっぱり東京とか全国的に見ると、この地震に関する発信というのは減ってきているというのが事実だと思うんですが、これに関して知事、認識といいますか、所感をいただいて(よろしいでしょうか)。

蒲島知事
 今日の新聞でも熊本のことをPRしましたけれども、特に今回の旅行券[九州ふっこう割]が今日発売ですので、それを通しての報道もありますし、それから熊本県からのプロモーションも必要だと思います。この旅行券がきっかけとなって、だいぶん良くなるのかなあと私は感じています。

 旅行券の売り上げ、また売れるスピード等も聞いていますと、瞬く間に売り切れているということですので、(観光客が)戻ってくるんじゃないかなと思っています。今日の20日の発売がそういう意味ではとても楽しみですけど、すぐ結果はわかると思います。

 ぜひこのプロモーションについても、メディアの方々のご協力もお願いしたいなと思っています。

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質疑応答

都市対抗野球出場のホンダ熊本について

Q
 今日の流れと関係ない話ですけど、都市対抗野球大会というのがございまして、Honda熊本が出場したんですが、惜しくも敗れてしまったんですけれども、知事としてこのHonda熊本の戦いぶりというのはどういうふうに(思われましたか)。

蒲島知事
 私もくまモンと一緒にビデオメッセージを東京ドームに送って、皆さんに見てもらいました。その時から、この試合は勝って欲しいというのが私の気持ちで、もし決勝戦まで行ったら、私も行きますということを約束しておりましたけれども、残念ながら負けてしまいました。

 でも、いい試合をしたということと、やっぱりHonda熊本さんの試合を通して、観客の皆さんが熊本への支援の輪を広げていただけたんじゃないかなと思っています。

 今日はちょっとコメントが多かったので、時間が早く来ましたけれども、他にありませんか。

(幹事社)
 では、本日の記者会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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