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平成28年4月29日 知事臨時記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006851 更新日:2016年4月29日更新

知事臨時記者会見

日時:平成28年4月29日(金曜日) 10時30分から
場所:知事応接室

会見録

 知事臨時記者会見の会見録を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

(幹事社)
 記者会見を始めます。知事、発表項目からお願いいたします。

蒲島知事

コメントする蒲島知事の写真

 4月14日の地震発生以降、長引く避難所での生活に、ストレスを感じておられる方が多くいらっしゃいます。

 昨日の時点で、避難者の数は3万人を超えており、その方々の健康面、衛生面を考えると、1日も早く、安心して暮らせる住まいを確保することが重要であります。

 県では、被災した市町村と応急仮設住宅の建設について、協議を重ねてきましたが、本日から西原村と甲佐町で仮設住宅の建設に着手することになりました。

 具体的には、西原村の小森地区に50戸、甲佐町の白旗地区に50戸の建設を予定しています。

 避難された方々が新たな住まいで生活をスタートされることで、避難生活のストレスや疲労を和らげ、被災者の痛みの最少化をすることができます。

 建設を希望する他の市町村についても、協議が整い次第、順次、建設に着手し、避難者の方々が1日も早く安心して暮らせるよう、スピード感を持って取り組んで参ります。

 なお、今後着手する仮設住宅については、避難生活の中でも、ゆとりを感じてもらえるように、1戸当たりの敷地の広さを今までの1.5倍としています。

 また木造の集会所や談話室を住民同士のコミュニケーションを生み出しやすい場所に配置するなど、避難者の孤立等を防ぐ設計としています。

 こうした取り組みは、熊本広域大水害の「みんなの家」などの経験を活かしたものであり、くまもとアートポリスコミッショナーである建築家の伊東豊雄氏からも助言をいただいています。

 さらに、西原村については、50戸の住宅を温かみのある木造とし、基礎を鉄筋コンクリート造とすることで、避難生活を送る間、安心して暮らしていただけます。

 熊本広域大水害の時も、単に元にあった姿に戻すだけではなく、こうした災害をきっかけに、創造的な復興を遂げた事例が数多くあります。

 今回の仮設住宅の建設でも、市町村の意向を反映した地域のコミュニティづくりに取り組み、「創造的復興」の1つのモデルとして進めたいと思っています。

 私のほうからのコメントは以上です。

(幹事社)
 ありがとうございます。じゃあ、先に幹事社からお願いします。

蒲島知事
 はい。

(幹事社)
 先ほどのと若干重なる部分もありますが、仮設住宅建設着手ということで、まず、急ぎ建て始めたということですが、知事、仮設住宅の役割と言いますか、現在の被災者の状況を踏まえて、役割について最も重要なこと、大事なこと、これは何とお考えでしょうか。

蒲島知事
 避難者の方々の生活も刻々と毎日変わってきます。先ずは食料の確保、そして次は、より状況が良くなる、環境が良くなる事が求められます。そして今多くの被災者の方々が求めているのは、住まいの移動と言いますかね、そのためには、よりゆったりしたプライバシーのある仮設住宅、これを求めていらっしゃる方もおられます。そして、みなし仮設住宅はもちろんその中に入りますけれども、その仮設住宅を通して、次に、実際に住まれる家に移られることになると思いますけれども、その、最後に住まわれる場所に行くまでの期間は避難所ではちょっと長すぎるので、次の住まいを得るまでの間に、この仮設住宅が役割を果たすのではないかと思っています。

そういう意味では、今回、西原村と甲佐町の方でこのような仮設住宅が始まったというのは、この流れが、これからどんどん加速化していくのではないかと思っています。先ほども言いましたように、市町村との協議が整い次第、我々はどんどん進めていきたいと思っています。

(幹事社)
 すみません、1点だけ、まさに他の自治体に関してですが、西原と甲佐はかなりスピード感のある着工になったと思うんですが、他の市町村では、なかなかその用地の問題等もある市町村もあるやに聞こえてくるんですけれども、今後はどのようなスケジュール感というか、仮設なり、避難者の移転というのを進めていきたい考えでしょうか。

蒲島知事
 これはスピード感を持ってやらなければいけないと思っていますので、県も中に入って、用地の選定であるとか、その市町村との交渉ですか、それからそういう仮設住宅とか、こういうのができるということが1つのきっかけになるんじゃないですかね。それから、専決予算ももう通しましたので、そういう意味では予算的な裏付けがあって、実際に西原村と甲佐町がやられたのを見て、よその市町村もよりスピード感を持ってやれるのではないかと、このように思っています。当然、県はその中に入って調整を進めていきたいと思っています。

(幹事社)
 各社お願いします。

(記者)
 すみません、今の、先ほどの質問との関連ですけれども、きのうまでに西原、甲佐を含む13ぐらいだったと思いますが、市町村で応急仮設住宅の希望が出ていたと思います。西原、甲佐が先行する形ですけれども、知事として、応急仮設住宅の建設は、全部の市町村でいつぐらいまでに終えたいとかいうお考えはございますか。

蒲島知事
 早く終えたいという考えはありますけれども、それはやっぱりそれぞれの事情があるので、いつまでということは、ちょっとこの段階では言えないのではないかなと思っています。

ただ、ここでも発表しましたけれども、今までの仮設住宅は、いろいろ、例えば、皆さんが孤独感を感じるとか、そういうふうなことが問題視されておりますので、今回は、伊東豊雄さんの「みんなの家」のアイデアなどを取り上げて、それを、敷地もゆとりをとると、それが1.5倍はするということだし、それから集会所、それから談話室そういうものをセットで、コミュニケーションの場として併設したいと思っています。

(記者)
 ちょっとその点でもなんですけれども、今後の市町村での建設でもこの「みんなの家」というのは、必ず併設していくようなお考えになるでしょうか。

蒲島知事
 「みんなの家」という名前になるかどうかはわかりませんけれども、その役割を持つ集会所と談話室はセットでやります。〔※事務局に向かって〕それでよかったですよね。

(事務局)
 はい。

(記者)
 知事、それぞれ1期と書いてありますけれども、これ1期と書いてあるのは、もう2期、3期というのを想定した結果だということですか。

蒲島知事
 先ほども申しましたように、順次、市町村との話し合いと言いますか、市町村での準備が整い次第、進めていきたいと思っています。

 ただ、みなし仮設住宅や、公営住宅とか旅館、ホテルなど様々なパターンがありますので、そういう選択も、たぶん選ばれる方もおられると思います。そういう意味では、様々な希望に丁寧に行政が応えていくことが大事だと思っています。また同時にスピード感も必要ですので、そういう意味では、みんなで一生懸命この住まいについて頑張っていくということになると思います、これから。

(幹事社)
 すみません。補正予算の専決処分ではみなし仮設を含めて4,200戸ぐらいを想定されていると思いますが、知事のお考えでは、トータルでそれで足りるのか、それとも……。

蒲島知事
 足りなくなった段階で、さらに予算を増やしますので、今の段階では専決予算としては4,200戸分ですね。これはみなし仮設住宅も含めてです。

(記者)
 足りなくなる可能性もやっぱり踏まえて、その都度……。

蒲島知事
 その都度、もし足りなくなれば、対応したいと思っています。

(記者)
 すみません、当初、来月にもというふうな話があったかと思うんですが、今月4月中に、もう着手が始まったということ、まあ、急いだということになるんだと思うんですが、これはなぜ急いだという、その理由は(何でしょうか)。

蒲島知事
 スピード感を持ってやっていますので、特にもう2週間、避難所での生活が続いてきますと、皆さんも相当なご苦労、それから疲労感が出てくると思いますので、まず初めにこういうものが仮設住宅ですよというのが皆さんに分かっていただく点でも、早く始めたいなと思っています

(記者)
 各市町村から希望が出ているかと思うんですが、まずこの2つのエリア、西原と甲佐が選ばれたというか、この2つが先にやるという理由が何かあるんですか。

蒲島知事
 合意が整ったということだと思います。詳しくは担当者がおりますので。この2つの村と町が、早く合意が整ったということです。それから、用地の選択も早かったと思います。

(記者)
 すみません。別件ですけれども、知事にひと言、震災から2週間が経って、ぜひお聞きしたいと思っているんですけどれも、今回、県の防災計画を立てていて、その防災計画の中で、想定外のことは多くあったと思うんですけれども、知事にとって、この2週間の地震対応で特に想定外だったことをいくつか挙げていただけないかと思います。

蒲島知事
 みんな想定外です。まず、日本の歴史には珍しい地震だというふうに言われていますけれども、初動を1番大事にしますよね。だから、14日夜の、あれで本震が済んだと、後は余震だろうと思って、すぐ対応しました。実は、その次の16日の未明のが本震だったということですから、これも想定外ですよね。これは気象庁も想定しなかったようなことですから、それがとても対応策を複雑にしたような気がします。まず、人命救助から避難所、そして仮設住宅といく、それが複雑化したような気がしますね。それが私にとっては想定外だったと。ただ、いい方に想定外だったのは、これだけの大きな震度7というのが、2度連続して起こったにもかかわらず、火事がほとんどなかったこと。それと、実際にヘリで南阿蘇村の立野地区を見た時に、地震の恐ろしさ、あの巨大な山が地すべりを起こして、そして阿蘇大橋も国道57号もずたずたになるという、こんな破壊力があるのかなと思うほど驚いたんですけど、それも私にとっては想定外だったと思います。そのためにこれから、復旧・復興にはものすごくお金が掛かると思います。そういう意味で、激甚災害に指定してもらって良かったなと思っています。それでも、やっぱりあれだけの大きな破壊と言うんですかね、破壊されたインフラストラクチャーをもとに戻すのは大変だと思っています。だから、相当長期間になると。もう1つは熊本県民のシンボルである熊本城が、ずたずたにやられたということが、これは心理的な意味でも熊本県民にとっては、大きいのではないかなと思っています。そして、それ以外にも阿蘇神社も倒壊しましたけれども、これもぜひ復興・復旧の方に早く手を付けなければいけないなと思っています。

(記者)
 もう1点、想定した避難者数が、大量になったと思うんですけれども、ピーク時で18万ちょうどという、これも想定外ですか。

蒲島知事
 はい、これも2回目が本震だったということが大きかったと思います。

(記者)
 なるほど。

蒲島知事
 やっぱりあれ[※本震]を経験して、とにかく被災された方は避難所に行こうという、だから2日目が1番多かったんじゃないですか。あれ[※本震]を経験した後がとても増えたんだと思います。特に熊本市で。それから、車で避難された方も増えましたよね。家の中にいるのが怖いと、この恐怖感が、2回の(震度7の)地震と余震が千回以上、2週間で続いたということは、やっぱり不安をより加速化して、それが避難所にたくさんの方がいらっしゃった大きな原因でこれも想定外ですよね。もし、1回目の地震で終わっていたら、きっとまた自宅の方に帰られたと思いますけれども、自宅の方に帰るのが危ないというのが、2回目の本震で分かったと。それで、皆さんも同じ気持になられたと思います。

(記者)
 ありがとうございます。

(記者)
 仮設(住宅)の話に戻るんですけれども、仮設(住宅)のハード面について、広さですとか、集会所という形で、被災者のコミュニティづくりに配慮されているようですけれども、今後ソフト面で、例えば心のケアですとか、健康面のケアなどについて、人の健康管理とかについて、仮設をこう巡回させるお考えとかはありますか。

蒲島知事
 それは仮設住宅ができた段階で、当然そのような形になると思いますけれども。今、避難者の中での心のケアであるとか、また子どもたちの心のケアのためには、スクールカウンセラーの増員を予算化しましたので、そういう意味では、常に市町村と連携しながら、県も人々が不安にならないように、それから、なるべく痛みが最小化するように、これまでも幸福量の最大化ということを言って参りましたけれども、災害に関しては、痛みを最少化することが、行政の大きな役割だと思って、私も3原則の第1のものとして、被災者の痛みを最少化することを考えています。その観点から、先ほど言った集会場であるとか、談話室であるとか、敷地を広くするとかそういうことをやっているところです。

(記者)
 そろそろお時間だそうですが、よろしいでしょうか。

蒲島知事
 よろしいですか。はい、どうも。