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平成23年 7月20日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006823 更新日:2011年7月20日更新

知事定例記者会見

日時:平成23年7月20日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

会見録

知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

コメント

 宮城県東松島市訪問について

発表項目

コメント

 放射性セシウムに汚染された稲わらを給与された可能性のある牛の肉の流通について

質疑応答

蒲島知事
 おはようございます。

(幹事社)
 おはようございます。幹事社の時事通信です。時間になりましたので、知事の方から発表項目についてお願いします。

蒲島知事
 それでは、発表項目の方からお伝えします。

宮城県東松島市訪問について

 最初に、東松島市訪問について、御報告いたします。

 先週7月14日、東日本大震災に伴い本県が重点的に支援を行っております宮城県東松島市を、馬場県議会議長とともに訪問してきました。東松島市の阿部市長から、被災状況について説明をいただくとともに、被害のとても大きかった大曲浜(オオマガリハマ)地区と野蒜・東名(ノビル・トウナ)地区を視察いたしました。これまで報道や派遣職員からの報告で被災の状況を聞いておりましたけれども、実際、現場を目の当たりにいたしますと、地震や津波といった自然の力がいかに大きくて、恐ろしいものであるかを改めて実感したところであります。阿部市長からは、本県からの派遣職員支援について、「チーム熊本がいなければ仕事が回らず、大変感謝している」というお礼の言葉をいただきました。私からは「東松島市の災害については、熊本県内で起こった災害と同じだと思って(おり)、今後とも力になりたい」と申し上げました。

 また、市内の被災した2つの保育所を「くまモン」と「DOYO組」とともに慰問いたしました。子ども達は笑顔で、くまモン体操をしたり、童謡を皆で歌ったりと、大変喜んでくれました。傷ついた子ども達の心を少しでも癒すことができたのではないかと思っております。

 被災地に元気を与えるような息の長い支援をこれからも続けていく必要があると感じました。また、今回の訪問を、現在、本県で進めております地域防災計画の見直しに活かして、しっかりと取り組んで参りたいと考えています。

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発表項目

県公共事業再評価監視委員会への五木ダム事業の中止方針の諮問について

報道資料:平成23年度熊本県公共事業再評価監視委員会に五木ダム事業の「中止」方針を諮問します(PDFファイル:46KB)

 2番目は、「五木ダム中止方針の諮問について」であります。

 五木ダムは、球磨川水系において、五木村の宮園・竹の川地区を洪水被害から守るために、昭和44年に建設事業に着手した事業であります。五木ダムについては、昨年10月、私は「検証を行い、平成23年度の再評価監視委員会にその結果を諮問する」と公表し、検証作業を進めて参りました。検証作業を終え、再評価監視委員会にお諮りする県としての方針を決定いたしました。それについて発表させていただきます。

 五木ダムについては、球磨川水系全体がどうあるべきかという観点から検討すべきだと考えました。私は、平成20年9月11日に、川辺川ダム計画の白紙撤回を表明いたしました。表明に当たって、球磨川水系における現在の民意は「球磨川そのものが守るべき宝である」という考え方をお示しいたしました。その後、この考え方に沿って、国、県、流域市町村の3者でダムによらない治水を極限まで検討する議論を進めています。

 次に、技術的観点からの検証結果は、五木ダム建設事業を継続することは、困難であるというものでありました。その理由は、平成16年から19年にかけて五木村で発生した4年連続の出水により、宮園地区の河床が低下し、河川の流下能力が大きく向上したこと。このため、検証の前提となっている昭和40年7月洪水が溢れずに流れることが判明したことであります。この検証結果は、ダムによらない治水を目指している現在の球磨川をめぐる治水の考え方や取組みに合致するものであります。このため、私は五木ダム事業を中止するという方針を決定しました。そして、7月26日に開催する予定の再評価監視委員会に「中止」の方針を諮問することとしました。委員会におきましては、十分な審議を尽くしていただきたいと考えております。

 また、今回の検証結果については、村民のみなさまに丁寧に説明をするように指示をいたしております。ただ、宮園・竹の川地区の治水は重要と認識しており、今後必要となる治水対策については、上流と下流のバランスを考慮しながら検討して参りますので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

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発表項目

静岡県と熊本県との災害時相互応援協定について

 3番目は「静岡県と熊本県の災害時相互応援協定について」であります。

 静岡県と熊本県との間で「災害時の相互応援等に関する協定」を締結することについては既に申し上げておりましたが、それについて、来る7月25日に調印を行うことになりました。これは、去る5月16日の川勝静岡県知事の来熊の際に合意に至り、これまで事務的な調整を進めてきたものであります。7月25日には、私が静岡県庁を訪問し、午後2時から調印式を行う予定であります。

 協定の目的は、地震・津波等の自然災害に同時に被災する可能性の少ない両県において、いずれかの県が被災した時には、他方の県がピンポイントで速やかに応援できるようにすることにあります。また、平常時にも、防災に関する情報交換・交流等の促進をすることで、相互の危機管理体制の強化につなげようとするものであります。

 本県としては、この協定の締結を契機として、防災先進県である静岡県のノウハウの導入等にも努め、危機管理・防災体制の一層の充実強化を図りたいと考えています。

発表項目

第33回全国豊かな海づくり大会の開催決定について

報道資料:第33回全国豊かな海づくり大会の開催決定について(PDFファイル:38KB)

 4番目は、「第33回全国豊かな海づくり大会の開催決定について」であります。

 平成25年に開催されます「第33回全国豊かな海づくり大会」については、大会推進委員会に本県への招致を申請しておりましたけれども、昨日7月19日付けで本県開催が決定しました。

 本大会は、これまで天皇皇后両陛下の御臨席のもと、地域漁業の振興や豊かな海づくりの推進を目的として開催されてきた国民的な行事であります。

 県としましては、この大会を通じて、有明海、八代海、天草灘で営まれている本県の特色ある水産業の魅力を全国に発信したいと思っています。そして、水俣病の教訓、水俣の海の再生を広く理解していただくことにもつなげて参りたいと考えております。

 なお、県内の開催地をはじめ、大会の具体的な内容につきましては、8月以降に準備委員会、秋以降に実行委員会を設置し、熊本ならではの心のこもった大会となるよう検討して参りたいと思います。

発表項目

くまもと「食」・「農」アドバイザーとして小泉武夫氏(東京農業大学名誉教授)を迎えます!

 それから、くまもと「食」・「農」アドバイザーとして小泉武夫氏をお迎えいたします。

 今回、東京農業大学名誉教授であり、食文化のオーソリティーとしてご活躍の小泉武夫氏を『くまもと「食」・「農」アドバイザー』にお迎えすることにいたしました。

 小泉武夫氏は、我が国の食の権威であり、本県農林水産物にも造詣が深く、あか牛に対しても、その健康や安全面でのアピールに共感をいただいております。

 活動の手始めとして、8月4日に「小泉先生と語る くまもとの食と農セミナー」と題し、本県の加工食品コンクール受賞作品の公開評価会と講演会を実施します。

 先生を中心とした一連の取組みが、くまもとを代表するふるさと食品の創作につながり、本県の「稼げる農林水産業」の実現に資するものと確信しております。

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コメント

放射性セシウムに汚染された稲わらを給与された可能性のある牛の肉の流通について

 それから、ここには今、(報道資料は)ありませんけれども、つい最近(、情報が)入ってきたことについて、ここでコメントしたいと思います。

 昨日午後、西宮(市)保健所から「福島県須賀川市の農家から192頭が、西宮市食肉センターに出荷され、そのうち9頭が熊本県内の8店舗に流通していることが判明した」旨の連絡がありました。

 この公表状況について、今朝も確認いたしましたけれども、大分、長崎県は件数が少なかったため調査が完了し、既に昨日公表を行っております。熊本、佐賀県については、現在調査中であります。なお、福岡、宮崎、鹿児島県*については流通しておりません。

 本県としては調査終了後、本日中には公表したいと思っております。以上であります。

* その後、福岡、宮崎、鹿児島県にも流通していることが判明しております(以下、この会見録において同じ。)。

質疑応答

五木ダム事業の中止を判断するにあたって特に重視した点と今後必要な治水対策の検討スケジュール等について

(幹事社)
 ありがとうございます。私から、五木ダムについて2点ほどお伺いします。

 知事が中止をご判断するにあたって、特に重視した点についてお伺いします。もう一点は、必要な治水対策については、今後検討していくということですけれども、その具体的なスケジュール等がありましたら教えてください。

 知事が中止をご判断するにあたって、特に重視した点というのはなんでしょうか。

蒲島知事
 先ほども述べたように2つあります。1つは、球磨川(水系)の治水をどうするかという観点から、川辺川ダムの白紙撤回、それから荒瀬ダムの撤去、そういうものを踏まえて、私の方針としては(これまで)ずっと球磨川(水系)のダムによらない治水というものを決めて参りました。そういう考え方・流れが1つあります。もう1つは、それでも技術的にはどうしても必要だと、ダムは1つ1つ、やっぱり作るか作らないかの理由が必要ですので、その技術的な観点もとても大事であります。そういう意味で、今回、改めて技術的な観点の検討を求めたところ、五木ダムを作らなくても、河床の低下によって、今のままでも(検証対象となる昭和40年7月規模の)洪水は(堤防を)越えない(ことが判明しました)。ただ、それでも治水対策は必要ですので、ダムによらない治水ということも、五木ダムにおいても、これから検討していかなくてはいけないと思います。いずれにしても「五木ダムによる治水」ということは、今回は中止するということに決定したところであります。

(幹事社)
 そのダムによらない治水対策なんですけれども、具体的な検討スケジュール等は今のところ。

蒲島知事
 それについては、後で、事務方で答えさせてもらいます。現段階では、それを諮問している段階でありますので、諮問の結果、検討せざるをえないということもあるかも知れません。今この段階では、五木ダム事業を中止方針であるということを諮問した、というところまでであります。

(幹事社)
 各社どうぞ。

質疑応答

五木ダム事業の中止を判断するにあたってのプロセスについて

Q
 すみません。今の五木ダムに関連してお尋ねしますが、今回、五木ダムの知事としての最終的なご判断をされるうえで、県庁内での検討をずっと進めてこられたかと思うんですが、例えば、これまでのプロセスの中で、ダムの予定地であります五木村の当局、あるいは住民、それから専門家、そういった県庁外部の方の意見というのは、今回の判断に反映されているんでしょうか。そのプロセスをもう少し教えてください。

蒲島知事
 五木ダムについては、県庁内の、部局内における検証結果を基にした判断、(再)評価監視委員会への諮問だということであります。

質疑応答

五木ダム代わる治水対策の検討状況について

Q
 すみません、五木ダムに関連してなんですが、当然五木村としては治水の部分でいくと、代替案というのを求めてくると思われますけれども、そのあたりの検討というのは何か進んでいるんでしょうか。

蒲島知事
 先ほどの私のコメントにもありましたように、五木村に対しては丁寧な説明、そしてダムによらない治水案をどのようなものにするか。特に宮園・竹の川地区の治水のためにですね、そういう代替案についてもこれから、村の方々(に対して)、丁寧な説明をしていきたいと思っています。

Q
 村の方々のご意見を伺うと、堤防の嵩上げであるとか、そうしたかなり工事費がかかるようなことをご希望のようなご意見もあるんですけれども、そうした場合に応じる考えはありますか。

蒲島知事
 この段階で費用の面、それから具体的な代替治水案について私の方から述べる状況にありませんので、後で河川課の方で答えさせます。

全国豊かな海づくり大会の開催候補地及び実行委員会の長について

Q
 全国豊かな海づくり大会なんですが、実行委員会を今秋以降に設置の御予定ですが、委員長には知事がお就きになるのかお聞きしたいのが1点と、それと、現時点で開催地をどこというのは難しいと思うんですが、いくつか候補としては、先ほど水俣病の教訓を伝えるというお話もあって、例えば水俣市も一つの候補なのか、熊本新港がどうなのかとかですね、あと天草でも希望がある市長もいらっしゃるようなんですが、その辺の候補地に関して、2つ3つ言っていただくことは難しいですか。

蒲島知事
 県内の開催地、それから大会の具体的な内容につきましては、8月以降に準備委員会と実行委員会を設置して、その中でどういう大会にするかというのを決めたいと思っています。ただ、冒頭で述べましたように、水俣病の教訓と、水俣の海の再生を広く理解していただくという、その部分はもう既に今回も述べましたように入っていますけれども、それ以外についてはですね、まだ具体的に決まったわけでありませんし、8月以降の準備委員会にかけたいと思っています。

Q
 実行委員会の委員長は知事がなられるんですか。

蒲島知事
 準備委員会はどうですかね、実行委員(会の会)長は私になりますかね。

(全国豊かな海づくり大会準備室)
 過去の例でいきますと、実行委員会の会長には知事に御就任いただいております。

蒲島知事
 はい。そうです。ただ、昨日決まったということでありますので、まだ実行委員会それから準備委員会の具体的な内容はまだこれからです。

質疑応答

放射性セシウムに汚染された稲わらを給与された可能性のある牛の肉の流通について

Q
 知事、牛肉のことでちょっとお尋ねなんですけれども。

蒲島知事
 はい。

Q
 先ほど知事は大分、長崎は件数が少なくて調査を完了したということで発表をされたということだったんですが、今日の新聞各紙を見る限りだと福岡、佐賀、長崎、大分は、発表していると。熊本は昨日の時点では、そういう発表はなかったわけで、知事が今おっしゃった9頭が8店舗に入ったという連絡が入ったということですが、昨日の時点で発表ができなかったのか、そこら辺の経緯をちょっと教えてもらいたいんですが。

蒲島知事
 昨日午後、西宮(市)の保健所から、「福島県の農家から192頭が西宮食肉センターに出荷され、そのうち9頭が熊本県内の8店舗に流通していることが判明した」旨の連絡があったわけです。そして、その後直ちに直轄の保健所が、各店舗に調査に入って、仕入れの数量、販売年月日、販売数量、それから在庫数量等の確認を行いました。その結果については、現在担当課でまだ取りまとめ中でありますけれども、本日中には公表できると聞いております。既に報じられた店舗(については)、自主的に、業者の方が取材(に応じた)、あるいは公表された、と聞いております。その内容については今、県も確認中であります。そういう状況のもとで、先ほども言いましたように、大分と長崎県は件数が少なかったために、既に事実関係を把握しております。ただ、特に熊本・佐賀県、特に熊本県については、まだそれを把握できていない、調査中であるということであります。福岡、宮崎、鹿児島については流通していないということでありますので、本県はその全てを把握した上で、本日中に公表するということであります。

Q
 不確定な情報は出せないという姿勢は分かるんですけれども、長崎なんかは、どこかの報道によると・・・、242キロとかですね、数百キロ単位で流通しているわけで、熊本はその何倍あるのか知りませんけれども、昨日の時点でイズミも発表しているわけですし、昨日の時点での何らかの発表があってもよかったんじゃないかなというふうには思うんですけれども。

蒲島知事
 私も把握したのが最近でありますので、その〔※私に第一報が入った〕段階でも(全てについては)まだ把握できていないという報告でありました。ただ長崎県と熊本県の差は、ちょっと私も分かりませんけれども、(担当)課長の方から、すみません。

(健康危機管理課)
 健康危機管理課でございます。件数でいえば長崎県が2店舗、大分県が1店舗でございました。本県は8店舗でございますが、店舗の数もさることながら、肉の流通経路がそれぞれに単純な経路であったり、複雑であったり、その流通を確認するのに、1件毎に内容が異なるものですから、我々の方では、8店舗について、今なお調査中でございまして、まとまり次第公表させていただきたいと考えております。

Q
 すみません。関連してなんですけれども、そういう牛肉がですね、県内にも流通してしまったということに対して、国の対応を含めて知事のご意見というか、感想を。

蒲島知事
 国の対応というよりも、情報が非常にぎりぎりしか出て来なかったということ。ただ、私が聞いた限りでは、基準値を超えた牛肉を食べても、直ちに健康に危機が及ぶことがないということでもありました。それを聞いて、安心はしたところでありますけれども、もし、これが大変基準値を大きく超えて(いて)、それで熊本県に入っていたとすれば、もう少し具体的な報告があった方がいいと思います。ただ、国の方も大変な作業を行っていることも確かでありますので、昨日19日の午後に(連絡が)入った後で、直ちに検査に入って、今日の午後には公表できるということですので、熊本県としても、与えられた時間の中で最大限の努力をしているところであります。人を責めるのは楽ですけれども、国が、国がと言っても仕方がありませんので、県のその範囲の中で、県ができることを一生懸命やりたいということで担当者の方からは本日中に(は調査結果を公表する)と(申しております)。(担当課では、現在、)大体どのくらい把握できたんですかね。

(健康危機管理課)
 複雑な経路のものの最終確認をしております。それを確認ができて、全体を取りまとめるという作業に入りたいと思います。

Q
 少なくともですね。それでも福岡、大分、長崎、佐賀に関しては、自分の県内に何キロぐらいが流通したという数字は、昨日の時点で発表がなされているんですね。熊本県の場合、その8店舗どれぐらい、何キロぐらいというのは、今の段階でもまだ分かりませんか。

(健康危機管理課)
 今回は、と畜場がある西宮(市)保健所からの情報でございましたが、そのと蓄場の情報というのも、確実な情報ということではなくて、こういう情報があったので、調査確認をお願いするという趣旨で本県に調査依頼が参っているものでございます。他県の公表については詳細に承知しておりませんが、総数について確実だというふうに確信を持たれたのかどうか分かりませんけれども、本県としては総量についても調査した結果をもって、対応していきたいというふうに考えているところです。

蒲島知事
 ちょっと私も知りたいんですけれども、大分と長崎は件数が少なかったとは何件ですか。

(健康危機管理課)
 大分が1店舗、長崎が2店舗でした。

蒲島知事
 それで熊本県は。

(健康危機管理課)
 本県は8店舗です。

蒲島知事
 そういう状況であります。

Q
 流通経路を確認していくというのもとても大事な話ですけれども、少なくともこういう問題というのは、情報を段階的に出していくという姿勢が大事じゃないかと思うんですね。つまり、県内8店舗に量は分からなくても、複雑な流通経路は分からなくても、消費者目線に立つならば、どの店で売られていたかというような情報ですね、それを先になぜしなかったのかと。それから徐々に解明していくべき情報というものがあると思うんですけれども、やはり、まず最初に必要な情報を把握した時点で発信していくという姿勢が大事じゃないかという気がするんですけどね。

蒲島知事
 多分それはバランスがあるのではないでしょうか。確実に把握できた時には、(速やかに公表する。)その時に、例えば1店舗であれば、確実にその名前も分かりますし、(短時間での)把握が可能です。まだ(情報が)とても不確実な時に、それを出すと(いうのは適切でないと思います)。今回の場合は西宮(市)の保健所から、「192頭が食肉センターから出荷されて、そのうち9頭が(熊本県に)入っていますよ」という情報があり、それで「熊本県の方で調査してください」と依頼があったものです。その調査が終わらない段階で、昨日の夜の段階だと思いますけれども、その段階で公表するべきなのかどうか。もう少しちゃんとした調査をして公表すべきなのか。1日遅れですけれどもですね。これが「食べたら危ない」とかですね、(そのような状況であれば未確認情報が含まれていても公表するという判断もあると思いますが)、そういう状況ではなくて、私が聞いた限りでは「直ちに健康に危険が及ぶということではない」ということですので、確実性を求めるのか。熊本県は確実性を求めて今日までに公表することを決断したということであります。それについての評価は、皆さんがすべきですけれども、熊本県は(今回は)そういう判断をしたということです。

Q
 それは分かるんですけれども、昨日の時点で9頭が8店舗に入ったという連絡が入っております。ということであれば、特にもう福岡では一部報道されていましたし、それに加えて長崎、佐賀、大分、山口も入っているということで、当然熊本にもそういう可能性があるというのは、消費者は心配になるわけですから、そこの部分を9頭が8店舗に入っていたという連絡が昨日入っているのであれば、それぐらいの発表はあってもよかったんじゃないかなと思うんですが。

蒲島知事
 分かりますけれども。例えば、福岡の場合は(市場に)流通していないと分かったら、「(西宮食肉センターから牛肉が)流通しています。うちに〔※福岡県に〕来ましたけれども(市場には)流通してません」とはっきり言いますよね。あるいは、1店舗や2店舗だったら、すぐそこに行って(調査すれば)どういう状況なのか(比較的短時間で)分かりますけれども、8店舗というのをどう考えるかですよね。それはもう即座に公表をするべきだということなのか。やっぱり、8店舗もあって、それがどういう形で流通しているのかというのをきちっと調べたうえで、1日後、12時間後、24時間後、そこで発表するのかという、いろんな選択があると思います。熊本県はきちんと調べて、そして次の日に公表するということを決断したということであります。だから、私は流通のレベルによって変わってくることであると思いますし、それから行政としては、間違った情報は流すといけないと思っています。正しい情報をつかんだ段階では勿論誰でも公表します。だから正しい情報をつかむレベルが(問題になると思います)。例えば福岡県のように流通がゼロであれば、あるいは店舗が1店であれば早い時期に(公表が)できるし、(本県では)それがつかめてなかったということで、今、鋭意8店舗についての調査を行って、事実確認が終わった後で公表するということであります。

Q
 この問題はですね、つまりは行政として風評被害をあまり煽らないように確実なものを出すということに軸足をおくのか、消費者目線に立って、やっぱりそれこそ昨日政府は、福島県の牛の出荷を一旦停止させたわけですね。これは一頭、一頭検査したわけでもなんでもないけれども、やはり国民がこれだけ心配しているというところからそういう措置をとったわけで、どちらかというと、やっぱり国民目線に立った措置はとれると思うんですよ。だからどちらの方に軸足を置くかということなんだと思うんですけれども。

蒲島知事
 熊本県は消費者目線であります。ただ、間違った情報を出したら風評被害になると思っていますので、確実につかんだ段階では正確な情報を早く出そうというのが、我が熊本県の方針でありまして、それは変わっていません。ただ、間違った情報を出した時には、風評被害になります。それを防ぐためには、確実な情報をつかんだ時点で公表するというのが私は正しい判断だと思います。それぞれの県が早かった、遅かったという話がありましたけれども、それぞれの県も同じように、確実な情報をつかんだ段階で出していると(思います)。確実な情報をつかんだのが(他県は早かった)。他の県ではつかみやすかったので、(他県では本県より早く公表したのだと)私は思っています。

Q
 現時点で結構なんですけれども、流通しているものがあるのかどうかはどうなんでしょうか。

蒲島知事
 ちょっと、すみません。これについては確実に(担当課に答えさせます)。

(健康危機管理課)
 現時点までで、残っているという情報はまだありません。まだ全部を調査していませんので、今調査中でございます。

蒲島知事
 よろしいですか。

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質疑応答

五木ダム事業の中止方針の五木村への説明、代替治水対策の必要性について

Q
 五木の話にもう1回戻していいですか。

蒲島知事
 はい。

Q
 村民に十分説明していかなきゃいけないということですが、具体的にその諮問するまでの間に何らかの村民の皆さんへの説明会とか、今日確か五木村では臨時議会があっていると思うんですけれども、その中で何かご説明をされるとか、そういうことはあるんですか。

蒲島知事
 五木村への説明は本日だというふうに聞いております。正確には・・・、すみません(担当課に答えさせます。)

(河川課)
 河川課です。本日、土木部長の方が知事の代理ということで五木村に行きまして、五木村、それから議会の方へご説明をしているところでございます。村民の方へは今後ご案内を出しまして、間髪入れずに25日に説明会をやるということで今予定をしております。

Q
 その技術的に考えてもということで、その河床が掘削されて流下能力が向上したというお話しがありましたけれども、しかしそれでも何らかの治水対策が必要というのが、今ひとつ、何というか噛み合わない・・・。

蒲島知事
 これは、今の段階で河床が低下しているので、これは(昭和)40年(7月)洪水を越えることはないということで、正確にはすみません、担当者の方から。

(河川課)
 今回の検証は、一定の洪水を想定して、それで治水効果が出るかどうかという検証であります。球磨川水系の戦後最大の昭和40年7月洪水を対象洪水として検証を行いました。その結果、それは知事の方から今ご説明があったとおり溢れないということですが、河床が下がっていますので、河床の安定の対策とか、河床が下がったことによる護岸の保護とか、そういった治水対策が必要だということになります。

質疑応答

五木ダムの残事業費の使途、費用対効果に検証について

Q
 関連してなんですが、これまで本体工事費の方がトータルでいくら残って、すみませんまだ把握していないんですけれども、残った分というのは何らかの対策に回していくおつもりですか。

蒲島知事
 残った分というんですか。これに予定していた。

Q
 はい。予定していた総事業費というのはどうなる・・・。

蒲島知事
 これは、まだどのくらい残るかも私は分かりませんけれども、今日の段階では、五木ダムは中止を諮問するという段階でありますので、今後の費用の面とか、そういうことについては、これから考えていきたとい思っています。

Q
 すみません。今のに関連してなんですが、いわゆるB/Cですね、費用対効果というのが当然これと検証はされたんでしょうか。

蒲島知事
 すみません。これについては、(担当課に答えさせます)。

(河川課)
 河川課です。費用対効果については、対象洪水に対してどれだけ溢れる洪水を軽減できるかという観点になります。今回は洪水が溢れませんので、被害が出ないということで費用対効果は発現しない、「0(ゼロ)」という検証結果です。

質疑応答

昭和40年7月洪水より大きな規模の洪水対策について

Q
 すみません。昭和40年7月の洪水対象ということなんですけれども、昨今、かなり大きな規模の洪水等も起きていますけれども、その辺の今後を見通した形での洪水対策というのは必要ないんでしょうか。

蒲島知事
 これについては、大変専門的になりますが、河床の状況が変化するとか、あるいは洪水の大きさということに依存すると思いますけれども、すみません、(担当課に答えさせます)。

(河川課)
 確かに今回の検証は戦後最大規模の洪水に対する検証ということですが、将来的にどうしていこうかということを今の、「球磨川水系ではダムによらない(治水を)極限まで追求する」ということで進んでおりますので、上下流バランス、河川は下流から改修というのが原則ですので、上下流バランスをみながら今後の対策については検討していくということになります。

(政策審議監)
 技術的確認については、後に残しますので、そちらで対応します。

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質疑応答

九州電力のメール問題について

Q
 別件で一つだけよろしいですか。九州電力の問題が、一連の問題が出ていますけれども、それに対しての知事のお受けとめと、あとトップの責任という話がよく出ていますけれども、九電の真部社長あたりの辞任とか、それについてはどう思っていらっしゃるのか。知事の立場で、おっしゃられる範囲で結構なんですが。

蒲島知事
 トップの責任とは大変重いとは思っていますし、それから今回の九電のメール問題については、あってはならないというように感じています。

Q
 それこそ、前回の会見の直後に、九電のやらせメール事件が発覚しましたけれども、あれでやはり、いわゆる消費者というか、国民というか、県民というか、九電に対する信頼というか、そういうのは非常に低下したと思うんですけれども、県民を守る立場というか、その知事として、今の九電に対して何か注文をつけるとか、何か苦言を呈するとか、そういうことはございますか。

蒲島知事
 九電は、私はこれまでも長い付き合いがありますので、大変尊敬すべき立派な会社だというふうに感じています。ただ、この原子力問題についての、やらせメール問題についてはあってはならないことをやられたのかなと。どんな大組織、どんな立派な組織であっても信頼が一挙に崩れるということを目の当たりにいたしました。やはりリーダーとしてはそういうことを常に感じながら、信頼を、私の場合は県政に対する信頼ですけれども、失わないようにしなくてはいけないと、自ら身を引き締めた思いであります。また九電に対しては、地道に、更なる信頼を勝ち得ていってほしいと思っています。

Q
 何か県として、説明をまた改めて求めるとか、釈明を求めるとか、そういう考えはございませんか。

蒲島知事
 これまでも支店長、あるいは副社長の方から来て説明をいただいておりますし、今これから更に付け加えて説明を求めるということは考えていません。ただ今後の展開によっては分かりませんけれども、今の段階ではありません。

質疑応答

原子力発電所に事故が起きた場合の情報収集及び防災対策について

Q
 関連してなんですが、今までも何度も出ていると思うんですけれども、安全協定ですね、九電から直に情報が来る、ストレートに来る、そうしたものを求めていくお考えというのは、今後もないということですか。

蒲島知事
 (ご質問は)何か原子力の問題が起こった時に、(九州電力から)直接(熊本県に)情報が来るようにできないかということだと思いますけれども、そういうことも踏まえて、これからの原子力の防災対策というものを構築していきますので、その中でそれ〔※原子力発電所に関する安全協定等〕についても、検討していきたいと思っています。

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