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平成22年 4月21日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006481 更新日:2010年4月21日更新

日時:平成22年4月21日(水曜日) 午前10時00分から
場所:知事応接室

発表項目

質疑応答

発表項目

宮崎県における口蹄疫の疑似患畜の確認について

蒲島知事
 今回は、6つあります。
 まず昨日4月20日、農林水産省から、宮崎県において、口蹄疫の疑似患畜(かんちく)が確認されたことが公表されました。

コメントする蒲島知事の写真
 疑似患畜の段階ではありますけれども、口蹄疫の県内へのまん延防止に万全の体制をとるため、4月20日、早急に関係部局による「熊本県家畜伝染病対策会議」を立ち上げました。また、本日11時からは、農業団体等への説明会開催を予定しております。畜産農家や関係団体等への情報の提供と予防対策の周知を図るとともに、畜産農家の調査も始めます。

 宮崎県では、移動制限区域を発生地から半径10km、搬出制限区域を半径20kmに設定しましたので、本県は移動制限等による直接的な影響はありません。口蹄疫は人に感染することはなく、感染した牛の肉や牛乳が市場に出回ることはありません。安心して食べていただきたいと思います。万が一、このような肉や牛乳を摂取しても人体には影響ありません。

発表項目

水俣病問題について

 次は水俣病問題についてです。皆様ご承知のとおり、先週16日に、特措法に基づく「救済措置の方針」が閣議決定されました。

  水俣病発生当初、被害の拡大を防止できなかったこと、その後、今日までの永きにわたり被害者の方々に多大な苦痛を与えてきたこと、さらには地域社会に大きな影響を与えてしまったことに対し、ここで県として改めてお詫びを申し上げたいと思います。

 また、多くの方々のご努力により、救済を始められる環境が整いました。これまでご尽力いただいてきたすべての皆様方に心から敬意を表したいと思います。

 本県が国に対し政治による救済を求めて、4年近くが経過しました。被害者の方々が切望してこられた救済がいよいよ実現することになり、大変嬉しく思っております。

 18日には、田島副大臣が地元を訪問されました。その際に、和解の基本合意に基づく第三者委員会の運営についての準備会合が開催されました。席上で、真の早期救済実現のため、原告、被告双方がこれまでの立場を越えて、十分に協力し合うことを申し上げ、意見交換を行いました。

 今後、被害者の方々の迅速な救済を図るため、検診や判定の作業を円滑に進めることが、県の「次の使命」であると考えています。このため、県職員が一丸となって取り組み、救済の申請、受付開始に向けて万全の準備を整えてまいります。

 ただ救済策が実現しても、全ての水俣病問題が解決するわけではありません。胎児性や小児性患者の方々の生活支援、地域の再生や振興といったことにも取り組んでいかなければいけないと思っています。

 県としては、これからも水俣病問題に真摯に向かい合ってまいります。

発表項目

第1回「荒瀬ダム撤去技術研究委員会」の開催について

コメントする蒲島知事の写真
 3番目は「荒瀬ダム撤去技術研究委員会」の開催についてです。今月1日にお知らせいたしました「荒瀬ダム撤去技術研究委員会」について、第1回会合の日程が決まりましたのでお知らせします。4月30日金曜日に、委員会のメンバーの皆様による、荒瀬ダム周辺の現地視察を行い、その後、県庁内で会議を行います。会議の課題は「荒瀬ダム撤去に係わるこれまでの検討結果等について」を予定しております。

 この委員会は、わが国初の本格的なダム撤去に向け、安全面、環境面での技術を確立するとともに、その過程を後世に残し、今後に役立てるために立ち上げたものです。このような私の思いを受け止めていただいた委員・顧問の皆様に、改めて感謝を申し上げるとともに、会議での確認・検証作業、あるいは県への指導・助言に大きな期待を寄せております。

発表項目

鞠智城の平城遷都1300年祭への出展について

 次は、「鞠智城の平城遷都1300年祭への出展」についてです。4月24日から奈良市平城宮跡で平城遷都1300年祭が開催されます。そのオープニングにあたり、忠清南道(チュンチョンナムド)のご厚意により、「忠清南道(チュンチョンナムド)ウィーク」と銘打ち百済文化とゆかりのある熊本の鞠智城を展示することになりました。

 鞠智城は大和政権が築いた古代山城のひとつで、平成20年10月には百済系菩薩立像が出土し、百済との縁の深さが一層明確になりました。

 今回の共同出展により、平城京や百済文化とゆかりの深い鞠智城の歴史的価値を多くの方々に知っていただきたいと思っています。そしてそれが国営公園化につながればと思っています。私も24日の開幕式には、イメージキャラクター「ころう君」を伴って出席する予定です。また奈良県の荒井知事と忠清南道(チュンチョンナムド)の李仁禾(イ・インファ)副知事も出席される予定です。

発表項目

「くまもとサプライズ」アワードの募集説明会の開催について

 次は、「くまもとサプライズ」アワードの募集説明会についてです。県では、来年3月の九州新幹線全線開業をきっかけとして、住む人、訪れる人が熊本を魅力的だと思っていただけるよう、周りの人々を“わくわく”、“どきどき”させ、ほのかに幸せな気持ちにさせる「くまもとサプライズ」運動を、県民の皆様とともに取り組んでいきたいと考えています。

 その具体的な取組みの一つとして、県民の皆様から、あったらいいなと思うサプライズや身の回りに実際にあるサプライズなどを募集する「くまもとサプライズ」アワードの説明会を、5月6日木曜日11時から県庁地下大会議室で開催します。小山薫堂さんご本人にもお出でいただきます。小山さんには、「くまもとサプライズ」の考え方や具体的なサプライズの事例などをご説明いただく予定です。

 どなたでも参加できますので、県民の皆様方もたくさんお出でいただければと思っています。「くまもとサプライズ」アワードの詳細は、当日、小山さんを含めて説明がありますので、今日は「乞うご期待!」とだけ申し上げておきます。

発表項目

新茶シーズンの到来について

 最後になりましたけれども、新茶のシーズン到来についてです。ちょっと先に飲ませていただきます。

県産新茶の写真
4月13日に新茶の初入札会が開催され、新茶のシーズンがスタートします。今年のお茶の作柄は、3月末の低温で一部生育が抑えられたものの、十分な降雨に恵まれて順調に生育し、品質の良いお茶が期待されます。熊本県は、玉緑茶の生産が佐賀県に次いで全国第2位の生産県です。本日は皆様のお手元に、4月13日の初入札会に出荷された宇城地域の玉緑茶の新茶を用意しました。4月下旬から各地域で新茶にちなんだイベントが開催される予定です。今後、関連イベントなどにおいて、生産者団体とともに、「熊本はお茶の名産地である」ということをしっかりとPRし、県産茶のブランド化に努めたいと考えています。

 以上が私の方からの発表項目です。

質疑応答

荒瀬ダムについて

(幹事社)
 ありがとうございました。

 幹事社のRKKですが、今の発表項目に関連して2点だけお尋ねいたします。

 まず、荒瀬ダムの件ですけれども、先日、県の方で社会資本整備総合交付金に関する計画書を提出され、そろそろ交付金の概要も出てくるかと思われますが、手応えはいかがでしょうか。

蒲島知事
 先日、申請書を出しました。皆さんのお手元にも申請書があると思います。国交省と、これまで申請書の再修正を含め様々な協議を行ってきました。何日になるか分かりませんけれども、近く、それについての答えが出るものだと思っています。今、それを待っているところです。

質疑応答

水俣病問題について

(幹事社)
 もう1点は、水俣病に関連してなんですが、5月中に第三者委員会の立上げを目指しておられて、公的診断の方の目処、いわゆる医師の確保という部分も含め、これらの目処はいかがなものでしょうか。

蒲島知事
 5月1日から申請を受け付けるという方向で今、進んでおりますので、5月1日に救済手続きを開始できるよう、最大限の努力をするのが県の役割ですが、時間的にはとても厳しいものがあります。4月16日に閣議決定が行われましたが、県としてはそれに伴って様々なシミュレーションをやってきました。

 当然、万全を期すために、医師の確保、検診体制の整備に関して、国と県内外の公的医療機関に協力を要請しているところです。

 検診の円滑な実施によって早期な救済が図れることを、とても望んでいます。ただ具体的に、医師の確保が、どの程度できているかということに関しては担当課の方で答えてもらいたいと思います。

(水俣病保健課)
 水俣病保健課でございます。公的検診の体制整備につきましては、今知事の方から話がありましたように、県内外の大学病院や公立の病院にお願いをしております。私の記憶違いかも知れませんが、平成7年時、県内が4、県外が6、の10か所の公的検診機関設置だったと思いますが、今回は概ね倍の数の機関にご協力をいただくようにお願いをしております。

 具体的な医師の数につきましては、検診を行う日にちが確定しないと、その日にどれだけの先生が診察するかというのは確定いたしません。今のところ、平成7年ベースでいきますと、病院を倍程度にしたいということしかお答えができません。以上でございます。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 水俣病に関連してですが、第三者委員会であったり、県が設置する判定検討会の委員の選考についてですが、知事は、このあたりどういうお考えをお持ちかというのを教えていただけますか。

蒲島知事
 去る4月18日に、和解で基本合意した第三者委員会の運営について、これまでの原告・被告との立場を越えて率直な協議を行いました。第三者委員会の場合は、被告と原告ということで、関係者の相互の協力と信頼が不可欠であります。県としても協議の一員として精一杯努力してまいりますけれども、先日の協議会では和解所見の内容について確認がされました。

 また、第三者委員会の運営方法について議論が出されましたけれども、内容を決定するところまではいかなかったと聞いております。


 すみません、今のご質問は、第三者委員会ではなくて、県がやる判定検討会、そのメンバーがどういう人選だとか、どういう考え方で判定検討会をやっていこうということですか、というご質問だと思いますけど。

蒲島知事
 第三者委員会の話ではなかったですかね。


 第三者委員会と判定委員会、第三者委員会は被告側の方も出しますよね。

 両方聞いたわけなんですけれども。

蒲島知事
 はい、ではその後半の部分については担当課の方から。

(水俣病保健課)
 第三者委員会と判定検討会の委員につきましては、環境生活部で案を考えて、これから早急に先生方にお願いをしてまいりたい。そういう段階です。


 関連なんですけれど、知事としてのお考えとして、県側だけではなくて、第三者委員会のように原告側の診断メンバーというか、いわゆる被害者の方の診断をされてお医者さんを委員に、というお考えというのは今はあるんですか。

蒲島知事
 知事の考えとしては、先ほどから言っていますように、原告と被告という関係ですよね。だからまずその信頼関係を確立しなければいけないという観点から、委員会の運営、判定委員会のあり方、それをきちんとするように担当部局に指示しているところです。


 第三者委員会はそうなんですけれども、特措法に基づく判定検討会の方は県で人を選ぶので、その中でも被害者側に割と寄り添ってきた考え方の委員さんもお入れになる考えはありますか。

蒲島知事
 検討会のメンバーの方々が納得でき、そして信頼関係ができるような形で委員の方々を選ばなければならないと私は思っています。どちら寄りということよりも、むしろみんなが納得できる協議メンバー、それが一番大事ではないかと思っています。


 納得できるというのは、被害者の方からみても納得できるものか、それとも委員会のメンバーが納得できるものなんですか。

蒲島知事
 政治というのは全員が納得できるということはなかなか難しいですが、原告も被告も一緒にやっているわけですので、みんなが納得できるように進めていくのが知事としての考えです。


 県が設置する判定検討委員についてということですよね。

蒲島知事
 そこまで具体的な話はこの前はなかったと聞いていますが、率直な意見交換が行われたと聞いています。


 知事、95年の時は判定検討会のメンバーというのは公表されていませんが、今回は今知事がおっしゃったことからすれば、少なくとも被害者側もある程度納得されるメンバーということになれば、どなたをメンバーにするとか、しましたというようなことは公表されるというお考えということでよろしいんですか。

蒲島知事
 公表するかどうかについては、私も今ここで不確かなことをお答えできませんので、担当課長、答えてもらっていいですか。

(水俣病保健課)
 前のご質問も含めて補足させていただきますけれども、判定検討会の方につきましても、被害者団体の方から被害者の状況をよく理解している先生を入れて欲しいというお話は聞いております。

 知事も申し上げましたが、団体もいくつもございまして、それぞれ個別にお名前をおっしゃっているところがありますけれども、すべてを入れると非常に大規模になってしまう可能性もありますので、そうしたご意見にも配慮しながら今検討しているところでございます。100%すべての団体のお気持ちを満たせるかどうかは分かりませんが、なるべくそうした気持ちにもご配慮をしながら、案を考えているところでございます。

 それから、公表するかどうかにつきましては、現在検討をさせていただいております。もう少しお時間をいただきたいと思います。以上です。


 いずれにしても委員を選ぶ中で、今回申請をしようと思ってもらえるようなメンバーにしようというお考えを、知事はお持ちだということでよろしいですか。

蒲島知事
 できるだけ広く、できるだけ公平にと考えておりますので、その観点から判定委員会のメンバーを選ぶよう考えていますが、課長が言ったように、すべての人が満足する形で委員を指名できるかというと、やはりどこかに不満が出てくるかもしれません。そして、早く選ばなくてはいけないという要請もあります。その中で最適な形で決まるのではないかと思っています。

質疑応答

荒瀬ダムについて


 要望というか、お願いというか、荒瀬ダムの研究委員会ですが、公開については、第1回会合で決定すると書いてあるんですが、歴史に残したいという知事の発言もありましたので、是非公開していただきたいというお願いをしたいと思います。

蒲島知事
 私はそう思っていますし、一般的に私どもが行うそういった審議会や研究会は公開を原則に行っています。

 ただ、これは独立した研究会ですので、私がお願いはできても、こうしろとは言えません。けれども、お願いは聞いていただけるものかというように考えています。


 荒瀬の研究委員会に関連するんですが、4月30日に第1回が開かれますが、現時点で、2年後からの撤去着手という方針は当然変わっていないという前提のうえで、改めて今の段階で、今後、知事が描いていらっしゃる研究委員会のスケジュールというのはいかがでしょうか。

蒲島知事
 もう既に、前の委員会で技術的な部分についてはかなり詰められています。そのベースがあるという観点から、セカンドオピニオン、あるいはより大局的な、より多面的な、あるいは歴史に残すという観点から、今回の委員を選ばせていただきました。ただ、時間もそれほど取れるわけではありませんので、7月までには3回の委員会を行いたいと思っています。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真
 その後、撤去方針が決まったら、早速国交省との交渉が待っていると思いますので、そういう意味ではなるべくスピーディに集中的にやっていきたいと思っています。具体的に決まっているのは、7月までに3回の委員会で確認・検証を行いたいというのが、今現在のスケジュールであります。

 今回も多くの委員が参加してくださいます。委員と顧問が17名おられますが、皆さんとてもお忙しい方々ですが、会議には15名の方々が参加されます。

 一部の方だけの参加では、なかなか合意形成というのは難しいですけれども、今回、顧問はご病気だということ、委員の方のなかには海外出張のため参加できないという方もありますが、大半の方が参加されます。


 それから、一方で撤去の部分の技術検討ということと、もう一方では地域課題、八代市坂本町、地元の地域課題といいますか、撤去後の例えば振興策であったりとか、地元の皆さんの要望をどう反映していくのかという地域での協議会といいますか、そのあたりの動きの方はいかがでしょうか。

蒲島知事
 技術研究の方と地域の方々と、別途、協議会を設けさせてもらう予定でいます。協議会の具体的な名称は「荒瀬ダム撤去地域対策協議会」を予定しております。ここで一番中心となるのは八代市です。八代市をどのような形で、どのような方に入ってもらうかということは鋭意協議中です。協議会は、八代市をはじめとして、地元住民、漁業・農業などの関係者の皆様に参加していただき、早急に立ち上げたいと思っていますけれども、その前に八代市との事務協議を行っているところです。


 まだそちらの方は、いつ、何日に設置という目処は立っていないということですよね。

蒲島知事
 はい、まだ立っていません。

質疑応答

水俣病問題


 チッソが分社化されることになると思うんですが、それに伴う株の売却の目処もまだなかなか立たない中で、県が支援をしていく方針だとは思いますが、今後チッソの分社化に対して知事はどのように思われるのかということと、これから県がチッソに対しての金融支援をいかにしていくべきかというところはいかがですか。

蒲島知事
 一つはチッソに対する金融支援の問題ですが、これはやはり県民の方々に負担をかけてはいけないと思っております。これは国と交渉をした結果でもありますが、チッソにもし何かあった時は、国の方で万全の措置をとる、ひらたくいうと、チッソに何かあった時には国が面倒をみるというように受け止めております。そういう意味では、チッソとの関連で、県民に負担をかけることはないと思っています。

 分社化にあたっては、私が後藤会長とお会いした時、チッソは水俣をずっと離れないということを表明していただきました。チッソは、ずっとこのまま水俣病と真摯に向き合っていくべきだと思っていますし、水俣市の振興にも係わってくれると思っています。

 副大臣もおっしゃっていましたけれども、国の方も分社化支持ではないと言っておられます。社会の目、それから行政の目、政治の目、その中でチッソはその役割を果たしていくのではないかということです。


 水俣病に関してなんですが、地域振興策に力を入れたいとおっしゃったんですが、それに対して、県の方からこういう点をお願いしたいという要望などはされているんですか。

蒲島知事
 水俣市の地域振興については、県も大変関心を持っております。水俣市が復興するということは、これは世界への発信にとっても大変大事なことです。そういう意味で、いくつかの提案と言ったらおかしいですけれども、こういうことはどうでしょうかとお話をしたことはあります。

 例えば、今水俣市長が希望されているような環境大学。あるいは地域振興の中での企業誘致のあり方。そのようなものを含めて、熊本県としても水俣市の地域開発、地域発展に、これから努力していきたいと思っています。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 現時点で不知火患者会との関連ですが、先日、副大臣が5月中に第三者委員会を開いて検討会で判定を始めたいとおっしゃっていたことを考えると、5月中に原告の方向けの検診をやらなければいけないんですが、現時点の準備状況についてはいかがですか。

蒲島知事
 副大臣は、早期解決を図りたいという意気込みを示されたものだと思います。副大臣が意気込みを示されましたから、県もそれに沿って努力する覚悟でおります。ただ、閣議決定が遅れたものですから、県にしわ寄せが来ているという気がしますが、最大限努力して副大臣の意向に沿いたいと思っています。

 私はそう思っても、意気込みを語っても、担当課の方でだめだと言われるといけないので、一応確認を。

(水俣病保健課)
 検診を行う、それから判定を行うというのは先ほど冒頭に知事が申し上げましたように、これは原告、被告双方が信頼し合って協力し合う、そのことによって初めて成し得るものだと思っております。県も含めて一員として努力をしております。以上です。

蒲島知事
 県の執行部も努力するということですので、私もそう答えたいと思います。


 知事すみません。

 もう一回、こだわるんですが、原告以外の被害者の方々が申請されて、県が設置する判定検討会で判定されるんですが、その委員会のメンバーは、先ほど課長がおっしゃったとおり、確かに全員が100%満足するメンバー選定は、それは難しいかもしれないけれども、被害者団体側の意見にも十分配慮をしながら選定するということはよろしいんでしょうか。

蒲島知事
 記者さんのこの指摘プラス、県民が納得するということが大事です。そういう意味では、県政を担う段階から、当事者の方々、県民、みんなが納得するような形で委員会のメンバーが選定されるべきだと私は思っています。

(幹事社)
よろしいですか、定例会見を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


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