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平成20年 4月16日 知事就任記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006452 更新日:2008年4月16日更新

日時:平成20年4月16日(水曜日)午前11時15分から
場所:知事応接室

知事就任にあたっての抱負

質疑応答

コメントする蒲島知事の写真

知事就任にあたっての抱負

蒲島知事
 一つお願いしたいんですけれども、私ちょっと耳が難聴気味なんです。 だから記者会見の席では、大きな声でお願いしたいと思います。
 抱負については既に皆さんもお聞きのとおり、職員の方々、皆さんに対して当選以来の私の気持などを伝えました。
 たくさんあるんですけれども、時間がありませんので、三つのポイントをここでは述べたいと思います。
 一つは熊本の可能性はとても大きいと。だからその可能性を皆で発掘し、最大化してほしい。その過程で県民の所得というよりも、県民の幸福量を最大化するような、そのような政策を行って欲しいというのが一つです。
 もう一つは、スピィーディな政策と県民の目線に立った政策を行ってほしい。
 その段階で国との様々な折衝とか交渉があるでしょうけれども、国の代理にならないようにして、なるべく県民の目線に立ってほしいというのが私の二番目の職員の人達に対する期待です。
 三番目に、やはり大きな難問を抱えています。
 財政再建、川辺川、水俣病問題、それを越えて熊本県の可能性を最大化するというわけです。
 この難問を難問と考えるのか、或いは逆境の中にこそ夢があるというふうに考えるのかによって思考が変わります。
 だからこの逆境、難問を乗り越えてこそ、熊本県が幸福になるんだと、県民の為になるんだと、そういう思考を持って欲しいと、そういうことを今日の職員の人達に対する願いを述べたところです。
 それ以外にいくつかありましたけれども、その事については皆さんも既にお聞きのことだと思いますし、時間の関係がありますので、この三つに止めさせていただきます。

川辺川関連

(幹事社)
 幹事社から一点、個別課題について。川辺川ダムの。選挙中から有識者会議を作られるということで人選をされると。今その人選及びスケジュールの現状、お考えをお願いします。

蒲島知事
 はい。現在、川辺川ダム問題についての中立的な委員会について鋭意進めております。
 ただ私が知事に就任したのは、ほんの数時間前ですから、「お前今から何考えてる」というふうに聞かれると、それだけの時間的な余裕はありません。
 この「座長をどうするか」ということについては、二つの考え方があります。
 まず座長を任命して、それで座長と共に委員を構成するという考え方。或いは、座長は委員の人達の互選によるという二つの考え方があります。
 当初、スピード感を持つために、座長を最初に選ぼうかなというふうに、選挙戦の時は考えたことがあります。
 しかし、やはり全ての委員の方の互選によるのが一番民主的ではないだろうかと、その後の委員会の運営を考えますと。
 そのようなことで、委員全体が決まった段階で、皆さんに委員会の構成をお示ししたいと思っています。
 ただ時間は限られておりますので、その時間をなるべく節約するために早く早く、全ての委員を委嘱したいと考えています。
 その後のスケジュールは、既に私がマニフェストで約束したように、9月の議会で決定するということになります。
 それから逆算して、委員会の回数とか、それから委員会の性格、そういうものが決まっていくというふうに思っていただいて結構です。

(幹事社)
 それではどうぞ各社さん。


 今の有識者会議ですけれども、マニフェストの中には気象学、河川工学、行政学、行政法学というような、ある種の専門分野を掲げて示してあったと思うんですけれども、今の段階で、有識者会議の人数であったり、それぞれの専門分野、どういう方々からの構成を今目指していらっしゃいますか。

蒲島知事
 はい。専門分野についてはなるべく多彩な、マニフェストに書いてあった形で選びたいと思っています。
 ただその人数については、今、選抜に入った段階ですので、この段階で何人とは答えることは出来ません。
 ただ、それぞれの専門分野からそれぞれ適切な人を選び、そしてそれが中立的であるかどうかということを踏まえながら検討したいと思っています。


 マニフェストにあった以外にも何らかの専門分野というのは、今お考えでしょうか。

蒲島知事
 こういうふうな専門分野が入ったらいいんじゃないかなという、例えば経済学的な側面とか、そういうものも、その後議論と、それから思考を深めることによって、少しはマニフェストから変わっていますけれども、基本的には多彩な人材で多方面からこの問題にアドバイスをくださる方を集めたいと思っています。


 蒲島知事、関連して伺いますが、今おっしゃられた有識者会議の一つの基本的な性格、位置づけとして、中立性ということを今もおっしゃられましたが、改めてお尋ね致しますが、中立性というのは、何をもって中立であるというお考えなんでしょうか?

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 はい、これはなかなか中立というのは難しいものです。
 例えば自分は中立だと思っていても、それよりもちょっと左にいる人から見ると右すぎると、あるいは、自分は中立だと思っていても、ちょっと自分より右の人から見ると左すぎると、そういう意味で中立性の、100%皆が納得する中立性というのはもちろん達成することは出来ないかも知れません。これは率直な意見です。
 ただ、科学的で中立的ということは、科学者の目から見てこの人の言うことは正しいだろうと、あるいはその人の論文であるとか著作を見て、この人の言うことは信用出来ると、そういう形で中立性の高い方、あるいは専門性の高い方、そういう方を、皆さんが納得出来る形で提案したいと思っています。
 それから、それを構成した後も、議論が中立的であるかどうかというのは、これはやはり科学者の魂ですから、科学的根拠に基づいているということであれば、ある程度中立性に対する疑問を払拭出来るのではないかなと思います。


 その中立性のものさしと言いますか、定義といいますか、それは蒲島知事ご本人の、ご自身の中での定義に基づいて中立性、これで保たれているんだということを県民の皆さんにお示しになるということでしょうか。

蒲島知事
 はい。私自身、それからその会議のメンバー、メンバーの方の議論、結論。そしてその結論をベースにした私自身の判断が出てくると思います。
 ただ、その判断が中立であることはあり得ませんね。
 つまり中立でない判断を求めているわけですから、だからむしろ「中立的」というよりも「科学的な」というところに大きなウエイトがあるかも知れませんね。
 そして、その議論を基に判断するのは私ですから、そこにどちらかの判断が出てきますから、全ての人を満足させる判断になるということはないんじゃないですかね。
 それが政治的決断というものだと思います。
 だからその判断をする前に、様々な方の科学的で中立的な議論を聞くという、そしてそれに基づいて判断するというのが、リーダーの決断のあり方だと思います。


 知事、今の話で関連なんですが、大まかに逆算をするということでおっしゃったんですが、スピードを重視してということをおっしゃっていますが、大まかに見て結構なんですが、大体そのタイムスケジュールとしていつぐらいまでに人選を終えて、遅くともいつぐらいまでにこういうことをやりたい、ご自身としては8月ぐらいまでに何らかを終えて9月にという、そういうものは目標としては置いておられますか。

蒲島知事
 はい、目標はありますけれども、目標に引きずられることはありませんので。
相手があることです。
 本日から委員の選考にかかるとしても、相手があることですし、相手の都合もあります。それで具体的なスケジューリングをこの段階で、初日の段階で発表することは出来ませんが、いずれ、その全委員が決まった段階で、臨時の記者会見を開きたいと思っています。
 それをもって皆さんがスピーディだと思っていただければスピーディだし、遅すぎると思えばそれは遅すぎたかも知れません。それは皆さんの中立的な判断ですね。


 すみません。川辺川ダムでもう1点、委員会は、中止か推進かの結論を出すのが委員会なんでしょうか? それとも委員会の議論を見て、委員会では結論を出さずに知事ご自身が決めるおつもりなのか。

蒲島知事
 はい、委員に決断を求めることはありません。
 私がその委員の方々の様々な議論と結論、これは様々な観点から川辺川ダム問題を見たもので、経済的側面、それからその他の要因を見て、やはり決断せざるを得ないのは蒲島本人です。
 ただ私は「良かったな」と思ったのは、選挙戦で、選挙の前に無責任な決断をせずに、6か月の期間を与えられたことが、今は熊本県知事としてはとても嬉しく思っています。

高校再編関連


 高校再編についてお聞きしたいんですけれども、今選挙戦というお話がありましたが、選挙戦の中で私達の取材、またいろんな質問の中で一時凍結もあり得るというふうなご発言なさっているんですけれども、今現在、蒲島新知事のお考えはどういったものでしょうか。

蒲島知事
 それはマニフェストと私が選挙戦で言ったことはそのまま当てはまります。
 ただ既に進んでいて、地元理解が得られているもの、そういう事項に関して、このまま予算化が進むということに関しては、その部分は凍結という議論から外れるかもしれません。
 ただ再編問題については、かなりの地元のご意見がありますので、その部分については凍結しながら、次第に方向性をこれから考えていきたいということだと思います。


 私マニフェストを見逃したのかも知れませんが、マニフェストの中に具体的に書いてなかったように思うんですけれども。

蒲島知事
 マニフェストだけが約束ではありません。記者会見、或いは自分がテレビ会見で言ったこと、これには責任を持たなければいけませんので、まずここで一度考えてみると。新しい体制のもとでもう一度この問題を考えてみるというのが私のスタンスです。
 それで、その方向で考えてみますけれども、すでに予算化されていて、かつ地元の合意と行政の合意が得られているものに関しては粛々と進めるべきだと思っています。


 それは県の教育委員会の方にも、何らかのアプローチ、もう県教育委員会としては進む方向でいっているんですけれども、その辺については。

蒲島知事
 いや、まだこれからです。
 まだ、今日就任したばっかりですから、これからそういう話になっていくと思います。


 知事、ただその点も凍結という考え方かも知れませんけれども、現実的にもう来春、またその翌年と、受験生も、受験するまさに本人、親御さんとしても目前の問題としてもですね、どういう形で今後高校が再編されていくのかというのは直近の問題として捉えていらっしゃると思うんですね。
 そういう面ではいつの段階でどういう形で今後進んでいくのかというのは、まさに今日就任とはおっしゃいますけれども、方向性としてどう新知事が示されるのかというのは非常に皆待っているところだと思うんですけれども。
 その凍結という意味合いをもう少しきちんと整理していただきたいと思います。

蒲島知事
 凍結というのは、解凍もある得る凍結ですから、その解凍する時間を下さいということです。ただその中には中高一貫教育導入である、既に予算化が進んでいたものについてはそのまま解凍の中に入らないというのは私の判断です。
 それは予算化されていることは本当にそのように入試なんかも進んでいると思いますので。
 この問題については、教育委員会の方々と知事の思いがそのまま通じる権限があるかどうか、それも含めて考えてみたいと思います。


 ここでもう一度考えてみるとおっしゃいましたけれども、その中に地元の方々との対話の場、こういったものは考えていらっしゃるんでしょうか?

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 それが地元の方々の強い気持ちが選挙戦の中で非常に強く現れてきてた、そういうふうな思いが多分すべての候補者にあったんだと思います。
 すべての候補者の方々が、この再編に関わる地元の方々、卒業生の方々の思いを感じ、私も感じました。
 どうぞその再編問題だけは考え直してくださいと。だから考え直すという中には当然地元の方々との話し合いをしなければいけないなというふうに感じました。


 それは、きちっとした協議の場という形での設定でしょうか?
 それとも意見を聞きましょうという…。

蒲島知事
 それについては様々なあり方があると思いますので、これから研究していきます。

財政改革/水俣病問題関連(1)


 知事すみません、ちょっと話は変わりますけれども、全体的に今三つの緊急課題ということで、今川辺の話が出ましたけれども、あと二つ財政再建と、それから水俣病の問題というのはとりあえずあげていらっしゃいますが、財政再建に関してはご自身の給料の問題を含めて、まずはこういうことから始めたいというようなものがあれば一つお願いしたいと思います。それから水俣病もあわせて、まず早速PTが来週迫っていますよね。
 それから5月の1日に慰霊式をやりますけれども、そこに向けて、知事としてこういうことを表明したいと考えた、それを伝えたいとか、そういうことがあれば併せてお願いできますか。

蒲島知事
 財政再建問題はとても難しい問題です。
 先程就任して、今どうするかということに関しては全体像はまだ伝えることは出来ません。ただ出来ることはやると。出来ることは何かというと、自分の身を削ることです。
 それはマニフェストの約束したように自分の給料、月給を100 万カットすると。これを臨時議会に審議をお願いしたいと思っています。
 それを踏まえて、粛々と財政再建に関する戦略、或いは方向性が決まっていくと思います。
 まずやれることは、自分の給料を減らすこと。
 これは自分だけしか交渉相手がおりませんから、妻もいますけれども、そういう意味ではやりやすいと。そこから突破口として始めていきたい。財政再建が重要だという認識は、私だけではなくて県職の方も、それから県民の方も、皆さんもそうだと思いますけれども認識されていると思います。だからやれば出来ると。
それから水俣病問題については、これもとても大きな難問です。
 この与党PTが近日中に開かれ、それが私の所に正式に招待状が来ております。
 私自身は、この問題に能動的に、それから県民の目線、或いは被害者の目線に立って参加したいというふうにマニフェストで答えておりますので、救済案の早期実現を強く訴える為に与党PTに参加したいと思っています。
 これは、日にちはいつだったですかね。

(担当課)
 22日です。

蒲島知事
 22日です。


 その中で、水俣病関連で、県としての何らかのアクションとか対応とか、対策とか、そういったことは考えいらっしゃるんですか?

蒲島知事
 この与党PTという政治決着を見守りながら、その中で県独自の参加が、或いはその舞台が用意されておると。私自身がそこに行けばその舞台で活動すれば、このプラスの方向に動くという確信があれば私自身がこの問題に参加していきたいと、深く関わっていきたいと思っています。

水俣病問題関連(2)


 関連でひとつよろしいでしょうか?

蒲島知事
 はい。


 潮谷前知事が最後の方で実現させたかったとおっしゃった、不知火海の沿岸の健康調査と環境調査ですけれども、これについては知事はまた新たに取り上げていこうと、やっていこうというお考えはございますか。

蒲島知事
 潮谷知事のその考え方もよく理解しておりますけれども、まずはこの政治決着のなかで県がどのような役割を果たすことが出来るかということ、それが私のマニフェストでうたったことでもありますので、その方向性で行きたいと思います。


 関連でよろしいですか?水俣病関連で。
 「プラスに動くのであれば」ということですけれども、チッソの後藤会長に直接知事がお会いになって、財源負担を求めるという場面も出てくるのでしょうか。

蒲島知事
 これは、そう私が判断すれば、判断した時点で可能性もあります。

副知事・教育長人事関連


 知事、すいません。ちょっと話がまた変わりますが。教育長及び副知事の任期というのが大分近まっていますけれども、知事の側近としてのどのような人事をされるかというのがまたひとつ大きな課題ではあるかと思うんですが、そのスケジュールというか、今どのようにお考えなのか。

蒲島知事
 皆さんご存知のように、この就任式が始まる前に、もう部長級の人事というのは、すでに一部報道機関に報道されておりますので、それからみると分かりますように、既に部長級以下は、私があんまり考える時間と判断材料がなかったということもあり、皆さん潮谷県政、それからそれを支えられた方々の判断を尊重して今日皆さんに辞令を渡しました。これは物理的にそれしかないというのは、もう皆さんもご理解だと思います。
 ただ三役人事に関してはまだ少し時間がありますので、これからじっくりと考えて、スケジュールどおりにやりたいと思っています。
 ただどのようにやるかということに関しては、今日今現在この場では発言することは出来ません。またその段階でもないと思います。


 すみません、スケジュールどおりというのは、もう一回、ちょっとくどいようですが。

蒲島知事
 その三役の方々の任期がありますので、その前に決めて就任時に辞令を渡せるというのがスケジュールです。


 臨時議会が開かれますが、先程知事の給与についてはカットするということを提案なさるということでしたが、人事に関しては今の三役、副知事、教育長、いろいろありますが、この人事に関しての臨時議会への提案というのは考えていらっしゃるんでしょうか?

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 これについてはまだ、議会との関係もありますし、私自身も就任したばかりですので、相談し、研究して判断したいと思います。
 ただこの場での決定であるとか、そういうものはありません。

知事の県政への姿勢関連(1)


 知事が真っ先に掲げていらっしゃる川辺川ダムと水俣病問題、それと財政再建と大きな三大テーマというのは、もうあらかた県民も含めてその課題に臨まれるというのは理解しているところですけれども、その大きなテーマを敢えて除いてですね、就任直後から最優先で、優先順位をつけた中で真っ先に取り組むべき課題、あえてその三つは当然として、それ以外で今後特にすぐに取り組んでいきたい問題というのはございますか。

蒲島知事
 マニフェストにも書いてありますように、この難問だけをずっと待っていたら、本当に夢のある政策は出来ませんので、まずは熊本県を稼げる県にするというもので、一次産業の活性化、二次産業、これは企業誘致、それから三次産業、とりわけ観光、そのようなものに優先順位が高くなると思います。
 もう一つは、私がずっと述べてきているように、長寿を恐れない社会を作りたい。長寿を恐れない社会を構築する為にはどのようなことが可能なのかと。これは部局を超えて可能だと私は考えていますので、それを優先順位の高いものとしてやっていきたいと。
 それから三番目は夢のある教育と。これが知事部局と教員委員会とどのような形で協調出来るかはそれは今後検討していかなければ分かりませんけれども。夢のある教育。
 まず自分がやれることは小中高のどこかの学校で出前ゼミを早くやりたいと。皆に夢をもってもらいたいと。その場所で様々な問題点などを把握し、それを教育の中に活かしたいなと。だからまずその三本の難題を解決しつつ、今のような三つの若者には仕事、子どもには夢を、そして長寿を迎える人には安心をという、そういう三つの方面から県民の総幸福量を高めたいと思っています。


 そういった戦略を組み立てていかれる中で、戦略会議というものをマニフェストでは検討していく土台として掲げてあったと思うんですけど、戦略会議についてはどういった規模、或いはどういった人選、或いはスケジュールを含めて、どういう、今、スケジュールでしょうか。

蒲島知事
 戦略会議もそれから川辺川ダムの委員会の人選も、本当は同時に進めなければいけないと選挙中は思っておりました。
 しかし、まず第一優先をこの川辺川ダムの方に感じておりましたので、今はそっちの方向で自分の全精力を注入していますので、少し戦略会議の方は庁内ベースでまず考え、そしてちょっと遅れて戦略会議のメンバーが決定していくのかなという今の考えです。
 誰でもいいというわけはいきませんし、それから大きな戦略会議があればいいというわけではありません。これは今後よく職員の皆さんと話し合いながら適切な人材、スケジューリング、そしてそれがどれぐらいの規模であるかということを考えて、その段階で皆さんにご報告したいと思います。


 おおよそいつの時期までというのはありますか? 会議の立ち上げというのは。

蒲島知事
 それは、今日の段階では控えさせてもらいたいと思います。


 不勉強で恐縮なんですが、今日知事がおっしゃった総幸福量というものを数値化するというのは、そういうことは出来るんですか?

蒲島知事
 人々の幸福は数値化することは出来ません。
 だから、感じることですね、「ああ4年前よりも幸福になったな」と。そしたら総幸福量があがったと。最大化というのはちょっと無理かも知れませんけれども、そのような方面、一番簡単な例で申し上げますと、所得で計ると私の幸福度は非常に低い。つまり所得は低い知事ですから、ただ県民の皆様の為に必死で働くとそういう自分自身の自己実現の為に働くというそういうものは、所得ではなかなか計れないけれども、幸福度は高いと。そういう意味での幸福度というのは私は大事かなと。特に今価値が多元化しておりますので、お金さえ持っていれば幸せなのかというと、そうでもないだろうと。だからあるお金持ちの方はこう思うかも知れない。「自分の全財産を県に寄付して、県民の喜びが高まれば自分の喜びがすごく高まった」と。「何と幸せな人生だろうと」それが幸福量ですね。
 だから金には代えることの出来ない幸福量、そっちの面にこの県政を、そういうふうに感じられる、そういうふうな県政にもっていきたいと思っています。


 それはやっぱり、ネパールの例を念頭におかれたんですか。

蒲島知事
 それはネパールの例も当然。このグロスナショナルハッピネスというのはそういう概念からきています。


 知事、先程の就任式でも県民総力戦ということをおっしゃっていらっしゃいましたけれども、共に歩む県民に向けたメッセージをお願いします。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 これは既にケネディが言っているので、みんなが知り過ぎた言葉ですけれども、総力戦というのは全員参加です。だから県庁だけがやれるわけでもないし、議会だけでもやれるわけでもないし、それから知事が一人でやれるわけでもありません。
 だから県民の方々が、自分が何が出来るだろうかと。この県の逆境から、それを乗り越えて可能性を最大化する為に、県民自らがどういうことがやれるだろうかと。そしてこの総力戦に参加したいと、そういうふうな気持ちになっていただければ私のいう県民総力戦という意味がよく理解出来るのではないかなと思います。
 だから県民の方々が、何か県からしてほしいということも大事ですけれども、県の為に何か出来るだろうかと、社会の為に何か出来るだろうかと、NPOも含めてですね。 それが私の言う県民総力戦で、その目標をこのマニフェストに掲げておるということです。

市町村合併(政令指定都市関係含む)関連


 県内ですね。市町村、48ぐらいあるかと思うんですけれども、合併と熊本市の政令指定都市への移行についてお考えをお聞きしたいんですけれども。

蒲島知事
 はい、私のマニフェストにあるように、熊本市の政令都市化はぜひ県としても応援したいと思います。
 その為には合併が必要なんですけれども、その合併は強制的にすることは県としてはありません。
 しかしそのような方向にいくことを県が支援できたら支援したいと。そしてその熊本の政令都市化が他の市町村に波及効果があると、その為にどういうことが、どういう形の政令都市化がいいのかということを市や県と話し合い、市町村とも話し合いたいと思っています。


 さらに先を見越して、道州制で州都へという考え方もあるかと思いますけれども、そのあたりに関してはいかがですか。

蒲島知事
 道州制を含めた熊本市の政令都市化もありますし、まず熊本県民の方が、「ああ熊本に住んでよかった」と、「熊本は素晴らしい所だ」と、そう思うことが道州制の州都への近道ではないかなと思っています。
 しかし、道州制は避けられない道であるとすれば、やはり熊本県の知事としてここに州都を持ってきたいと。しかしそれは熊本県だけの州都ではなくて、九州全体にとってプラスであると、そういう体制で臨まない限り熊本県に、或いは熊本市に州都が来ないような気もします。

知事の県政への姿勢関連(2)


 臨時議会が迫っておりますが、議会との関係をちょっと改めてお尋ねいたします。
 臨時会議、先程の知事給与のカットに関する条例案ですとか、提出する案件、知事が提出される案件というのがいくつかあると思いますが、それについては議会に対しては議会前に説明をする、事前説明をするお考えが改めてあるのかどうかということ。
 それと、もし説明をなさるのであれば、どのような形で事前説明をするのか。その議会に対する考え方を教えてください。

蒲島知事
 議会とは協調関係にありますけれども、これまでも議会等の調整関係をよく研究して、その旨についてはお答えしたいと思います。
 ただ臨時議会ですので、多分給料カットの話に、それ以外にもちょっと人事案件があるかもしれませんけれども、限られたものです。
 そして、委員会の組織とかそういうものだと思いますので、その段階で何らかの形で議会との交渉とか、そういうのは非常に限られたものではないでしょうかね。
 ただ、かわいそうだからそれを否決すると、議会が否決するとなると紛糾するかもしれませんので、それはそれで、その時は交渉があるかもしれません。
 今言ったのは給料のカット案は否決ということになればまたその段階で交渉があるかも知れませんけれども、多分それはならないと思います。


 知事、すいません。よろしいですか。一点だけ。

蒲島知事
 じゃ、あと一問だけ。


 知事、今日就任挨拶で、職員の方に向けて、国に頼っていては地方の自立はないというようなことをおっしゃっていたんですが、改めて職員の方への注文という部分と、あと知事は幅広い人脈をお持ちだと思うんですが、知事になられて国に対してのスタンスといいますか、いろいろな場で積極的に国に発言していかれるのかそのあたりを聞かせていただけますか。

蒲島知事
 例えば様々な県の問題点について指摘を受けた時に、よく言われるのが三位一体の為にこのような財政状況になったとか、そういう事、だから国に責任を転嫁することによってむしろ解決策が見えない場合もありますよね。
 もうそれは、そうなった時に、じゃそれでも解決策を出さなきゃいけない。
 それと同じように熊本県は悪い悪いと言っているけれども、全県では何番目ぐらいですよと、それもそのように考えてしまうと、本当の解決策が見えなくなる。
 県民にとっては、熊本県が日本で何番目であろうと、実際に感じるものは政策の影響ですから、だから今日言ったのは国に頼るなではなくて国に責任を転嫁するなと。それから他の県と比較して自分達はこうですよと言うなと、そして自らの問題として考えようと、それを今日は強調したところです。
 当然、国と県はものすごく密接な関係にありますから、100%国の考え方、或いは国の責任を追求しないことは無いかもしれませんけれども、少なくともそういう自立性を自分の中に持っているということはとても大事だと思うんですね。
 その県民の目線で考えると、その事を今日職員の方々への期待と抱負として述べたところです。

(幹事社)
 すいません、定刻を過ぎておりますので、今日はここで終了させてもらいたいと思います。よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 記者の皆さんも、私も「政治とメディア」という本を書いた一人として、大変重要な役割を皆さん持っていらっしゃいますので、緊張関係を持って、熊本県民の為に何がいいかという、皆さんも総力戦で臨んでもらいたいと思います。よろしくお願いします。