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再生可能エネルギーに関するご意見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006378 更新日:2020年8月1日更新

 熊本県には干満の差4メートルの有明海があります。潮汐力を利用した発電は、様々な方法を利用して相当の発電が可能だと思います。荒瀬ダムの発電停止による県企業局の収入源を補える手段になることも考えられます。フランスでは大規模な潮汐力発電が稼働しているそうです。
 さらに、熊本県は北から南まで中山間地に幹線農業用水路が相当の距離を流れ下っています。この水路はマイクロ水力発電に最適です。発電装置もシンプルで一つの水路に多数の設置が可能で、かつ安定した電力が得られます。
 熊本は水力発電に適したエネルギーの宝庫でもあります。先進的な取組みが熊本県から発信できないものでしょうか。 (県内 60代)

県からの回答

 再生可能エネルギーにつきましては、本県の地域的な特性を生かし、今後更に普及を促進していく必要があると考えています。
 ご提案いただきました最初の潮汐発電につきましては、海水の潮汐力を利用した発電であり、発電量の正確な予測が可能で、安定した電力供給が可能であるという特長がありますが、我が国では、発電に必要な干満時の潮位差が小さく、経済性に難があるといわれており、未だ導入の例はありません。現在、関門海峡などで研究が行われていますが、潮汐発電の立地可能性については、今後、経済性や生態系への影響など様々な角度からの調査研究が進められる必要があると考えます。
 次に、マイクロ水力発電を含む最大出力1000キロワット以下の小水力発電についてですが、本県は、発電に必要な落差を確保できる山間部や豊富な農業用水を有する平野部など地形的に多くの適地が見込まれ、今後、普及が拡大していく可能性があると考えています。
 県内における小水力発電の導入に向けた取組みとしましては、平成21年度及び平成22年度に、山都町や御船町など5市町村において、導入可能性等の調査が行われています。このうち水俣市及び水上村においては、実際に発電機を設置し実証実験を行っています。
 県では、今年度、農業用水を利用した小水力発電と太陽光発電を組み合わせ、農業施設の電力源の一部に利用する施設を阿蘇地域にモデル的に設置します。また、熊本北部浄化センター内に、処理後の放流水の落差を利用した発電設備を設置するなど、可能な所から導入を進めています。
 また、小水力発電を事業化するにあたっては、水利権の調整や採算性の確保などの課題がありますが、これらの課題解決に向け、企業やNPO法人などからなる研究組織を設置し、検討を進めていく予定です。
 (平成23年7月回答)新エネルギー産業振興課