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熊本天草幹線道路は、天草市の旧本渡市と熊本市近見町とを結ぶ全長約70kmの幹線道路です。
平成6年12月に地域高規格道路(※1)として計画路線の指定を受け、県内の高速交通ネットワークの横軸として、また、天草地域と熊本都市圏を90分で結ぶ90分構想(※2)の達成に向け、国及び県で、整備に取り組んでいます。
(※1)地域高規格道路
高速道路などと一体となり、地域の自立的発展や地域間の交流、連携を支える自動車専用道路、またはこれと同等の規格を持ち、概ね60km/h以上の走行サービスを提供する道路のこと。
(※2)90分構想
自動車交通により物流、人流の円滑化を図るため、熊本都市圏と県内主要都市とを90分で結ぶ構想。天草地域は県内で唯一の未達成地域。
熊本天草幹線道路約70kmのうち、天草市から宇城市三角町までの約38kmを熊本県で、宇城市三角町から熊本市近見町までの約32kmを国で整備を行っています。
これまで、平成14年5月に「松島有料道路」約3.3km、平成19年9月に「松島有明道路」約19km、平成30年5月に「三角大矢野道路」約3.7kmを供用し、全体で約17km区間をご利用いただいています。
現在は、熊本県が「本渡道路」約1.3kmと「大矢野道路」約3.4kmを、国が「宇土道路」約7kmと「熊本宇土道路」約4kmの整備を進めています。
熊本県では、本渡道路(天草市本渡町から天草市志柿町、約1.3km)の整備を平成25年度から開始しました。
現在、天草上島と下島を繋ぐ道路が国道324号天草瀬戸大橋の1橋のみであることから、朝夕の時間帯を中心に橋の前後で慢性的な渋滞が発生しています。バイパス機能を有する本渡道路の整備は、現在の国道324号の交通量を減少させ現道の円滑な交通を確保し、災害時等における代替路としての機能も発揮することで、本渡都市圏における産業・経済活動、防災機能の向上に寄与します。
また、産業、教育・文化施設などの都市機能が集積し、陸・海の複合ターミナルとして交通結節性が高まる本渡港周辺エリアと天草上島とを直接繋げ、本渡都市圏内外の交流を促進しつつ、良好な都市空間の形成に大きく寄与することが期待されています。
本渡道路(約1.3km)については、令和4年度中の開通を目指し、工事を全面的に進めています。
本渡道路の進捗状況については、下記のリンク先ページにてご覧いただけます。
天草広域本部では、本渡道路(「仮称」第二天草瀬戸大橋)の工事現場見学会を受け付けております。
見学を希望される学校や自治会などの方は、下記までご連絡してください。
熊本県天草広域本部 土木部 工務第一課 幹線道路班 電話番号:0969-22-4640
皆様のお越しをお待ちしております。
工事の進捗状況及び新型コロナウィルス感染状況等により、やむを得ず見学会が実施できない場合もございます。何卒ご了承いただきますようよろしくお願いします。