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学校図書館事務

最終更新日:
県立学校図書館等において、図書等の資料収集・整理・保存・貸出、環境整備、レファレンス(調べもの相談)、調べ学習等における資料提供や授業支援、児童・生徒及び教職員の読書活動の充実を図るなど、学校教育のための業務に従事します。
 

主な配属先

  県立学校図書館、県立図書館

先輩職員のはなし

田中史織01    

田中 史織

 配属年次

 所 属(所属当時の名称)

 平成19年4月~  県立球磨商業高等学校
 平成22年4月~  県立矢部高等学校

 




 

 

現在、担当されている仕事は?

 高校の図書館で、司書の仕事をしています。具体的には、本の貸出・返却の手続きや、図書の選書・発注・受入(書誌データ登録)・装備(図書を利用できる状態に整えること)、読書の啓発、テーマ展示、生徒が利用しやすいような環境整備、図書委員会活動、授業における調べ学習などでの支援を行っています。本校で所蔵していない資料が必要な場合は、購入する他、県立図書館や他の高校図書館などからお借りする場合もあります。
 また、学校図書館には、読書センター、学習センター、情報センターの3つの機能があります。学校図書館を通して教育に携わり、生徒たちの成長する姿を間近で見ることができるのが一番のやりがいです。「この本、面白かった!」「この本と出会って良かった!」「そうそう、このことが知りたかったんです!」という利用者の声を聞くと、この仕事をしていて良かったなと思います。

 

これまで印象に残っている仕事は?

田中史織02
 学校図書館では、本の貸出・返却だけでなく、授業などでも図書館が利用されています。生徒自身による調べ学習はもちろんのこと、先生方の教材研究の場としても利用されています。
 矢部高校では、普通科の総合的な学習の時間や、緑科学科の課題研究の授業で、学校の田んぼや川に生息する生きものについて調査・研究をし、山都町の自然環境について学んでいます。私は司書として、水生生物等に関する調べ学習の授業支援を行いました。自校の資料だけでは不足するため、授業担当者と相談しながら新たに購入し、県立図書館からもお借りしました。
 普通科の総合的な学習の時間では、バッタやアカハライモリ、タニシなど、学校の田んぼで捕まえた生きものを記録写真に撮ったり、実際に図書館に持ち込んだりして、図鑑と見比べながら種名を同定していく調べ学習がとても印象に残っています。同定するために、生徒たちはいろいろな資料にあたりました。山都町は、希少生物が生息しているホットスポットだとは聞いていましたが、私自身初めてアカハライモリやタニシを見たので驚きました。実際に実物を観察しながら、図鑑等で調べている生徒の姿は、学校図書館ならではの光景だなと思います。
 また、緑科学科の課題研究では、川で捕まえたトビゲラ等の記録写真と図鑑を見比べ、指標生物について調べ、川の水質調査を行いました。課題研究発表会では、その調査結果がまとめられ、山都町の川の水質がとてもきれいであること、その環境を保持していく大切さが発表されました。
 2つの事例とも、生徒と共に私も身近な自然環境について学ぶことができた授業でした。

 

仕事をするにあたり心がけていることは?

 学校図書館の仕事は、本が好きという気持ちとともに、人と接することが好きということが大切だと思います。生徒はもちろん先生方ともコミュニケーションをとり、協力を得ながら居心地の良い、利用しやすい図書館づくりに励んでいます。ごく当たり前のことですが、笑顔で接することを心がけ、「いらっしゃい」という気持ちをこめて来館者にいつも挨拶をしています。また、農業高校や商業高校など校種が違えば、求められる資料も異なってきます。生徒や先生方のニーズを把握し、「読みたい」「知りたい」という気持ちに応えられるよう、常にアンテナを張って「役に立つ」図書館づくりをするよう心がけています。

 

苦労したエピソードは?

 矢部高校と蘇陽高校が再編・統合し、現在の矢部高校が平成22年に開校しました。平成24年3月に蘇陽高校が閉校する際、約4,800冊の図書や書架を矢部高校へと引き継ぎ、受け入れをしました。選書や事前準備、図書の移動、矢部高校で貸出をするための受入作業など、膨大な量でとても大変でした。ですが、そのおかげで蔵書が充実し、読書環境も良くなりました。読書を大切にされていた蘇陽高校の思いを引き継ぎ、今も生徒たちが朝の読書の時間にその本を読んだり、調べ学習で活用したりしている姿を見ると、たくさんの図書を受け入れて良かったなと思います。

 

県職員を志望した理由は?

田中史織03
 幼い頃から図書館で働きたいとなんとなく思っていました。そして、高校生の時に司書の先生と出会い、人がいる学校図書館って楽しくて温かくて素敵だなと感じ、さらにその思いは強くなりました。いつもコーナー展示がしてあり、様々な本と出会うことができました。学校全体で映画「ひめゆりの塔」を鑑賞した時には、図書館では沖縄戦についての展示がされていて、その時に手にした一冊は今でも私の心に残っています。
 一度は図書館以外の仕事に就いたこともありましたが、やはり諦めきれず、高校時代の恩師のように本の楽しさを伝えたい、人と本との出会いの橋渡しをしたい、一人ひとりの気持ちに寄り添い、学校図書館を通して教育に携わりたいと思い、志望しました。

 

職場の雰囲気は?

 学校図書館事務職員は各学校に1人しかいませんが、学校には教諭や実習教師、養護教諭、事務職員など、様々な職種の方がいます。職種の特性を活かし、お互いに相談し協力しあいながら、子どもたちにとってより良い教育活動ができるよう「チーム学校」として日々仕事をしています。

 

県職員の魅力ややりがいは?

 小説を読むだけでなく、何か疑問に思ったことを調べたり、なにげなくふと手にした本が自分の世界を広げてくれたり、生きるうえでヒントを与えてくれたりするのが図書館です。子どもたちは、色々な可能性を秘めています。先生方と協力しながら、一人ひとりの気持ちや夢に寄り添い、夢を実現するための支援を、学校図書館を通してできることがこの仕事の魅力です。また、私は県立高校しか勤務したことがありませんが、県立特別支援学校や県立図書館に勤務する場合もあり、視野を広げることができます。学校教育から社会教育まで、幅広く図書館や教育と携われることが県職員の魅力・やりがいであると思います。

 

志望者へのメッセージ!

 利用者との会話や調べ学習などに対応するなかで、私自身初めて知ることもあり、様々なことを生徒と一緒に学び、日々新しい発見があります。人が好き、本が好き、そして本の楽しさを伝え、教育に携わりたい方、一緒に楽しい図書館づくりをしていきましょう!
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