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【7月2日】定例記者会見(7月補正予算(知事専決処分)等)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051169 更新日:2020年10月1日更新

【7月2日】定例記者会見動画

知事コメント

知事コメント全文

7月補正予算(知事専決処分)

本県では、これまでの県民・事業者の一丸となった新型コロナウイルス感染防止の取組みにより、感染状況は落ち着きを見せています。
このような中であっても、気を緩めることなく、県では第2波への備えとして、PCR検査体制の充実と医療提供体制の強化などに取り組んでいます。
同時に、地域経済の回復に向けた取組みや県民生活への支援などに、スピード感をもって取り組んでいます。
今回、特に早急な対応が必要な2つの事業について、先ほど私の専決により、31億円を予算措置いたしました。

まず、1つ目は、『くまもっと泊まろうキャンペーン』です。お手元の報道資料の2ページをご覧ください。
県では、甚大な影響を受けている観光分野における経済回復を後押しするため、九州最大規模の宿泊キャンペーンを実施します。
既に、一部の県内市町村においては宿泊助成キャンペーンを始められています。また、国の宿泊助成キャンペーンである「GOTOキャンペーン」は8月上旬からスタートと言われています。
そこで、県では、国のGOTOキャンペーンにつなげていく、20万泊分、10億円の宿泊割引を実施します。
感染防止対策に取り組む県内宿泊施設が対象で、最大5千円の割引で宿泊できます。
予約については、まず、第一期として、7月6日から県民を対象としてスタートし、7月20日から第二期として、九州内にお住いの方に対象を拡大することとしています。
予約の締め切りは8月2日までですが、8月末までの宿泊が対象になります。
県民の皆様には、なるべく県民限定である第1期予約期間に予約いただきますよう、よろしくお願いします。

また、宿泊応援キャンペーンに併せて大分県との『相互誘客キャンペーン』にも取り組みます。熊本地震で不通となっていた豊肥本線の運行再開などを見据え、大分県と連携して、相互に送客を図り、観光業の回復を後押しするものです。
これらの取組みにより、新型コロナウイルス感染拡大により疲れた心や体を癒していただき、県民総ぐるみで熊本を元気にしていきたいと考えています。

2つ目は、「個人向け緊急小口資金等の貸付原資の増額」です。3ページをご覧ください。
生活困窮者への緊急小口資金貸付については、県社会福祉協議会と連携し、数度の見直しを重ね、より活用しやすい制度に改善して参りました。
利用が大幅に伸びており、今回、これまでの貸付実績と受付期間が9月末まで延長されたことを踏まえ、貸付原資を約21億円増額しました。
引き続き、生活に困窮された方々にしっかりと寄り添いながら支援を行って参ります。

以上が補正予算の内容です。なお、詳細については、このあと、事務方から説明を行います。
今後も、必要な対策については躊躇なく予算化し、感染拡大の防止と、地域経済や県民生活の回復という2つの目標のベストバランスを目指して参ります。 

熊本地震震災ミュージアム震災遺構

県では熊本地震の教訓等を確実に後世に伝承するため、関係市町村や国とも協力し、震災遺構や地域の拠点等を巡る回廊型の震災ミュージアムの実現に向けて取り組んでいます。
県と関係市町村は、熊本地震により出現した断層や被災した建物等の58件を現物や写真等により震災遺構として保存することとしており、その一部は既に公開されています。

その取組みのなかで、震災遺構として県が整備した旧東海大学阿蘇校舎1号館と地震断層を、7月16日木曜日から一般公開いたします。(※)
今回一般公開する旧1号館は、かつて東海大学農学部の講義棟として使用されていた建物で、被災した当時の姿のまま、保存しています。
この被災した校舎と、旧1号館の真下を走る断層とを一体的に保存することで、断層が建物に与えた影響について、実物を見学し、検証することができる、国内に例がない、極めて貴重なものとなっています。

また、震災遺構の隣に、熊本地震の体験・展示施設の建設を進めており、2年後の完成予定です。

さらに、漫画『ONE PIECE』と連携したプロジェクトで旧東海大学阿蘇キャンパスへの「ロビン像」など仲間の像8体を設置することとしており、引き続き、被災地の復興を後押ししていきます。

ぜひ、県内だけでなく県外の方、そして、特に次世代を担う若い世代の皆さんに訪れていただきたいと思います。

(※)震災遺構(旧東海大学阿蘇校舎1号館および地表地震断層)の一般公開については、令和2年7月豪雨災害の影響により延期となりました。

⇒ 8月1日(土曜日)午前9時から一般公開をすることになりました。【7月29日追記】

新型コロナウイルス接触確認アプリ

国から、6月19日に、新型コロナウイルス感染症対策として、スマートフォンで利用できる「接触確認アプリ」の提供が開始されました。
このアプリは、プライバシーに最大限配慮しつつ、感染者と接触した可能性がある場合、通知を受けることができる仕組みになっています。
このアプリを多くの方が利用すればするほど、感染拡大の防止に効果を発揮することができます。
私もアプリをインストールしました。県民の皆様におかれましても、感染拡大防止のため、積極的な利用をお願いいたします。

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