熊本県

熊本の歴史と文化

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熊本の歴史

 〈原始・古代〉 古代文化の宝庫

温暖な気候、豊かな水、広大な丘陵をもつ熊本には、約2万8千年前から人々が 住んでいました。旧石器・縄文時代の遺跡は、県下各地で発見されています。弥生時代には、いち早く稲作が始まり、大陸に近いことから青銅器や鉄器も見られます。玉名郡天水町では日本最古の鉄斧が出土しており、弥生文化が栄えたことが知られています。古墳時代には、まず、宇土半島の基部に4世紀代の前方後円墳が築造され、その後、県内各地で造られるようになりました。このころ、「火の君」と呼ばれる豪族が栄えました。古墳時代の後半(6・7世)には玉名郡菊水町江田船山古墳にみられるように、大陸との交流を示す遺物を持つ豪族も現れました。墓の中に絵や文様を描く「装飾古墳」や石人・石製品を古墳に立てる独自の風習も大流行しました。筑紫国造磐井の反乱(527年)後、「屯倉(みやけ)」と呼ぶ畿内王権の直轄地が置かれ、全国的な政治体制の中に組み入れられました。律令時代になると、豊かな熊本県は九州で唯一の「大国」となります。鞠智城(菊池市、山鹿市)が造られるのもこの頃です。また、8世紀編纂の「万葉集」にも熊本の風土が歌われています。

 〈中世〉 全国に名を轟かせた武士たち

平安時代に入ると、肥後国には14の郡とその下には99の郷ができました。荘園全盛期には、阿蘇荘や鹿子木荘、山鹿荘など約10の大荘園ができ、この中から武士団が台頭してきました。そして、いよいよ武士が活躍する時代の始まり。鎌倉時代には、武士たちが地頭や守護に任命され、阿蘇氏や菊池氏、小代氏が各地で勢力をふるいました。鎌倉御家人だった相良氏も球磨地方に入国し、独特の仏教文化を残しました。南北朝時代になると、九州も中央の事情を反映して二派に分かれて対立しました。菊池氏の勢力が強まり、阿蘇、名和、相良の諸氏がこれに続きました。しかし、室町末期、菊池氏の勢力が衰えると、豊後の大友氏、肥前の龍造寺氏、薩摩の島津氏の勢力が伸びてきて、肥後国は戦国三大名の争奪の地となりました。その後、島津氏の勢力下におかれ、豊臣秀吉の九州平定まで続きました。

 〈近世〉 文化欄熱の時代

天正15(1587)年、九州を平定した秀吉は、佐々成政を肥後の国主に任じましたが、国衆一揆により佐々は失脚。その後、加藤清正が県北を、小西行長が県南を、相良氏が球磨を支配しました。熊本城を築造した加藤清正は慶長5(1600)年の関ヶ原の戦いで滅んだ小西氏のあとを受けて肥後を統一。領内では土木・治水工事を手掛けるなど多くの業績を残しました。寛永9(1632)年、加藤氏の後を受けて肥後に入国した細川氏は明治維新まで肥後54万石を治め、茶道の肥後古流、能の喜多流と金春流、門外不出の肥後六花、相撲の吉田司家、肥後象嵌などの文化育成に力を注ぎました。また、3代細川忠利の招きで熊本にやってきた剣豪宮本武蔵は、晩年を熊本で過ごし、「五輪書」を著しています。天草は長崎に近く、小西氏がキリシタン大名であったことから、キリスト教が広く浸透し、コレジオ(天草学林)が建てられたり、ラテン語や天文学などキリシタン文化が栄えました。しかし、慶長18(1613)年に禁教令が出され、次第にキリシタン弾圧が厳しくなる中、重税に苦しめられた農民3万7000人が寛永14(1637) 年、一揆を起こしました。これが天草島原の乱です。この翌年鎖国令が出たのもこの乱が大きな原因になったからと言えます。これ以降、天草は明治維新まで天領となりました。

 〈近代〉 近代国家建設の舞台

明治2(1869)年、版籍奉還。同4(1871)年の廃藩置県により熊本藩は熊本県に、 人吉藩は人吉県に、天草は一時、長崎県に編入され、同9(1876)年に現在の熊本県ができあがりました。明治4(1871)年、熊本医学校、熊本洋学校が設立されるなど、西洋文明による近代化が図られました。一方、士族たちの新政府に対する不満が増大。同9(1876)年に神風連の乱、同10(1877)年には西南戦争が起こり、熊本がその主戦場となりました。水前寺公園の近くに移築されている熊本洋学校教師館は、西南戦争時に佐野常民が博愛社創立の許可を受けたところで、日本赤十字発祥の地とされています。明治20(1887)年には第五高等中学校が設けられ、夏目漱石、小泉八雲らが教鞭を取り、多くの人材が巣立っています。


 

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