熊本県

農業大学校 第41回卒業式挙行

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校長式辞 熊本県立農業大学校 荒木 亮校長

校長祝辞
式辞
 爽やかな新緑の中に皆さんを迎えた日から二年が過ぎようとしています。
 この間、皆さんの頑張りを静かに見守ってきた農大の木々には早くも春の訪れを感じます。
 本日ここに、晴れて旅立ちの日を迎えられた七十二名の皆さん、卒業おめでとう。
 また、この日を心待ちにしてこられた御家族の皆様のお喜びも一入のことと存じます。
 心からお祝いを申し上げます。
 農業大学校は、熊本の農業を担う優れた農業経営者、農業・農村のリーダーの育成を目的としております。四十数年の歴史の中では素晴らしい人材が数多く輩出し、現在の熊本農業を力強くけん引しています。
 皆さん方はその歴史と志を受け継ぐ者です。そのことをしっかりと自覚し、誇りと自信を持ってください。
 これからの皆さんの活躍でこれまでの歴史に新たなページが刻まれることを切に期待しています。
 さて皆さんはこの二年間、農業に関する専門的な知識や技術を学び、経営感覚や実践力を磨いてきました。
 実習や農家研修では農業の楽しさや収穫の喜びを体感する一方で、その難しさや厳しさも感じたことでしょう。素晴らしい先達の経営に接し大いに触発される機会も多かったと思います。
 プロジェクト学習では自らテーマを設定し取り組みました。なかには失敗を重ねながらも、先生方と二人三脚で頑張りぬいたことが皆さんの卒業論文を読ませてもらうと十分伝わってきました。
 寮生活を農大の思い出としてあげた人も多いと思います。
 最初は不安や戸惑いもあったと思いますが、同じ志を持つ仲間同士。語らい、助け合い、時には喧嘩しながらも培ってきた友情と一体感。これは何物にも代えがたいものです。一生の財産として大切にしてください。
 四月から皆さんは就農、就職、進学とそれぞれの道を歩き始めます。
 どの道にも無限の可能性とチャンスがあり輝かしい未来を思い描くことができます。しかし、そこに至る過程には乗り越えなければならない壁も多くあります。時には悩み苦しむこともあるでしょう。
 そんな時は農大の五つの校訓を思い出して下さい。
 自覚、自彊、自啓、自治、自尊。この五つの校訓のもと、皆さんが学び受け継いできたのは技術や知識だけではありません。
 「何事も自分の力で切り開く」という創立以来の農大生の姿勢、生き方です。
 この二年間でその訓練を積み、しっかりと力をつけました。今、晴れて卒業の時を迎え、これからが皆さんの出番です。
 令和という新しい時代を皆さんの手で作り上げていってください。
 私の好きな言葉に「Think glovary Act locally」という言葉があります。
 もともとは環境保護の運動からきている言葉のようで「世界規模の環境変化を考えながら、できることからやっていこう」という意味らしいのですが、私は環境だけにとどまらず、色んな場面で広く解釈しています。
 常に広い視野を持ち、柔軟な頭でグローバルに物事を考えながらも、しっかりと地域に生き、地に足を付け着実な歩みを続ける。そんな人間になってほしいと思います。
 皆さんの活躍は後に続く多くの後輩たちの目標となります。そして、その積み重ねの先にこそ農業界の大きな発展があります。
 私たちは皆さんの人生に微力ながら関わることができたことを誇りに思い、いつまでも応援しています。
 卒業する皆さんの限りない発展とご活躍を祈念し式辞といたします。
 令和二年三月七日
   熊本県立農業大学校 校長 荒木 亮
 

送辞 寺田学生会長

送辞

寺田会長掃除
 肌を震わす冷たい風もいつしか和らぎ暖かな春が近づいて来ましたこのような良き日に、熊本県立農業大学校第41期生として、卒業を迎えられました72名の先輩方、本日は卒業おめでとうございます。在校生を代表としてお祝い申し上げます。希望を胸に熊本県立農業大学校の門をくぐってからはや二年、かけがえのない様々な思い出が走馬灯のように思い出されるのではと思います。        

 一年前、入学したばかりで何をすればいいのか分からなかった私たちを、先輩方は温かく迎え入れてくださいました。日々の寮生活や学校生活、その他様々な面でもご指導していただきありがとうございました。特に黒石原祭では数か月も前から綿密な打ち合わせを繰り返され、点呼後や昼食の時間までも割き、何度も打ち合わせをされておられました。私は先輩方の足を引っ張らないように必死でしたが、おかげで昨年度の黒石原祭は大成功でした。先輩方の姿を見て協力することの大切さを学びました。
 しかし、やはり先輩方の思い出に深く残っているのは日々の寮生活ではないでしょうか?
 二年間、ほぼ毎日生活を共にされてきた中で、築かれた絆はかけがえのないものではないでしょうか?先輩方は今日をもってこの学び舎を後にして社会へ旅立っていかれます。一寸先は闇とは今の日本の社会を表す言葉だと思います。これから少なからず、キツイことやツライことが待っていると思います。しかし凧揚げで凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時です。風に流されている時ではありません、どんな困難がまっていても、築かれた絆でのり超えていけると思います。
 私たち在校生は、先輩方が築いてこられた歴史と伝統を受け継ぎさらに発展させていき、よりよい農大を作っていく覚悟です。卒業されてもお時間があるのならば、農大に遊びにいらしてください。
 名残惜しいですが、お別れの時が来ました。卒業生の皆様のご健康と益々のご発展を心からお祈りし、送辞とさせていただきます。

 令和二年三月七日
   在校生代表 野菜学科 寺田 信太郎  

 

答辞 農学部畜産学科肉用牛コース 市原 朱沙

市原 朱沙
答辞
 校内の梅の花はまるで冬の寒さを奪い取るかのように咲き始め、学園の森の木々も暖かな春の日差しに輝き始める季節となり、その輝きが私共卒業生の人生の輝きを予感させるような今日の良き日。私共はこの学び舎を巣立ちます。
 本日は私共のために、校長先生、副校長先生をはじめとする諸先生方。また、保護者の皆様や学生会長に御臨席を賜り、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催も危ぶまれた卒業式を挙行していただき、誠に有り難うございます。
 また、校長先生から最後の御教え、心温まる式辞や寺田学生会長からのお別れの言葉をいただき、このように多くの祝福に包まれて旅立つ幸せを私共は終生忘れることはありません。深く感謝申し上げます。本当に有難うございました。
 2年前の春、私共は本校の門をくぐり本校へ入学しました。農大での学びは、専門知識や技術の習得に加え、プロジェクト研究に向けた調査活動は、地道な活動でも継続することで、努力が実を結ぶことを学びました。また、長期間に渡る農家派遣研修では、受入農家の経営に対する理念や農業という産業をとおして、社会に貢献する姿を見せていただきました。そして、オーストラリアにおける海外農業研修では、言葉の違いによる壁にぶつかりつつも、コミュニケーションを図る勇気や、異文化の香りに触れ、自らの行動や視野を広げる機会であった事を思い出します。
本校における学生生活の一つひとつ彩る行事それぞれに、私共の特性、すなわち「個性」を伸ばすプログラムが組み込まれており、私自身、今まで知らなかった自分の発見に驚かされる日々でした。私の周りにもあらゆる資格を取得し、農業界へ貢献しようとする仲間がいたこと。それこそが私の誇りであり、心の支えとなっていました。
 私共がこうして卒業の日を迎えられたのも、保護者の皆様のお陰です。私はこの場をお借りして、暑い日も寒い日も、雪の降る日も雨の日も、朝から晩まで体を動かし私に今日の日を与えてくれた両親にお礼を言わせていただきたいと思います。「お父さん、お母さん、本当に有難う。」
最後に校長先生。これまで小さな地域社会の中で生活し、見識が狭かった私にこのような素晴らしい学校で学ぶ機会を与えていただき、本当に有難うございました。
 いよいよ、お別れの時です。この学校で学んだ「個性の伸展による人生錬磨」をオールに未知なる大海へと自信を持って漕ぎ出します。そして、日本の伝統や農村文化を継承しつつ、世界に輝く人材になるべく努力を惜しまないことを誓いますので、いつまでも見守っていただければ、この上ない喜びです。
 名残は尽きませんが、先生方の末永いご健康と、熊本県立農業大学校のますますのご発展、そして、世界中で猛威を振るう感染症の一日も早い終息を願い、熊本県立農業大学校第41回の卒業生答辞といたします。
 令和二年三月七日
   卒業生代表 農学部畜産学科肉用牛コース 市原 朱沙 


       

 





 

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