12月13日(木曜日)に、
農業研究センター果樹研究所
にて、平成30年度熊本県農業研究センター果樹関係研究成果発表会を開催しました。
本発表会は、果樹に関する研究成を広く関係者に伝達し、今後の試験研究の方向等について検討するため、毎年開催されています(当日の概要は、
今回は、カンキツ新品種「熊本EC12」に関して、成果発表だけでなく試食や現地検討会が行われることもあり、参加総数が131名と例年よりも多くの方にご参加いただきました。
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果樹研究所長による主催者あいさつ | 来賓代表あいさつ |
まず、果樹研究所、球磨農業研究所、天草農業研究所から、最新の研究成果を口頭発表しました。また、発表後および総合討議において、質疑応答を通して参加者の方と意見交換が行われました。
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加温栽培ヒリュウ台「肥の豊」の成木初期における安定生産のための適正着果量(平成30年度研究成果情報) | 亜熱帯果樹ライチ「篤姫」の加温栽培における生育特性 (平成30年度研究成果情報) |
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モモ新品種「さくひめ」の特性と県内における導入可能地域の推定 (平成30年度研究成果情報) | クリ果実の冷蔵処理によるクリシギゾウムシの被害抑制効果 (平成27年度研究成果情報) |
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平坦地における収穫ネットを活用したクリ収穫作業の省力化 (平成29年度研究成果情報) | 総合討議 |
次に、カンキツ新品種「熊本EC12」の特性に関する研究成果を発表し、質疑応答では、時間が足りなくなるほど活発に意見が交換されました。
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熊本EC12成果発表(1) | 熊本EC12成果発表(2) |

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熊本EC12質疑応答(1) | 熊本EC12質疑応答(2) |
その後、試食会が行われ、「熊本EC12」「みはや」「はれひめ」の3品種が用意され、参加者はそれぞれの違いについて確かめ、意見や感想を交換していました。
「熊本EC12」を食べた個人的な感想ですが、「熊本EC12」は他の2品種と比較して、甘みがあり中の袋も柔らかいため、おいしいだけでなくとても食べやすく感じました。
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試食会の様子(1) | 試食会の様子(2) | 試食会の様子(3) |
最後に、ほ場にて「熊本EC12」の現地検討会が行われ、実際の樹の様子を見ながら、参加者から盛んに質問があり、とても活気に溢れていました。
今回発表した「熊本EC12」を除く成果については、こちら
の「公表年度毎」から詳細をご覧いただけます。
今後も随時、各研究所から研究成果の発表等を行っていく予定ですので、興味のある方は是非、覗いてみてください。