天草ビジターセンター・天草展望休憩所

雲仙天草国立公園の東の玄関口。 この施設は、観光客に対する国立公園のインフォメーション機能を持つビジターセンターと、ティーラウンジ、物産ショップがある展望休憩所の2棟で構成されている。 アプローチを上がり、玄関の前に立つと棟の間から天草の絶景が目に飛び込んでくる。 海側の壁面いっぱいに開かれた窓からも、最高の展示物である大自然を望むことができ、これから訪れる天草の歴史や風土を楽しく学ぶことができる。
建築概要
この建物の屋根ラインは、国立公園である天草松島の景観にとけ込むよう、島の稜線に合わせたものである。館内から眺める美しい群島の景色をここでの第一の展示物と考え、海側には壁を一切設けていない。壁や床に埋め込んだり、取り付けた石は、すべて天草各地で採集した自然の標本である。 この施設には定められた順路や楽しみ方はない。干潟で潮干狩りをしたり、野山の散策を楽しむように、来館者が自由に興味の対象を発見してほしいと考えた。車から降りてこの敷地一帯を散歩すること自体が、天草の風物や自然に触れる一端となっている。
 
<建築データ>
| 名称 |
天草ビジターセンター・天草展望休憩所 |
| ふりがな |
あまくさびじたーせんたー・あまくさてんぼうきゅうけいしょ |
| 所在地 |
上天草市松島町 |
| 主要用途 |
展示施設、休憩施設 |
| 事業主体 |
ビジターセンター/熊本県 展望休憩所/松島町(現・上天草市) |
| 設計者 |
古谷誠章+中川建築設計事務所 |
| 施工者 |
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| 建築 |
山口工務店、渡辺建設 |
| 電気 |
鶴電気設備工業所、西本電機 |
| 衛生 |
天草設備、西山電設 |
| 敷地面積 |
11,411m2
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| 建築面積 |
761m2
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| 延面積 |
654m2
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| 階数 |
地上1階 |
| 構造 |
鉄筋コンクリート造+鉄骨造+木造 |
| 外部仕上 |
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| 屋根 |
カラーステンレス瓦棒葺+特殊非加硫ゴム付カラーステンレス |
| 外壁 |
化粧コンクリート打放し一部合津石貼り |
| 施工期間 |
1993年11月~1994年7月(展示部分を除く) |
| 総工事費 |
382百万円(展示部分を除く) |
<受賞データ>
<建築家プロフィール>
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古谷 誠章(ふるや のぶあき) |
| 1955年 |
東京生まれ |
| 1978年 |
早稲田大学理工学部建築学科卒業 |
| 1980年 |
早稲田大学大学院博士前期課程修了 早稲田大学穂積信夫研究室助手 |
| 1983年 |
早稲田大学理工学部助手 |
| 1986年 |
近畿大学工学部講師 文化庁芸術家在外研修員としてマリオ・ボッタのスタジオに在籍 |
| 1990年 |
近畿大学工学部助教授 |
| 1994年 |
早稲田大学理工学部助教授、スタジオ・ナスカを開設 |
主な作品 狐ケ城の家、田野畑村民俗資料館、ささき別荘 |
| 受賞歴 |
| 1991年 |
吉岡賞(JA house新人賞) |
PHOTO:清島靖彦
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土木部 建築課 アートポリス・UD班
電話:096-333-2537
(ID:1674)