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白川橋左岸緑地トイレ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004301 更新日:2020年8月1日更新

白川橋左岸緑地トイレの画像1

建築概要

熊本駅からわずか数分の白川の河川敷に立つ、小さなランドマークである。およそ11平方メートルの建築ではあるが、駅周辺の建築群との連続性に加え、白川橋上に設置された、藤江和子氏による1992年度のアートポリス作品「フライングライト」との呼応関係も必要である。雄大な川の風景のなかで、橋を渡る人がちょっと楽しく嬉しくなるような、チャーミングな建築にしたいと考えた。


鋳鉄による樹状ユニットは、治水上の理由で樹木が少なく、ハードエッジな土木構築物が支配的な河川敷において、トイレに明快な輪郭を持たせないことで、風景の緊張をやわらかくできるのでは、というアイディアから生まれている。この樹木ユニットが、3つのトイレの大きさに合わせて円弧状に広がり、また川に向かってやさしく傾くように、その配置を細かく設計した。子供たちが遊ぶ白川の河川敷を見下ろす、小さなまちづくりの拠点になってほしいと願っている。

白川橋左岸緑地トイレの画像2白川橋左岸緑地トイレの画像3白川橋左岸緑地トイレの画像4

建築データ

名称 白川橋左岸緑地トイレ
ふりがな

しらかわばしさがんりょくちといれ

所在地 熊本県熊本市本山3丁目
主要用途 公共トイレ
事業主体 熊本市
設計者 太田浩史/デザインヌーブ
施工者 株式会社 富田建設
敷地面積 36,415.07平方メートル
建築面積 11.59平方メートル
延面積 11.59平方メートル
階数 地上1階
構造 鉄骨造
外部仕上  
屋根 ガルバニウム鋼板
外壁 金属サンドイッチパネル
施工期間 2010年12月~2011年3月
事業費 13百万円

建築家プロフィール

太田浩史氏

太田 浩史(おおた ひろし)
1968年 東京都生まれ
1991年 東京大学工学部建築学科卒業
1993年 東京大学大学院研究科建築学専攻修士課程修了
1993年 東京大学キャンパス計画室助手(~98)
2000年 樫原徹とデザインヌーブ共同設立
2002年~ 東京ピクニッククラブ共同主宰
2003年~ 東京大学国際都市再生研究センター特任研究員(~08)
2009年~ 東京大学生産技術研究所講師

主な作品

久が原のゲストハウス、DUET、ピクノポリス、PopulouSCAPE