新八代駅前モニュメント「きらり」

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水平に広がる田園風景の中に大きなスケールの新幹線駅が建設された。その駅前広場のための小さなモニュメントである。モニュメントは内部空間をもつあずまやのようなもので、壁と屋根といった建物らしい部材とスケールでつくられている。なので、遠くからみると田園の中に散在する民家のひとつのようにもみえるが、壁と屋根にあけられた無数の穴が認識される位置にまで近づいたときに、その表情は一変する。壁と屋根は特殊なコンクリートでつくられており、通常の鉄筋コンクリート造に比べて壁の厚さが極端に薄い。紙でできた軽い構造物がぽんっと置かれているような見え方を目指した。内部では穴から日光が降り注ぎ、囲われていながらも、ほとんど外にいることと変わらないような感覚でひと休みができるような場所となっている。

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建築データ

名称 新八代駅前モニュメント「きらり」
ふりがな しんやつしろえきまえもにゅめんと「きらり」
所在地 八代市上日置町
主要用途 モニュメント
事業主体 八代市
設計者 乾久美子
施工者   
 製作 乾久美子建築設計事務所
高さ 6.2m
構造 ガラス繊維入りコンクリート構造
外部仕上  
 屋根 ガラス繊維入りコンクリート構造
 外壁 ガラス繊維入りコンクリート構造
制作期間 2003年8月〜2004年2月
総制作費 30百万円

乾久美子 写真
乾 久美子(いぬい くみこ)
1969年 大阪市生まれ
1992年 東京芸術大学美術学部建築科卒業
1996年 イェール大学大学院建築学部修了
1996〜2000年 青木淳建築計画事務所勤務
2000年 乾久美子建築設計事務所設立
  東京芸術大学美術学部建築科常勤助手
●主な作品
ルイ・ヴィトン高知店
ヨーガンレール丸の内店


PHOTO:阿野太一