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落雷、降ひょう、突風の事前事後対策

更新日:2008年3月27日

「落雷、降ひょう、突風」の事前・事後対策として考えられる措置

 農作物の事前・事後対策をとりまとめましたのでお知らせします。

1 野菜


 露地野菜
《事前対策》
 現在ハクサイ、ブロッコリー、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、サトイモ、などの露地野菜が栽培中です。
 予防策として、トンネル栽培の場合被覆を強固にし、強風、ひょうの被害を最小限にします。また無被覆栽培の場合は可能な範囲でネットを被覆することが有効です。
《事後対策》
 降ひょうにより穴が空いたり、傷がついた部分から細菌性の病害が発生する可能性があります。とくに前年に軟腐病等の細菌性病害が多発したほ場にでは、被害残渣とともに病原菌が土壌中に残っているので、注意が必要です。
 この対策として、被害が甚だしい部位の除去、被害直後から細菌性病害に登録のある農薬による予防散布を実施します。なお、銅剤使用の場合は薬害回避のために、炭酸カルシウム剤の加用などを検討します。この場合、作物の汚れに注意します。
 施設野菜
《事前・事後対策》
 現在、フィルムを被覆している施設では、ハウスバンドの締め直しなどフィルムの飛散・破損防止のための点検・整備を行っておきます。
 落雷により停電、電子機器の破損、加温機設定の解除等が懸念されます。発電機の準備をすることと併せて、事後の加温機、換気装置などの動作確認を徹底し、二次被害の発生を防止します。
  フィルムの破れ等の被害が発生した場合は、早急に修復し、夜間の低温による生育への影響を最小限に抑えます。

2 果樹  

 
《事前対策》
  現在、フィルムを被覆している施設では、ハウスバンドの締め直しなどフィルムの飛散・破損防止のための点検・整備を行います。
 ひょう害は、局所的に発生するのが特徴で、被害はひょうの大きさと降ひょう継続時間により程度が異なり、直径6.4mm以下のひょうは農作物への被害程度は軽いと云われています。問題は、これより大きい径の降ひょうがある場合ですが、防止策としては防ひょう網を被覆する以外にありません。防鳥ネット(目の径が小さいもの)も被害を軽減できるのでネットを展張可能な園地では事前に被覆しておきます。
《事後対策》
 突風・降ひょうによりフィルムが破損した施設では、早急に補修を行います。また、換気扇や自動巻き上げ装置、暖房器などは落雷で電源が遮断してないか必ず点検します。
 枝折れした部位は、切りかえします。樹皮がめくれた部位は削り、癒合剤を塗布します。スモモ、モモ、ナシなど開花中またはつぼみ状態の花蕾が損傷した場合は、結実確保のため、通常以上に入念な受粉を徹底します。また、枝梢葉の傷痕から病害が発生しやすいので、早急に薬剤散布を行います。


3 花き

《事前対策》
 1)降ひょう対策として4mm目合い程度のネットなど被覆物による遮断が可能な場合は準備を行います。
 2)施設栽培においては、強風を伴うことが多いため暴風対策を併せて行います。
《事前・事後対策》
 落雷により停電、電照の中断、電子機器の破損、加温機設定の解除等が懸念されます。発電機の準備をすることと併せて、事後の通電状況、加温機、自動換気装置などの動作確認を徹底し、二次被害の発生を防止する。
《事後対策》
 1)茎葉が損傷した場合は、病原菌の侵入を防ぐため殺菌剤の散布を行います。
  また、損傷の酷い部分は天候の回復後、摘除し、ほ場外へ持ち出し処分します。
  2)フィルムの破れ等の被害が発生した場合、早急に修復し、夜間の低温による生育への影響を最小限に抑えます。
 3)出荷にあたっては調整・選別を十分行います。

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