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多剤耐性菌について

更新日:2010年9月17日

 今般、多剤耐性アシネトバクター・バウマニによる院内感染事例や、これまで国内で見られなかったニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM1)産生多剤耐性菌による感染事例が明らかになっています。

 これらの多剤耐性菌は、健康な方については、体の中に入ってもすぐに病気になるわけではありませんが、体の抵抗力が落ちているときには、多剤耐性菌による感染症にかかることがあり、治療が難しくなるので注意が必要です。

 

  • 多剤耐性菌とは、多くの抗菌薬(抗生剤)が効かなくなった細菌のことです。
  • 一般的に、健康な方については多剤耐性菌が体の中に入ったり、皮膚や粘膜の表面についたりするだけで、すぐに病気になるわけではありません。
  • しかし、体の抵抗力が落ちているときなどは、多剤耐性菌による感染症にかかることがあり、この場合、抗菌薬(抗生剤)が効かないため、治療が難しくなります。
  • 感染を予防するには、手洗いの励行が重要です。

 

健康な方にとっての多剤耐性菌の影響は?

  • 多剤耐性菌の感染力や病原性(病気を起こす力)は、耐性菌でない細菌と同じです。
  • 一般的には、健康な方の体の中に入ったり、皮膚や粘膜の表面についたりするだけでは、すぐに病気になるわけでありません。

家族が多剤耐性菌による感染症と診断されたときに注意することは?

  • 普段の生活の中で、ご家族の方にうつることはほとんどありませんが、手についた菌が口に入ってしまって、多剤耐性菌に感染することがあるので、患者さんに接触した後の手洗いはきちんとすることが大事です。
  • 特に、トイレを使用した後は、きちんと手を洗ってください。

多剤耐性菌が問題となっている地域から帰国したが、検査をする必要は?

  • 症状がなければ、検査をする必要はありません。
  • 体調不良を感じたら、早めに医療機関を受診してください。

多剤耐性菌に有効な消毒方法は?

  • 腸管出血性大腸菌(O157など)やサルモネラなどの食中毒を起こす菌の消毒と同じように、加熱やアルコール系などの一般的な消毒薬が有効です。

 

 詳しくは、厚生労働省ホームページ(多剤耐性菌について)をご覧ください。