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統計界の最高の栄誉平成27年度「大内賞」県内初受賞!!
このたび、平成27年度大内賞を米岡富美惠氏(熊本市統計調査員)が受賞され、11月19日(木曜日)に開催された、第65回全国統計大会(国立オリンピック記念青少年総合センター)において表彰式が行われました。
県内初の受賞であり、下記のとおり知事へ報告されました。
記
- 受賞者 米岡富美惠(よねおかとみえ)氏
- 知事報告
- 日時 平成27年11月26日(木曜日) 午前9時から午前9時20分まで
- 場所 知事応接室
- 訪問者 米岡富美惠 氏
- 大内賞受賞の様子(東京都)
第65回全国統計大会(西村委員長より表彰状授与)
第65回全国統計大会(全景) - 知事表敬の様子(知事応接室)
蒲島知事への報告及び懇談
蒲島知事との記念撮影
米岡富美惠氏の功績
42年間にわたり、家計調査、工業統計調査(10回)、商業統計調査(7回)、全国消費実態調査(3回)など86回の統計調査に従事され、中でも世帯の協力を得ることが困難とされる家計調査に42年間もの長きにわたり従事されるとともに、的確な助言により後進の育成に努められるなど、我が国の統計の進歩に貢献されました。
大内賞の概要 ~日本の統計関係者に対する最高の栄誉~
1 概要
大内賞は、戦後における我が国の統計の再建に政府の統計委員会委員長として尽力した大内兵衞(おおうちひょうえ)博士の業績を記念して、昭和28
年度に広く統計関係者の士気の高揚と統計知識の普及に寄与することを目的に設けられたもので、我が国の統計の進歩に貢献した個人、団体等に贈られます。
統計関係者に対する表彰制度としては、各府省大臣表彰制度や叙勲・褒章がありますが、大内賞は、受賞者の業績に対する厳しい審査、官民を問わない広い選考範囲に特色があり、今日、統計関係者の中で、我が国における統計界の最高の名誉でとされています。
創設以来、国、都道府県、統計関係団体等から候補者の推薦を受けて大内賞委員会が選考し、平成26度までに304名、3団体が受賞しています。
2 大内博士の業績
大内博士は、我が国の統計及び統計制度の再建のために、昭和21年12月に設けられた当時の統計委員会の委員長として、統計の基本法である統計法(昭和22年法律第18号)の立案に参画されたほか、官庁統計機構の整備充実、統計体系整備のための各種統計調査の調整等に尽力されました。我が国の現在の統計制度の基盤は、この時期に確立されたといえます。
また、当時の統計委員会が行政管理庁(現総務省)に吸収された後は、引き続き、統計審議会会長として重責を担われるなど、戦後の我が国の統計及び統計制度の改善、発達に大きな足跡をの残されました。
3 大内賞の受賞資格
- 著書、論文等によって、我が国の統計実務の進歩に貢献した人
- 多年統計実務に従事して、我が国の統計の進歩に貢献した人
- 多年統計の普及につとめ、我が国の統計の進歩に貢献した人
- 統計の実務又は普及を通じ、我が国の統計の進歩に顕著な貢献をした人又は団体等
平成10年度から、統計の進歩に貢献された業績を評価することにより、個人ばかりでなく、団体等であっても受賞できることになり、平成17年度から、官庁、民間統計実務担当所のみならず、大学、研究機関、学会等において、著書、論文等によって、我が国の統計実務の進歩に直接貢献した人も受賞できるようになりました。
4 大内賞委員会の構成
大内賞委員会は、内閣府統計委員会委員長(西村清彦東京大学大学院経済学研究科教授)を委員長とし、統計委員会の部会長(5名)により構成されています。
5 受賞者の選考方法
平成27年9月17日(木曜日)に、平成27年度大内賞受賞者を選考する大内賞委員会で、今年度の大内賞を3名に贈ることが決定されました。
この内のお一人として、熊本県が推薦しました熊本市の統計調査員、米岡富美惠氏が長年の功績を認められ、県内で初めて大内賞を受賞することなりました。
受賞
平成27年11月19日(木曜日)に開催された第65回全国統計大会(国立オリンピック記念青少年総合センター)において、大内賞委員会委員長から受賞者に対し、賞状のほか副賞として大内兵衛博士の横顔をデザインしたメダル等が贈呈されました。
【メダル(純銀):表】
【メダル(純銀):裏】