モンタナの風便り2011(アメリカモンタナ州ボーズマン在住、Lanes 服部智愛さんによるエッセイ)
熊本県とアメリカモンタナ州は1982年に姉妹提携し、来年2012年に提携30周年を迎えます。
ここでは、熊本からモンタナへ移り住んだ方の体験を通し、モンタナの魅力を紹介します。
【ボーズマン在住、Lanes 服部智愛さんによるエッセイ】
モンタナの大自然については今までの風便りにも書かれているし、私がアウトドア派ではないということもあり、今回はアウトドア派ではない者から見たモンタナについてお伝えします。
私のモンタナに対する初めの印象は、「冬が寒い!」でした。その通り、夏が短く冬が長く厳しいモンタナですが、どのくらい冬が厳しいかと言うと・・・本当に寒いときは「鼻毛が凍るくらいの寒さ」です。口から息をすると喉の粘膜が凍る危険を感じるくらいです。モンタナでの記録的最低気温は、1954年1月20日Rogers Passでの -70F(-57C)。1972年1月15日のLomaでは、24時間(1日)の最高気温と最低気温の温度差が、最低気温-54F(-48C)、最高気温49F(9C)という世界記録もあるモンタナです。
モンタナに来た当初は、熊本では珍しい雪がたくさん見られてうれしかったのですが、ここで生活をするというとまた違います。まず、雪かき。たくさん積もると大変なのでこまめにやらないといけません。冬は心臓発作の件数が増えますが、その一番の要因が雪かきです。そういうこともあり、子どもにお小遣いをあげて雪かきをさせたり、機械で雪かきをする家庭も多いようです。もう一つ雪で大変なのは、通勤/通学。熊本では雪が降ると交通機関が大混乱ですが、モンタナでは雪で学校や会社を休みということはありません。雪の上、時にはツルツル滑る氷の上を、みんな学校に、会社にと向かいます。大雪が降った日、暖かくなって一旦溶けた雪が凍った日の車の運転は、何年経っても緊張します。
・・・とこう書くと、冬は嫌なことだらけで住むところじゃないように聞こえますが、家の中はセントラルヒーティングなので、トイレやお風呂が凍えるように寒い日本よりも、家の中では快適に過ごせます。また、雪はサラサラ粉雪なので、スキーやスノーボードをするには嬉しい限りです。他にも、スノーシューイング、クロスカントリースキー、アイススケート、そり滑り・・・家の庭ではかまくらや雪だるまを作り、楽しい事もいっぱいです。黒い服を着ているときなど、服に落ちてきた雪を注意深く見ると、雪の結晶がきれいに見えるんですよ。
今年も、いつ雪が降ってもおかしくない季節になりました。4歳の娘はすでに雪が待ち遠しいようです。今年こそ!子どもたちとスキーを始めたいと思いますが、どうなるでしょうか。今からたのしみです。
Lanes 服部智愛(れいんず はっとり ちあい)
県北の中学校で3年間教鞭を取り、2005年結婚を機に渡米。家族は夫、娘(4歳)、息子(1歳)。目下、看護婦になるべくモンタナ州立大学で看護学を専攻中。






