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八代市立博物館・未来の森ミュージアム

更新日:2012年2月7日

未来の森ミュージアムの写真です

 

旧八代城主である松井家が所蔵する様々な美術品を中心に、過去から現在に至るまでの八代の文化と歴史を紹介する博物館である。
敷地は八代城址の近く、文化施設の集まる緑豊かな文教ゾーンの中心にある。
敷地内の木々は可能な限り残され、前面の通りからはメタリックな建物のシルエットが木々の緑の間から見えかくれする。
「未来の森ミュージアム」の名称は公募によって決められたものだが、このメタリックな建物と緑豊かな環境との調和をイメージさせてくれるようだ。

建築概要

この計画では、視覚的な高さが抑えられたヒューマンな環境を考慮し、建物の威圧感を軽減することに大きな注意がはらわれた。1階部分には閉鎖性が高くボリュームの大きな2つの展示室が配され、あたかも地下であるかのように盛土によって埋められている。平坦な敷地に芝生で覆われた小高い丘が隆起したかのようでもある。丘の上にはエントランスホールやカフェなどのオープンなスペースが軽やかに浮ぶ屋根の下に広がっている。メタリックな被覆に包まれた収蔵庫は屋根の上に浮べられ、未来の正倉院として、博物館のシンボル的役割を担っている。

未来の森ミュージアムの夜の写真です未来の森ミュージアムの内観の写真です


Photo:富岡本公二、「新建築社」写真部、熊本県広報課

<建築データ>

名称八代市立博物館・未来の森ミュージアム
ふりがなやつしろしりつはくぶつかん・みらいのもりみゅーじあむ
所在地八代市西松江城町12-35
主要用途博物館
事業主体八代市
設計者伊東豊雄
施工者 
 建築竹中工務店・和久田建設・米本工務店建設工事共同企業体
 電気白鷺電気工業・九州電設産業建設工事共同企業体
 空調新日本空調・平野電気設備工業所建設工事共同企業体
 衛生中尾工務店・三幸設備工業建設工事共同企業体
 昇降機竹中工務店・和久田建設・米本工務店建設工事共同企業体
 外構竹中工務店・和久田建設・米本工務店建設工事共同企業体
敷地面積8,223m2
建築面積1,432m2
延面積3,418m2
階数地下1階、地上4階
構造鉄筋コンクリート造・鉄骨造
外部仕上 
 屋根ステンレスシーム熔接工法
 外壁コンクリート打放しフッ素樹脂塗装、ステンレスパンチング張
施工期間1989年11月~1991年3月
総工事費1,658百万円

<受賞データ>

1991年くまもと景観賞
1992年毎日芸術賞
1993年第34回建築業協会賞(BCS賞)
アーキテクチャー・オブ・ザ・イヤー
1997年くまもと景観賞「第10回記念大賞」
1998年公共建築100選(建設省50周年記念)

<建築家プロフィール>

伊東豊雄氏の写真です
伊東 豊雄(いとう とよお)
1941年ソウル生まれ
1965年東京大学卒業
1965年菊竹清訓建築設計事務所勤務
1971年アーバンロボット(URBOT)設立
1979年伊東豊雄建築設計事務所に名称変更
1998年くまもとアートポリスバイスコミッショナー
2005年くまもとアートポリスコミッショナー
 
主な作品
中野本町の家、ホテルD、シルバーハット、レストラン・ノマド、横浜・風の塔、せんだいメディアテーク
 
受賞歴
1984年日本建築家協会新人賞
1986年日本建築学会賞

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