青井阿蘇神社(人吉市)国宝指定!!
更新日:2008年12月1日
人吉市の青井阿蘇神社の5棟(本殿、廊、弊殿、拝殿、楼門)が国宝に指定されました。
概要
熊本県内の国・県指定の社寺建築の9割が球磨地方に所在しており、青井阿蘇神社はその代表ともいうべき建造物であり、熊本県に所在する初の国宝となりました。
青井阿蘇神社は、806年に創建され、球磨地方の鎮守として信仰を集め、中世以降は人吉城主相良氏の氏神となり、現在の社殿は江戸時代初期に建立されました。黒塗りで傾斜が急な萱葺(かやぶ)き屋根に極彩色を用いた装飾性の高い彫刻や模様に特徴がある桃山様式で、本殿、幣(へい)殿、拝殿が連なっています。
国宝としての価値
- 青井阿蘇神社の社殿群は、慶長年間に一連のものとして造営されたものであり、統一的意匠を持ち、完成度も高い。
- 各社殿は中世球磨地方に展開した独自性の強い意匠を継承しつつ、桃山時代の華麗な装飾性も機敏に取り入れ、近世の球磨地方における社寺建築の手本となっている。
- 本殿全面の雲龍など要所を飾る秀麗な彫刻、特異な弊・拝殿形式などは、広く南九州にその影響が認められ、南九州地方における近世神社建築の発展において、深い文化史的意義が認められる。






