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歯の健康

更新日:2008年12月1日

基本的な考え方

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 むし歯及び歯周病に代表される歯科疾患は、食生活や社会生活等に支障をきたし、ひいては、全身の健康に影響を及ぼすこととなります。
 また、歯及び口腔の健康を保つことは、単に食物を咀嚼するという点からだけでなく食事や会話を楽しむなど、豊かな人生を送るための基礎となるものです。
 現在、国において、生涯にわたり自分の歯を20本以上保つことを目標とした8020運動が提唱され、県も推進しています。
 8020の実現に向け、歯の喪失の2大原因であるむし歯と歯周病の予防のため、それぞれの疾病の急増期である幼児期と学齢期のむし歯予防、成人期の歯周病予防に取り組み、生涯を通じた歯及び口腔の健康増進を進めます。

むし歯予防

むし歯の原因は3つ、だから予防法も3つ

 むし歯の主な原因は、甘い飲食物、むし歯菌、歯の質の3つです。
むし歯を予防するには甘いものをひかえ、歯磨きでむし歯菌を取り除き、フッ化物を使って歯を強くすることの3つが大切です。

むし歯の原因と予防

 熊本県の子どものむし歯は、全国と比べて多く、効果的な予防方法を活用したむし歯予防に取り組む必要があります。
 特に、効果的なフッ化物活用として、フッ化物塗布やフッ化物洗口、フッ化物配合歯磨剤の使用等、個人、施設等において取り組んでいく必要があります。
むし歯有病者率

永久歯のむし歯の状況

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生涯を通じた上手なフッ化物の利用法

 フッ化物の利用は生涯を通じて行うことが必要ですやりやすい時期のフッ化物の利用は大きな効果が期待できます。
※むし歯になりやすい時期:歯が生え始めてから2~3年の間、乳歯や永久歯が次々に生えてくる1歳から中学生くらいまで。

年齢と場面に応じたフッ化物応用

 フッ化物応用:吐き出しができない低年齢児には低濃度(100ppmF)のフッ化物溶液による歯磨き、泡状のフッ化物配合歯磨き剤、フッ化物スプレー等
※注:フッ化物洗口は集団応用が家庭応用のいずれか一方を選択、その他のフッ化物応用は複合応用が可能

フッ化物歯面塗布
歯科医師、歯科衛生士が歯にフッ化物を塗布する方法です。年2~4会程度定期的に行うとより効果が得られます。
フッ化物洗口
フッ化物洗口液でうがいをする方法です。週1回法と毎日法があります。効果が高く、集団で行うのに適したむし歯予防方法です。
フッ化物配合歯磨剤
歯磨きの時に、フッ化物の配合された歯磨剤を使う方法です。成分欄に「フッ化ナトリウム」「モノフルオロリン酸ナトリウム」等とあります。

フッ化物とむし歯予防

こんなにむし歯が減ります!

 阿蘇市の旧波野村地域では、平成7年11月から保育所でフッ化物洗口が開始され、平成9年3月からは小学校と中学校で開始されました。

永久歯の一人平均むし歯数が減りました。

小学生で
  2.47本が0.85本に

中学生で
  4.34本が1.38本に

12歳児で
  3.88本が1.37本に
むし歯調査(永久歯の1人平均むし歯本数)
永久歯で最も重要な役割をもつ第一大臼歯(6歳臼歯)のむし歯をもつ子どもの割合が減りました。

小学生で
  46.2%が9.1%に

中学生で
  77.6%が29.5%に
むし歯調査(6歳臼歯がむし歯になっている者の割合)

正しく実施されたフッ化物洗口は安全です!

 どんな栄養素や薬でも、少なすぎると役に立ちません。また、多すぎると害になります。適量であってこそ、栄養となり薬となるのです。フッ素も同様、量が大切です。適正濃度で応用すれば安全です。

継続して体内に取り入れるフッ素の1日量グラフ週1回法の場合、1人分のフッ化物洗口液中のフッ素は9mg、1回分の洗口液を飲み込んでも急性中毒は起こりません。
フッ化物応用は、WHOをはじめ厚生労働省、日本歯科医師会等多くの専門機関・団体が推奨しています。

■フッ化物洗口マニュアル

■絵本

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歯周病予防

気付かぬうちに進行する歯周病

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 歯周病は、歯肉や歯を支えている骨などの組織におこる病気です、歯と歯肉の境目に歯垢(プラーク)や歯石がたまると、その中にいる歯周病菌が歯肉に炎症を引きおこします。さらに、そこにはさまざまな要因が加わると歯肉の出血や腫れが続き、歯を支える土台まで破壊され、歯がぐらぐらして痛くてかめなくなり、ついには歯が抜けてしまいます。

全身の病気とも関与している・・・

 糖尿病などの全身病気、喫煙などの嗜好や生活習慣病が歯周病をひきおこしたり、リスクファクター(危険因子)になっていることがわかっています。また、歯周病は心臓や肝臓に炎症をおこしたり、低体重出産をひきおこすなど、全身の健康にも悪影響を与えることがあります。

歯周病を予防しよう!

 40歳、50歳で8割を超えるという、多くの県民が歯周病にかかっています。早期から自分にあった歯磨き等セルフケアを実践し、かかりつけ歯科医院での健診や専門的口腔ケア(プロフェッショナルケア)を受ける等、歯の喪失予防に取り組んでいく必要があります。

歯周疾患検診結果

歯周病を予防するには!

  • 歯や口の状態にあった歯磨方法を身につけ、食後や寝る前には歯を磨きましょう。
  • バランスのとれた食生活をしましょう。
  • 定期的に歯石除去や歯科検診を受けましょう。
  • タバコは控えましょう。
  • かかりつけ歯科医をもちましょう。

自分にあった歯の磨き方を、かかりつけ歯科医や歯科衛生士に指導してもらいましょう!

歯の磨き方

※かかりつけ歯科医院をもち、定期的(1~6か月毎)に歯科検診を受けたり、専門的口腔ケア(プロフェッショナルケア)を受けることが大切です。

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